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第59話 ログアウトと現実
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「色々、迷惑かけているかもしれないけど、今後もよろしくね」
ともえ様が静かにそう言う。
「いえ。はい」
おかしな返答になってしまった。
「それは、そうと決まった?」
「何をですか?」
「…あら、話していないの」
トーコの方をともえ様は見ていった。
「はい。なんだか言い出しにくくて」
「大事なことなんだから、しっかりはっきり言わないと。今後のこともあるのだから」
その言葉で吹っ切れたのだろう、なんだか気合いを入れている感じがした。
「大事なお話があります」
「はい」
「この場所で融合異世界からログアウトできます。
ただし、元の世界で日常を過ごせますが、ここであったこと全てを忘れて頂きます。
それと同時に、前後の行動に修正を加えさせてもらい、1週間以内に死んで頂きます」
「なっ」
「死んだ場合、ここでの記憶が失われた状態で、しばらくこちらの層間連絡塔で過ごして頂きます」
衝撃的な言葉だが、自分の事のように感じられない。
いや、言葉という音は入ってくるが、言葉としての意味が分からない。
ちょっとした混乱状態だ。
ともえ様が、その言葉に頷いている。
「だいたいトーコの言ったとおりよ。神族になった瞬間から、元の世界では生きていくことが出来ないの。だから、その世界では死ぬ他ない。ただし、神族になった時点を忘れてしまっている以上、天界などで自由を与えることはできない。塔で過ごすと言ったけれど、事実上の幽閉。飲み食いしなくても、神族は死ぬことはない。ただ、覚えている人が少なくなれば、存在が薄くなり、全てが消えて終わるだけ。転生もできないから」
「そんな、選択の余地がないじゃないですか!」
「神族になるというのは、そういうこと。選択の余地は、ほとんどない。だから、あなたに選べるのは、元の世界に戻り死ぬことか、元の世界を捨てて融合異世界の現実を選択するかの2択。融合異世界の現実を選べば、こちらの世界で今まで通り暮らすこともできるわ」
ひどい内容だと思った。
ログアウト後の現実は1週間、後は幽閉で消え去る。
融合異世界にくれば、元の世界を捨てること。
「悪いけれど、ここで決めて。ログアウトか、放棄するか」
トーコはこっちを心配そうに見ている。
でも、言葉を掛けられないようだ。
「決められないか。決められないなら、私の方で決めてしまうけれど、いいのかな。望まない結果になっても後悔しない?まぁ、元の世界に戻った場合、ここでのやり取りも消えちゃうけれどね」
選択の結果は…
ともえ様が静かにそう言う。
「いえ。はい」
おかしな返答になってしまった。
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「何をですか?」
「…あら、話していないの」
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「はい。なんだか言い出しにくくて」
「大事なことなんだから、しっかりはっきり言わないと。今後のこともあるのだから」
その言葉で吹っ切れたのだろう、なんだか気合いを入れている感じがした。
「大事なお話があります」
「はい」
「この場所で融合異世界からログアウトできます。
ただし、元の世界で日常を過ごせますが、ここであったこと全てを忘れて頂きます。
それと同時に、前後の行動に修正を加えさせてもらい、1週間以内に死んで頂きます」
「なっ」
「死んだ場合、ここでの記憶が失われた状態で、しばらくこちらの層間連絡塔で過ごして頂きます」
衝撃的な言葉だが、自分の事のように感じられない。
いや、言葉という音は入ってくるが、言葉としての意味が分からない。
ちょっとした混乱状態だ。
ともえ様が、その言葉に頷いている。
「だいたいトーコの言ったとおりよ。神族になった瞬間から、元の世界では生きていくことが出来ないの。だから、その世界では死ぬ他ない。ただし、神族になった時点を忘れてしまっている以上、天界などで自由を与えることはできない。塔で過ごすと言ったけれど、事実上の幽閉。飲み食いしなくても、神族は死ぬことはない。ただ、覚えている人が少なくなれば、存在が薄くなり、全てが消えて終わるだけ。転生もできないから」
「そんな、選択の余地がないじゃないですか!」
「神族になるというのは、そういうこと。選択の余地は、ほとんどない。だから、あなたに選べるのは、元の世界に戻り死ぬことか、元の世界を捨てて融合異世界の現実を選択するかの2択。融合異世界の現実を選べば、こちらの世界で今まで通り暮らすこともできるわ」
ひどい内容だと思った。
ログアウト後の現実は1週間、後は幽閉で消え去る。
融合異世界にくれば、元の世界を捨てること。
「悪いけれど、ここで決めて。ログアウトか、放棄するか」
トーコはこっちを心配そうに見ている。
でも、言葉を掛けられないようだ。
「決められないか。決められないなら、私の方で決めてしまうけれど、いいのかな。望まない結果になっても後悔しない?まぁ、元の世界に戻った場合、ここでのやり取りも消えちゃうけれどね」
選択の結果は…
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