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第79話 神忠製
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「まずは、一番の目玉を見ちゃいましょう」
そう言うと、部屋を普通に出て、通路へ。
「びっくりしないでね」
「何が?」
「謁見室へ転移~」
「ん?」
その一瞬の後、きらびやかな部屋に出現していた。
一段上がったところに椅子が置いてある。
威厳があるというとおかしいが、王さまが座ると格好いいものだ。
「こっちに、貨幣の見本があるから見てみたら?」
「貨幣…ねぇ」
貨幣と言えば、紙幣の補助通貨で金額も少ないものを想像していたが、かなり大きく裏切られることになった。
「融合異世界ではね、紙幣は存在しないの。だから、全部貨幣になる。しかも、偽造できない、神忠製」
「偽造できない?型や金属が分かれば簡単じゃないか」
「金属じゃないから」
「は?」
金属でなかったら、なんなんだ?
「これ見て」
四角いガラス張りの中に1枚だけ、周囲の光を浴びて七色の光を放つ不思議な貨幣があった。
ガラスの近くにあった、解説ボードには、
ともえ天国及び融合異世界において、1枚だけ存在するホログラム通貨(神貨)
です。実体はありませんが、存在は確定しており、他の硬貨の最上位に位置します。
「神の貨幣だから、神貨。安易なように思えるが」
「ちょっと違うのよ。貨幣の順位で最上位というだけで、他の硬貨も神々が作った物。神々に忠実な神忠製なの」
「…………、あ」
「あ~、そうよね。最初は間違うわね。ついつい忘れちゃうの」
真鍮製じゃなくて、神々が作る神忠製?
なんだそれは。
生き物か!
「神々が作っている硬貨は、偽造できないのは当たり前。生きている硬貨だから。金属で出来ていない。それ以外にも隠し要素は満載だけれどね」
神貨から順番に見ていく。
王貨が、神貨の次に高価。
でも、存在しているのは、この場所だけで10枚。
使用は、王が貴族等に褒賞として与えるもの。
つまり、儀式用ということか。
「あれ、壊れやすいの。だから、この部屋の隣で、使える白貨に両替するの。手数料は3割も取られちゃうけれど」
「価値は、どれくらいなん」
「さっきの神貨は、1兆円くらい。こっちの王貨は、100億円くらい」
「それは、すごいな」
ちょっと待てよ。
両替は、3割。
30億円の両替とは…
「30億円も両替で取られるのか!」
「ええ、でもここから出せないし、両替時間も限られているから、有無を言わさないという感じね」
「すごい世界だ」
融合異世界というのを忘れそうになる。
これも、現実の厳しさ…違う感じがするな。
「びっくりするのは、まだ早いわよ」
そうやって、貨幣だけでも結構な時間を費やしたのだった。
そう言うと、部屋を普通に出て、通路へ。
「びっくりしないでね」
「何が?」
「謁見室へ転移~」
「ん?」
その一瞬の後、きらびやかな部屋に出現していた。
一段上がったところに椅子が置いてある。
威厳があるというとおかしいが、王さまが座ると格好いいものだ。
「こっちに、貨幣の見本があるから見てみたら?」
「貨幣…ねぇ」
貨幣と言えば、紙幣の補助通貨で金額も少ないものを想像していたが、かなり大きく裏切られることになった。
「融合異世界ではね、紙幣は存在しないの。だから、全部貨幣になる。しかも、偽造できない、神忠製」
「偽造できない?型や金属が分かれば簡単じゃないか」
「金属じゃないから」
「は?」
金属でなかったら、なんなんだ?
「これ見て」
四角いガラス張りの中に1枚だけ、周囲の光を浴びて七色の光を放つ不思議な貨幣があった。
ガラスの近くにあった、解説ボードには、
ともえ天国及び融合異世界において、1枚だけ存在するホログラム通貨(神貨)
です。実体はありませんが、存在は確定しており、他の硬貨の最上位に位置します。
「神の貨幣だから、神貨。安易なように思えるが」
「ちょっと違うのよ。貨幣の順位で最上位というだけで、他の硬貨も神々が作った物。神々に忠実な神忠製なの」
「…………、あ」
「あ~、そうよね。最初は間違うわね。ついつい忘れちゃうの」
真鍮製じゃなくて、神々が作る神忠製?
なんだそれは。
生き物か!
「神々が作っている硬貨は、偽造できないのは当たり前。生きている硬貨だから。金属で出来ていない。それ以外にも隠し要素は満載だけれどね」
神貨から順番に見ていく。
王貨が、神貨の次に高価。
でも、存在しているのは、この場所だけで10枚。
使用は、王が貴族等に褒賞として与えるもの。
つまり、儀式用ということか。
「あれ、壊れやすいの。だから、この部屋の隣で、使える白貨に両替するの。手数料は3割も取られちゃうけれど」
「価値は、どれくらいなん」
「さっきの神貨は、1兆円くらい。こっちの王貨は、100億円くらい」
「それは、すごいな」
ちょっと待てよ。
両替は、3割。
30億円の両替とは…
「30億円も両替で取られるのか!」
「ええ、でもここから出せないし、両替時間も限られているから、有無を言わさないという感じね」
「すごい世界だ」
融合異世界というのを忘れそうになる。
これも、現実の厳しさ…違う感じがするな。
「びっくりするのは、まだ早いわよ」
そうやって、貨幣だけでも結構な時間を費やしたのだった。
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