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第99話 微少魔法
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「これは簡単だ。魔力値を見ながら魔力消費が低い魔法を使えばいい。身の丈に合っていない魔法は偶然に成功しても、続かないからな。しかもだ。成功回数カウントだ」
「はいはい質問」
「はい、誠くん」
「ランクが低い魔法を使い続ければ、いつかはランク9になる…の?」
「身の丈というのはね、低くても高くてもダメなんだ。低い魔法で成功回数を増やしても、成功回数に加算されなくなってしまうんだ」
これは厳しい。
「だけれども、簡単な魔法を使い続ける事で、効率の良い魔力消費や扱い方を学ぶことが出来る。魔法に限らず、全てのスキルも同じだ。では、簡単な魔法。消費魔力が1の魔法を使ってみることにしよう。ああ、生活魔法みたいなものだぞ」
そういうと、先生は金魚鉢みたいなものを取り出して、
「この中なら、微少魔法の効果を消してくれる。まずは、私が使って見せよう。火の魔法からは、火の針」
指先を金魚鉢の中に向けて魔法を発動させたのか、燃える細く長いものがガラスに当たって、カツンと音をたてた。
「次は、水。水滴」
壁面が濡れてる?
「次は風。旋風」
さっきの水滴で濡れていた場所が乾いているような。
「次は、地。といきたいところだが、これはこの中ではできないので省略。闇の魔法からはこれだ。闇場」
鉢の中に闇が広がった。
鉢の内面から闇が少しずつ消えて行くのが分かる。
「最後は、光。蛍光」
暗闇の中に点される光。
1つだけ闇の中で光っている。
しばらく経つと、鉢の中は、何もなくなっていた。
「これが一通りの微少魔法と呼ばれる魔力消費1だ。これと生活魔法の組み合わせで、能力を伸ばす。そして、見てもらった通り、光と闇の魔法は相互干渉しない」
確かに、闇の中で光りはあった。
闇とぶつかって消えることもなかった。
では、何が干渉できるんだろうか。
「では、みんなやってみよう。魔力消費を2に制限するフィールドを張ったし、すぐに対処できるようにしたから、まずは発動までの手順を確認すること」
トーコは、こちらを見て、口パクで
『頑張ってね』
と、2人に負けないように頑張ろう。
「…イメージが思いつかない。最初からなんなんだ」
最初は、火の針。
しかし、針そのもののイメージが浮かばない。
ある意味当たり前か。
一人暮らし、しかも男が裁縫用具を使うわけない。
全員が全員ではないことは分かるが、こう、あ?
分からん。
画鋲も針みたいか?
違う、次にいこう次は、水滴だな。
…水滴?
こうか、こうだな。
ポトリ
水の滴より大きいものが落ちた。
先生のは、壁面に付いていなかったか?
やっぱり難しい。
「はいはい質問」
「はい、誠くん」
「ランクが低い魔法を使い続ければ、いつかはランク9になる…の?」
「身の丈というのはね、低くても高くてもダメなんだ。低い魔法で成功回数を増やしても、成功回数に加算されなくなってしまうんだ」
これは厳しい。
「だけれども、簡単な魔法を使い続ける事で、効率の良い魔力消費や扱い方を学ぶことが出来る。魔法に限らず、全てのスキルも同じだ。では、簡単な魔法。消費魔力が1の魔法を使ってみることにしよう。ああ、生活魔法みたいなものだぞ」
そういうと、先生は金魚鉢みたいなものを取り出して、
「この中なら、微少魔法の効果を消してくれる。まずは、私が使って見せよう。火の魔法からは、火の針」
指先を金魚鉢の中に向けて魔法を発動させたのか、燃える細く長いものがガラスに当たって、カツンと音をたてた。
「次は、水。水滴」
壁面が濡れてる?
「次は風。旋風」
さっきの水滴で濡れていた場所が乾いているような。
「次は、地。といきたいところだが、これはこの中ではできないので省略。闇の魔法からはこれだ。闇場」
鉢の中に闇が広がった。
鉢の内面から闇が少しずつ消えて行くのが分かる。
「最後は、光。蛍光」
暗闇の中に点される光。
1つだけ闇の中で光っている。
しばらく経つと、鉢の中は、何もなくなっていた。
「これが一通りの微少魔法と呼ばれる魔力消費1だ。これと生活魔法の組み合わせで、能力を伸ばす。そして、見てもらった通り、光と闇の魔法は相互干渉しない」
確かに、闇の中で光りはあった。
闇とぶつかって消えることもなかった。
では、何が干渉できるんだろうか。
「では、みんなやってみよう。魔力消費を2に制限するフィールドを張ったし、すぐに対処できるようにしたから、まずは発動までの手順を確認すること」
トーコは、こちらを見て、口パクで
『頑張ってね』
と、2人に負けないように頑張ろう。
「…イメージが思いつかない。最初からなんなんだ」
最初は、火の針。
しかし、針そのもののイメージが浮かばない。
ある意味当たり前か。
一人暮らし、しかも男が裁縫用具を使うわけない。
全員が全員ではないことは分かるが、こう、あ?
分からん。
画鋲も針みたいか?
違う、次にいこう次は、水滴だな。
…水滴?
こうか、こうだな。
ポトリ
水の滴より大きいものが落ちた。
先生のは、壁面に付いていなかったか?
やっぱり難しい。
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