遊ぶつもりでログインしたら、融合異世界という現実だった。

夜空のかけら

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第146話 実習2 見える罠に注意

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迷宮に入って見えたのは、罠1つ。
既にスイッチが入った様に見えた。

これを見つけたのは、かがんで地表に近いレベルまで視線を下げた時に見えた。
立ち上がって見れば、確かに少し窪んでいる。
すでに作動しているけれど、そこを避けたら、避けた先で地面が少し押し込むように感じた。
すると、上から矢が飛んできた。
1本だけではなく、罠部分を中心とする同心円で8本も。
5本は、当たらずに地面に突き刺さる。
しかし、3本命中。
仮HPは、3減少して、残りは97。
床面近くは、今の状況では確認しようがないと思った。
先に作動させて、罠の効果範囲に入らないしかないという結論だ。
矢は上から降ってくるからだと思ったからだが…。

しばらく進むとまた押し込んだ感じが。
矢の罠だ。
上からかと思ったら横から飛んできた。
しかも、床面ぎりぎりから迷宮天井近くまでの間でランダムっぽい本数。
10本くらい。
横からも飛んでくるということは、目の前もありか。
つまり、パーティーで行くと先頭者が罠に掛かると自分以外も矢を受ける可能性があるということになり、矢に麻痺毒が塗ってあると、それだけでパーティー全滅があり得る。
しかも、浅い階層で弱いモンスターにもあると。
これは、罠を解除する専門要員がいるな。
素人には無理だ。

それから、しばらく歩くと押し込む→矢が飛ぶ。
矢は、上から横から真正面から、斜め上や時間差など多彩な狙い方があった。
その都度、3~8本受け止めてしまい、仮HPもみるみる減っていく。
最初を含めて、約70本。70仮HPも減ってしまった。
本来のHPの減少は7ポイントだが、矢の全てには毒などが塗られておらず、実戦で塗られていたら、どうなるか思い知った。

やっと、迷宮から出ることができてほっとした。

「おかえりなさい」

トーコが出迎えてくれる。

「疲れた」

そのままトーコに抱きついてしまう。

「お疲れさまね」

そのまま抱きしめられて、背中をポンポンされる。

「あ~、ん~、ごほごほ」

「「あ」」

同じ場所には、先生と神宮兄妹がいたのをすっかり忘れてた。
思わず、抱きしめ合っちゃっていた。

ちょっと恥ずかしいような。

「あれ、誠くんと真名さんは、実習していないの?」
「先に出てきた。まぁ、ルートの一部は共用ですが、短いからですね」
「結果はどうだった?」
「2人ともノーダメージです」
「え?」
「さすが、神宮家ですね」
「神宮家ねぇ~、相変わらずの危機回避能力か」
「そんなに危機ではないと思うのですがね。単独なら」

ノーダメージということは、罠は作動しているんだよな。
どういうことだ?
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