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98回目 ダメダメに祝福…

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「オーロラ、結婚してくれ」

「お断りです」

「君のその瞳に惚れてしまったんだ」

「こんなので良ければ、はいどうぞ」

元々目が悪かったので、義眼だったのですが…

「なんだと?騙したな」

「勝手に勘違いしたのは、あなたでしょ」

「王子を騙した罪は重い。衛兵、この者を捕えよ」

全く、女性だけのお茶会に乱入した挙げ句の出来事。

当然、男性衛兵は入れず。

「さて、どうしてやりましょうかね」

「ラーメア、穏便に…」

「ああ、君の態度が聖女様に見える…」

以下略。

「気持ち悪かったわ。聖女じゃないって言ってるのに。聖女はオーロラなのに」

「王子に祝福あげないといけないのだけど、いいよね」

「あれも論外でいいじゃない。”まともになる”祝福ってどんなのよ」


人を”まとも”にする祝福。
それが使えるのは、聖女のみ。

ただし、聖女は意外と多くいる。
しかし、祝福しないと男はダメダメな者だらけ。

王子もダメダメだった。
この国は、大丈夫か?

まぁ、いいや。
次に生きましょう。
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