12 / 48
第8章 設定な話
71 ”おかしな世界”の現状
しおりを挟む
夜見家やその知り合いが、トモエ天国に遊びに行っても、当然のごとく世界はあり続けるし、普段と変わったこともないのが普通の世界。
しかし、ここは違う。
ともえがミスをした結果、地球という世界が変容した経緯から、かなりおかしい部分が急増していた。トモエ天国内(島外・島内/電子情報体)では、外の世界の変容をあまり報道しない。自らが調べれば、すぐに分かることなので、積極的な情報提供をしていなかった。
変容前の地球では、太陽系内の惑星などに探査機を送り込んだり、宇宙空間上に巨大な天体望遠鏡を浮かべて、宇宙の深淵を覗き、謎を解き明かす努力を続けていた。
宇宙はとても広く、星の生き死にを見ることができた。ただ、その光景が過去のもの。光が地球に到達するまでに何億年かかっていることから、今現在の状態がどうなのか、知るすべがないのだ。
変容した地球、すなわち”おかしな世界”での大問題は、星が急減したことにある。見えている星は、ほとんどない。天文学者も、既存の設備を使用してこの現象を研究したかったが、それはできなくなってしまった。原因は、種族転換。すなわち、人類という種は消え、全ての人類は、人類亜種になってしまった弊害。
科学技術に対抗する魔法技術が開放されたことで、地球という星、その他の惑星や衛星が自らの存在を隠してしまったからだ。太陽系で言うならば、恒星である太陽と地球の関係は、親子。地球とその衛星である月の関係は、赤の他人…居候の関係だ。一応、居候としての宿賃のようなものは支払っているが、基本的に相互干渉しないと話合っていたりする。太陽との関係は、良好。ただし、親が癇癪を起して、いつもよりも多くの星間物質を巻くことがある。
銀河系中心部から、太陽系を見ると、田舎を通り越して過疎。荒野の中に1軒の家がある感覚らしく、何の考慮もしない。放つ情報(光)が勿体ないので、周囲から見えないように隠蔽してしまった。これにより、いきなり中心部にあるブラックホールに落ちて消える星が増えたとか。
変容した世界を保たせるために、新旧管理者が行ったことは、通常3層構造になっている宇宙構造を2層構造に変化、元の1層全部を情報に戻すことだった。これにより、かなりの情報で世界を存続させることができた。が、時間の問題なのは確か。
この世界は、変わりすぎて、夜見などがトモエ天国に行っている間も、少しずつ壊れている。世界自体の変容は、変容直後に全てが終わるか、少しずつ壊れていくかの違いでしかない。
世界全ての生命体を救い出すことはできない。世界の終末がいつ来るのかも、不確かな話。できれば、自力で別の世界へ行ってほしいが、うかつな行動は世界を一気に破壊へ促す。
既に、別の世界へ自力移動できる高位生命体は、移動を始めている。宇宙構造の破壊した1層は、宇宙創成時に展開した領域で、破壊時にそこにいた生命体はいない。星々でさえも、連絡を停止・終了させて、事実上、そこを抹消しても問題がなかった。
旧地球とそれに類する数百の惑星では、文明の進捗度と残された時間で、できることの確認作業が続けられていた。
夜空から星が消えていく。
星自体が隠れたこともあるが、それによらない消えた星は、今、世界の変容に巻き込まれ消える運命にある自力脱出不可能の生命体の存続のために、情報搾取(エネルギー強制回収)されているのだ。
夜空から、全ての星が消えたあと、この世界ではなにが起こるのか。
その答えは、世界の管理者、管理者を監視している者など、あまりにも少ない人数しか持っていなかった。
***
ともえ
「だからね。大変なの。こんなところで遊んでいるヒマはないの。だから、出頭は取り消して。」
天神さま
「俺に言われても困る。日頃の行いが悪いのは、お前で、俺は巻き込まれただけだ。」
ことちゃん(理)
「ともえ~、出頭の命令のお電話。主の補佐の方がすごく怒っているよ。」
吃驚
「私は、早く帰りたいのに。なんで、ここで店番?」
夜見君
「シナリオのクリア不可は、分かった。で、いつまで放置させられる…。主人公のはずなのに。寂しい。」
栞(詩織)
「奇跡を求めたはずなのに、知らないうちに奇跡が終了している感じが、凄くする。これは何だろう。」
新藤夫妻
「…看病をしていた、ことちゃんが消えた。どこに行ったのかも分からない。探そうにも、この屋敷が広すぎて迷子になった。」
「どこかに、案内板がないかしら…」
コア・ブレイン
「どうして無茶をする管理者が多いんだろう。教育方針が間違えているのかな。私も、結構な年齢だから、ボケてきた?」
サポートAI(コア・ブレインのサポートをする位階第4位の複製体)
「あなたは、バカですか。私たちに年齢は”ない”でしょうが。宇宙創成よりもはるか前…それこそ、数えられないほどずーーーーーーっと前から、そこに在ったのだから。一体何歳だというんですか!」
コア・ブレイン
「知らないの?永遠の18歳って言うんだよ。」
サポート・AI
「…、毒され過ぎてるな。原因は、ともえか?」
神王
「出頭命令を出したが、誰も来ない。嫌な役回りだ。だれか、代わってくれないか? 輪番制も疲れる。」
しかし、ここは違う。
ともえがミスをした結果、地球という世界が変容した経緯から、かなりおかしい部分が急増していた。トモエ天国内(島外・島内/電子情報体)では、外の世界の変容をあまり報道しない。自らが調べれば、すぐに分かることなので、積極的な情報提供をしていなかった。
変容前の地球では、太陽系内の惑星などに探査機を送り込んだり、宇宙空間上に巨大な天体望遠鏡を浮かべて、宇宙の深淵を覗き、謎を解き明かす努力を続けていた。
宇宙はとても広く、星の生き死にを見ることができた。ただ、その光景が過去のもの。光が地球に到達するまでに何億年かかっていることから、今現在の状態がどうなのか、知るすべがないのだ。
変容した地球、すなわち”おかしな世界”での大問題は、星が急減したことにある。見えている星は、ほとんどない。天文学者も、既存の設備を使用してこの現象を研究したかったが、それはできなくなってしまった。原因は、種族転換。すなわち、人類という種は消え、全ての人類は、人類亜種になってしまった弊害。
科学技術に対抗する魔法技術が開放されたことで、地球という星、その他の惑星や衛星が自らの存在を隠してしまったからだ。太陽系で言うならば、恒星である太陽と地球の関係は、親子。地球とその衛星である月の関係は、赤の他人…居候の関係だ。一応、居候としての宿賃のようなものは支払っているが、基本的に相互干渉しないと話合っていたりする。太陽との関係は、良好。ただし、親が癇癪を起して、いつもよりも多くの星間物質を巻くことがある。
銀河系中心部から、太陽系を見ると、田舎を通り越して過疎。荒野の中に1軒の家がある感覚らしく、何の考慮もしない。放つ情報(光)が勿体ないので、周囲から見えないように隠蔽してしまった。これにより、いきなり中心部にあるブラックホールに落ちて消える星が増えたとか。
変容した世界を保たせるために、新旧管理者が行ったことは、通常3層構造になっている宇宙構造を2層構造に変化、元の1層全部を情報に戻すことだった。これにより、かなりの情報で世界を存続させることができた。が、時間の問題なのは確か。
この世界は、変わりすぎて、夜見などがトモエ天国に行っている間も、少しずつ壊れている。世界自体の変容は、変容直後に全てが終わるか、少しずつ壊れていくかの違いでしかない。
世界全ての生命体を救い出すことはできない。世界の終末がいつ来るのかも、不確かな話。できれば、自力で別の世界へ行ってほしいが、うかつな行動は世界を一気に破壊へ促す。
既に、別の世界へ自力移動できる高位生命体は、移動を始めている。宇宙構造の破壊した1層は、宇宙創成時に展開した領域で、破壊時にそこにいた生命体はいない。星々でさえも、連絡を停止・終了させて、事実上、そこを抹消しても問題がなかった。
旧地球とそれに類する数百の惑星では、文明の進捗度と残された時間で、できることの確認作業が続けられていた。
夜空から星が消えていく。
星自体が隠れたこともあるが、それによらない消えた星は、今、世界の変容に巻き込まれ消える運命にある自力脱出不可能の生命体の存続のために、情報搾取(エネルギー強制回収)されているのだ。
夜空から、全ての星が消えたあと、この世界ではなにが起こるのか。
その答えは、世界の管理者、管理者を監視している者など、あまりにも少ない人数しか持っていなかった。
***
ともえ
「だからね。大変なの。こんなところで遊んでいるヒマはないの。だから、出頭は取り消して。」
天神さま
「俺に言われても困る。日頃の行いが悪いのは、お前で、俺は巻き込まれただけだ。」
ことちゃん(理)
「ともえ~、出頭の命令のお電話。主の補佐の方がすごく怒っているよ。」
吃驚
「私は、早く帰りたいのに。なんで、ここで店番?」
夜見君
「シナリオのクリア不可は、分かった。で、いつまで放置させられる…。主人公のはずなのに。寂しい。」
栞(詩織)
「奇跡を求めたはずなのに、知らないうちに奇跡が終了している感じが、凄くする。これは何だろう。」
新藤夫妻
「…看病をしていた、ことちゃんが消えた。どこに行ったのかも分からない。探そうにも、この屋敷が広すぎて迷子になった。」
「どこかに、案内板がないかしら…」
コア・ブレイン
「どうして無茶をする管理者が多いんだろう。教育方針が間違えているのかな。私も、結構な年齢だから、ボケてきた?」
サポートAI(コア・ブレインのサポートをする位階第4位の複製体)
「あなたは、バカですか。私たちに年齢は”ない”でしょうが。宇宙創成よりもはるか前…それこそ、数えられないほどずーーーーーーっと前から、そこに在ったのだから。一体何歳だというんですか!」
コア・ブレイン
「知らないの?永遠の18歳って言うんだよ。」
サポート・AI
「…、毒され過ぎてるな。原因は、ともえか?」
神王
「出頭命令を出したが、誰も来ない。嫌な役回りだ。だれか、代わってくれないか? 輪番制も疲れる。」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる