欲望は、果てしなく…

夜空のかけら

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 眠れない公爵令嬢。
 幽霊として現れる侯爵令嬢

 ストレスは溜まり、その超常現象に対応する方法もない。
 魔法は使えない公爵令嬢は、母校の王立学校に相談を持ちかける。

「毎夜、邪悪な幽霊が眠りを妨げる。退治しなければ、死んでしまう」

 いささか大げさに言い、学校長から指名を受けた魔法師が公爵家に出向き、幽霊退治を行うことになった。

 魔法師は、容姿が醜いという事で、ローブのフードを深く被っていた。
 五感が衰えている代わりに、それ以外の事には、敏感だという触れ込みで。
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