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5 薬局へ

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20冊の雑誌+カゴをマジックバックに入れて薬局へやって来ました。
『OPEN』とある札を見ながら、ドアを開けて中へ入る。
入るとそこは長椅子がいくつかあって、奥にはいくつかの扉が見える。
薬を渡す時は、その個室に入って渡すので、恥ずかしい?病気の時でもプライバシーは守られるということなのだが…

「あはははは、ひーおかしい。笑わずにはいられない。ほれ、これが今日の薬だ。10回分ある。銀貨は5枚だよ」

個室からの声が聞える。
完全密閉という訳では無いので、大きい声だとダダ漏れ状態で、下手をすると病気?がバレてしまうのだ。
たぶん、知っていてやっていると思う。

「毎度あり~」
「はぁ、静かにしてくれよ」

ぼやきながら若い男が個室から出て来て、そのままお店から出て行く。

私は、マジックバックから山積みな雑誌が入ったカゴを取り出し、個室の扉を開けて

「お使い行ってきたよ。どこへ置けば良い?」
「待ってました。こっちへ持ってきて」

個室にいた店主にカゴを渡す。
あまりの重さで少し歪んでしまった感じだけど、まぁ渡せれば問題なし。

「確かに。これが完了報告書だよ。ギルドに出してくれ」

店主が雑誌の確認を終えて、サイン入りの報告書を渡してきた。

「ねぇねぇ、店員さんからどういう目で見られた?」
「ギルドからの依頼ですと言っておきました」
「なんだつまらないな、今度はNGワードに設定するか」

次回以降は、この依頼受けないようにしよう。
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