上 下
106 / 112

106 魔法の気配察知

しおりを挟む
スライムを倒し続けて10匹を終わったから次の段階へ進むことにしましょう。
常時討伐依頼が出されているゴブリンの討伐よ。
ゴブリンの右耳が討伐部位で、これを持って行くとお金に換えられるのよ。
レベルもランクも上がると思うわ。
ただし、5匹分だから今回は微妙かもね。

「よし。スライムはもう終わり。次のターゲットを仕留めましょう」
「はぁ、疲れた」
「これからが本番よ。ゴブリン討伐よ」
「ゴブリン?」
「小さい人型の魔物よ。ゴブリンは人を殺したり攫ったりするのよ。人に取っては有害と見なして、常時討伐対象となっているわ。ゴブリンは殺したら右耳を切っておけば、それが討伐証明になるから」
「耳を切るのか」
「そうよ、魔石は持っていないからね」
「嫌だなぁ」
「はいはい、探していくわよ」

普通は気配察知とかで探すけれど、今回は魔法の気配察知を使う。
魔法の利点は他の人にも察知結果を見せられるところにある。
で、使ったのだけどおかしいわね。

青い点2つが私たち。
赤い点がゴブリンと色分けした。

そのときは、違和感があったのだけど偶然かと思って、黙認してしまった。

ゴブリンが2匹ずつペアを組んでいるということを。
しおりを挟む
1 / 2

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

魔法と科学の境界線

SF / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

行き倒れ女とスモーカーのレシピ

現代文学 / 連載中 24h.ポイント:448pt お気に入り:0

今日は。

キャラ文芸 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

処理中です...