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107 初めてのゴブリン討伐
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魔法を消して、ゴブリン2匹が近づく方向に歩く。
こっそり歩いていたわけじゃないけれど、慎重に歩いていたらハジメが木の根に躓いたのか
「うわっ」
と声を上げてしまっていた。
当然、近い場所にいたゴブリンは気がつく。
「まだ大丈夫、さっきと同じだけど3発は身体に打ち込んで。顔はダメよ」
「落ち着いて、落ち着く。火弾!火弾!火弾!」
ハジメは躊躇無く火弾を打ち込んだ。
私は、火炎弾を1発で仕留める。
やり方は同じだけど、火の大きさが段違いなのがこの火炎弾。
衝撃もダメージも多いのよ。
「さぁ、右耳を切りましょう」
しかし、ハジメは動かない。
初めての人型の殺傷に動揺している感じね。
「最初のうちは慣れないと中々大変なのよ。だから、これはこうやるの」
ゴブリンを蹴飛ばし、仰向けにさせたあと右耳を掴んで短剣を後ろから前に一気に引く。
耳が切り離された。
「こういう感じよ。ああ、でも注意してね。短剣で自分を傷つけないように」
「こういう感じか」
私から短剣を受け取って、ハジメがもう1匹に近づく。
顔をみないようにさっと切って、耳はこっちへ渡してきた。
受け取り、バックパックにしまう。
ハジメは耳をもった手を汚いものを触ったかのように指と指を摺り合わせていた。
慣れるのに時間が必要ね。
こっそり歩いていたわけじゃないけれど、慎重に歩いていたらハジメが木の根に躓いたのか
「うわっ」
と声を上げてしまっていた。
当然、近い場所にいたゴブリンは気がつく。
「まだ大丈夫、さっきと同じだけど3発は身体に打ち込んで。顔はダメよ」
「落ち着いて、落ち着く。火弾!火弾!火弾!」
ハジメは躊躇無く火弾を打ち込んだ。
私は、火炎弾を1発で仕留める。
やり方は同じだけど、火の大きさが段違いなのがこの火炎弾。
衝撃もダメージも多いのよ。
「さぁ、右耳を切りましょう」
しかし、ハジメは動かない。
初めての人型の殺傷に動揺している感じね。
「最初のうちは慣れないと中々大変なのよ。だから、これはこうやるの」
ゴブリンを蹴飛ばし、仰向けにさせたあと右耳を掴んで短剣を後ろから前に一気に引く。
耳が切り離された。
「こういう感じよ。ああ、でも注意してね。短剣で自分を傷つけないように」
「こういう感じか」
私から短剣を受け取って、ハジメがもう1匹に近づく。
顔をみないようにさっと切って、耳はこっちへ渡してきた。
受け取り、バックパックにしまう。
ハジメは耳をもった手を汚いものを触ったかのように指と指を摺り合わせていた。
慣れるのに時間が必要ね。
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