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55 スペシャルゲスト
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親父は町役場…すなわち地方公務員のはずなんだが、占い関係のイベントとは何だろうか。
天国と地獄と言っていたな、それもよく分からない。
占いとどういう関係なのか、今日は帰ってきたら聞いてみるか。
「それでね、お兄ちゃんに出演してほしいらしよ」
「なんで?」
「現役の天使ということらしいよ」
「見た目は普通のお兄さんだよ。どうやって信じさせるんだ…」
「イベントに参加する人達は、応募してきた人たちだから、大丈夫。僕も出るように言われて居るんだ」
「美春は何をするの?」
「ゲームを作っていますって言っていいんだって」
ともえさんと作るゲーム。
不穏な感じがするのはどうしてなんだろうか。
それよりも、俺の事だ。
天使じゃなくて、審査官なのだけどその辺りはどうするのだろうか。
「着いた」
2人で手を繋いで帰ってきた実家。
変わっていないなぁ。
実家の作りは、普通の家。
2階建てに見えるが、実は地下3階もあり、地上よりも地下の方が広い。
地下に奉納舞練習場があったりする。
ただし、うちだけじゃなくて他の11家も同様の場所を持っている。
町から外へ出て、初めてこの町の変わったところに気がつくのだが、かなり変わっていると思う。
実家の2階は、俺の部屋だけがある。
部屋の広さは、12畳。
はっきり言って広い。
ちなみに1階は、この3倍はある。
外は普通な家なのに、中はかなり広いのは空間拡張しているからと言われている。
本当かどうか知らないが。
時刻は、お昼だが昼食は何かあるかな。
「お母さんが作っていったから、お弁当あるよ」
「俺の分も?」
「うん。連絡が来たから、ちゃんと作ってあるよ」
2人で昼食を食べ、美春が作っているというゲームを聞き、学校の宿題を手伝いしているうちに午後4時頃になり、お袋が帰ってきた。
「お待たせ。よく帰ってきたね。大変だろう、ともえ様の用事は」
「大変だよ。まだ振り回されている感じしかしない」
「彼女はそういう人だから、早めに諦めた方が良いわよ。私も諦めた。とばっちりを受けないように注意しているわ。いつも」
トラブルメーカーともえさんなのかな。
そういえば、そういう話もあったか。
「親父はいつくらいに戻ってくる?」
「もう戻っているわよ。今は地下で書類漁りしているはず。なんでも天国と地獄のデーターを再検討するとか」
「イベントの話か」
「そうね。でももう何回もやっているから問題はないと思うのだけどね」
「初めてじゃないのか」
「そうよ。今回はスペシャルゲストが出るから抽選が大変だったわよ」
「そのゲストというのは…俺?」
「そうよ。現役の天使なんて、中々会えないのだから」
「天使らしいことしていないぞ」
「それがいいんじゃない」
そうなのか?
首を傾げてしまう。
天国と地獄と言っていたな、それもよく分からない。
占いとどういう関係なのか、今日は帰ってきたら聞いてみるか。
「それでね、お兄ちゃんに出演してほしいらしよ」
「なんで?」
「現役の天使ということらしいよ」
「見た目は普通のお兄さんだよ。どうやって信じさせるんだ…」
「イベントに参加する人達は、応募してきた人たちだから、大丈夫。僕も出るように言われて居るんだ」
「美春は何をするの?」
「ゲームを作っていますって言っていいんだって」
ともえさんと作るゲーム。
不穏な感じがするのはどうしてなんだろうか。
それよりも、俺の事だ。
天使じゃなくて、審査官なのだけどその辺りはどうするのだろうか。
「着いた」
2人で手を繋いで帰ってきた実家。
変わっていないなぁ。
実家の作りは、普通の家。
2階建てに見えるが、実は地下3階もあり、地上よりも地下の方が広い。
地下に奉納舞練習場があったりする。
ただし、うちだけじゃなくて他の11家も同様の場所を持っている。
町から外へ出て、初めてこの町の変わったところに気がつくのだが、かなり変わっていると思う。
実家の2階は、俺の部屋だけがある。
部屋の広さは、12畳。
はっきり言って広い。
ちなみに1階は、この3倍はある。
外は普通な家なのに、中はかなり広いのは空間拡張しているからと言われている。
本当かどうか知らないが。
時刻は、お昼だが昼食は何かあるかな。
「お母さんが作っていったから、お弁当あるよ」
「俺の分も?」
「うん。連絡が来たから、ちゃんと作ってあるよ」
2人で昼食を食べ、美春が作っているというゲームを聞き、学校の宿題を手伝いしているうちに午後4時頃になり、お袋が帰ってきた。
「お待たせ。よく帰ってきたね。大変だろう、ともえ様の用事は」
「大変だよ。まだ振り回されている感じしかしない」
「彼女はそういう人だから、早めに諦めた方が良いわよ。私も諦めた。とばっちりを受けないように注意しているわ。いつも」
トラブルメーカーともえさんなのかな。
そういえば、そういう話もあったか。
「親父はいつくらいに戻ってくる?」
「もう戻っているわよ。今は地下で書類漁りしているはず。なんでも天国と地獄のデーターを再検討するとか」
「イベントの話か」
「そうね。でももう何回もやっているから問題はないと思うのだけどね」
「初めてじゃないのか」
「そうよ。今回はスペシャルゲストが出るから抽選が大変だったわよ」
「そのゲストというのは…俺?」
「そうよ。現役の天使なんて、中々会えないのだから」
「天使らしいことしていないぞ」
「それがいいんじゃない」
そうなのか?
首を傾げてしまう。
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