異界審査官の巻き込まれ人生記

夜空のかけら

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74 魔法を試す

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やってみれば分かるとのことだったので、まずはさっき失敗した火からやってみることにした。
…大丈夫かな。
イメージ…

ボッ

いきなり火が着いた。
何もイメージしていなかったぞ。
言ったら出た。
そんな感じ。
これはすごい。
でも、現実ではイメージで出たから、ここでもイメージしながら発音してみたらどうだろうか。
では、次は水で。

「水」

ばしゃばしゃばしゃ。

目の前に水があふれ出てきた。
これを、目の前に止めてみよう。

「水、停止」

ぽやーん。
水の塊が目の前に浮いている。
イメージ通りに出来てる。

これを風で動かしてみよう。

「ゆっくりとした風を…」

ほよよよーん。
水の塊が思った方向の風に煽られるように形を変えつつ動いていく。

すごい。
こんなに簡単に出来るのか。

「同時に2個の魔法発動は複合魔法とも呼ばれていて難易度が上がっているから、ここでしか発動しないかもしれない。ここなら同時に2つでも3つでもいくつでも発動するから注意が必要です。特に火と水」
「爆発でもするのか?」
「爆発します。火の温度が1,000度なら水の温度は15度設定なので、水蒸気爆発します」
「注意します」
「はい」

火の方が危険だから注意しよ。

次は地系魔法…って何をしよう。

「台形」

なんだか変な魔法になりそうと思ったら、目の前に台形の大地が出現した。
これは一体何の魔法なんだ。

「地系魔法は、別名基礎工事と言われています。土地改良とかがメインで使っているようです。大工とか石工とかが学習必須で。植物を育てるのにも使われますが、滅多に見ない使い方です」
「へぇ~、じゃあ使い道が結構限定されているんだ」
「はい。ただし、大規模魔法に地震という地殻破壊する大規模破壊魔法もあるので、使い勝手がね悪いかもしれません」
「なるほど」

地震を起すことのできる魔法が地系にはあるのか。
大規模じゃなければ、使い道は結構ありそうに思えるけれど。

次は、光と闇を行ってみようかな。
同時に発動したら、対消滅で何も無かったことになるとか。

「光と闇」

…両立できた。
光っている領域と真っ暗な領域が目の前にある。
互いに互いの場所で重なっているところがあるのに、光も闇も消えないな。
イメージ…変わらないな。
何故だろう。

「光と闇は元々同じ系列の魔法です。性質状態は正反対なのですが、同系列なので互いに互いを干渉しません。これを消すのは…これになります」

夕焼けを感じさせる色…オレンジ色の領域が現れた。

「これは光と闇を打ち消す明暗魔法になります」

オレンジ色の領域が光と闇に近づくと、すうっと2つが消えた。
ほほう。
こういう風になるんだ。
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