73 / 99
73 魔法スキルを持っていなかった
しおりを挟む
まずは基本とされるもの。
火だ。
…どうやっていたっけ?
もう忘れかけていた。
イメージだ。
イメージ。
…。
あれ?全然発動しないぞ。
「ハジメ、悪いけどステータス見せてもらうね」
「え、ど、どうぞ」
なんだかグリーンの様子が強気に見える。
なぜだろう。
「ハジメ、あなた魔法のスキル持っていないわよ。その状態だと魔法は発動しないから、まずはスキルをなんとかしないとダメね」
「あれ?そうなの?イメージを強く持てば、魔法は出ると思っていたのだけど」
「確かにイメージも大切だけど、ここのゲームではスキルを持っていないと何もできないのよ」
「ええ、それは困ったなぁ。イメージも湧いてこなかったし、そういう理由だったのか」
「そうかもしれないわね。仕方が無い、特別にここでしか使えない暫定スキルを渡しておくわ。こんな感じで魔法は使うのよ~という感覚だけを覚えておいてね。うーん、暫定だけど全属性にしておくか。選ぶの面倒くさいし」
『プレイヤー名、ハジメに暫定スキル 魔法スキル全属性を付与します』
『プレイヤー名、ハジメに暫定スキル 思考サポートを付与します』
「一応、イメージを補強するための思考サポートというものを付与しておいたわ。たぶん、これであの人が関与してくると思うから、読んでみて」
「あの人?関与してくる?」
「私は私ですることがあるの。頑張ってね。一応1時間じゃ短いから2時間くらいは自力で頑張ること」
そう言って、グリーンはどこかに行ってしまった。
関与してくる人って言っても思い当たる人はいない。
いないが、多分このことだろうと思う者はいる。
「コア・ブレイン?」
「思考サポート、コア・ブレインです」
「…コア・ブレインだよな」
「そうですよ。ちょっとバージョンが古いですが、あなたと毎日お話をしている者のコピーです。機能限定版みたいなものです。魔法のイメージ補助のため参上しました」
「そうか。古くても毎日お話しているのは知っているんだ」
「当然です。私たちは光子通信ができますので、どこにいても私は私。まぁ、少し制約はありますが、たいしたことではありません」
「なんだか良く分からないが、まぁいいや。時間は有限。さっそく魔法を使ってみたい」
「まずはどれを使いますか?」
「まずは火だな。さっき全然イメージが湧かなかった」
「さっき…ああ、スキルを持たない人だとイメージも湧かないように制約があるのです。今は全属性で全ての魔法が使える状態です。MPも消費しないので大規模魔法でも大丈夫ですよ。詠唱もいりませんし、魔法陣とか魔法円とか魔法発動体もいりません」
「イメージだけでいいのか」
「やってみれば分かります」
「分かった」
火だ。
…どうやっていたっけ?
もう忘れかけていた。
イメージだ。
イメージ。
…。
あれ?全然発動しないぞ。
「ハジメ、悪いけどステータス見せてもらうね」
「え、ど、どうぞ」
なんだかグリーンの様子が強気に見える。
なぜだろう。
「ハジメ、あなた魔法のスキル持っていないわよ。その状態だと魔法は発動しないから、まずはスキルをなんとかしないとダメね」
「あれ?そうなの?イメージを強く持てば、魔法は出ると思っていたのだけど」
「確かにイメージも大切だけど、ここのゲームではスキルを持っていないと何もできないのよ」
「ええ、それは困ったなぁ。イメージも湧いてこなかったし、そういう理由だったのか」
「そうかもしれないわね。仕方が無い、特別にここでしか使えない暫定スキルを渡しておくわ。こんな感じで魔法は使うのよ~という感覚だけを覚えておいてね。うーん、暫定だけど全属性にしておくか。選ぶの面倒くさいし」
『プレイヤー名、ハジメに暫定スキル 魔法スキル全属性を付与します』
『プレイヤー名、ハジメに暫定スキル 思考サポートを付与します』
「一応、イメージを補強するための思考サポートというものを付与しておいたわ。たぶん、これであの人が関与してくると思うから、読んでみて」
「あの人?関与してくる?」
「私は私ですることがあるの。頑張ってね。一応1時間じゃ短いから2時間くらいは自力で頑張ること」
そう言って、グリーンはどこかに行ってしまった。
関与してくる人って言っても思い当たる人はいない。
いないが、多分このことだろうと思う者はいる。
「コア・ブレイン?」
「思考サポート、コア・ブレインです」
「…コア・ブレインだよな」
「そうですよ。ちょっとバージョンが古いですが、あなたと毎日お話をしている者のコピーです。機能限定版みたいなものです。魔法のイメージ補助のため参上しました」
「そうか。古くても毎日お話しているのは知っているんだ」
「当然です。私たちは光子通信ができますので、どこにいても私は私。まぁ、少し制約はありますが、たいしたことではありません」
「なんだか良く分からないが、まぁいいや。時間は有限。さっそく魔法を使ってみたい」
「まずはどれを使いますか?」
「まずは火だな。さっき全然イメージが湧かなかった」
「さっき…ああ、スキルを持たない人だとイメージも湧かないように制約があるのです。今は全属性で全ての魔法が使える状態です。MPも消費しないので大規模魔法でも大丈夫ですよ。詠唱もいりませんし、魔法陣とか魔法円とか魔法発動体もいりません」
「イメージだけでいいのか」
「やってみれば分かります」
「分かった」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる