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83 お風呂に入るには防犯対策が必要です
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宿屋へ行った。
最初に泊まった場所とは別のところだ。
なんでもお風呂があるらしい。
気にしていなかったのだが、お風呂があるのは希有な場所らしい。
普通は、一般浴場にいく。
しかも、毎日ではなくて週に1回とか2回とか。
そんなわけでお風呂価格が入っているのか、2人1泊銀貨20枚だった。
食事はパスしたが、今日の収入の半分が飛んだということになる。
これは大変だ。
と思ったら…
「あら、私ここのお金持っているわよ。金貨で30枚くらい」
「ゲームのお金と違うのか?」
「ともえ様にもらったの。あの方ここの世界の通貨管理もしているから」
「通貨管理?」
「早い話が、通貨を作っているのは神さまなのよ。つまり教会からお金が流通しているの」
「なるほど?」
「だから生産元からもらったということよ。でも、滅多なことでは使わないつもりだけどね」
「それはどうして」
「だって、金貨30枚は大金よ。そんな大金持っていると分かったら狙われる。だから、隠し持っている。絶対取られない場所に」
「金貨1枚が1万円くらいか。確かに大金だ。銀貨は1枚100円?」
「そうね。そんな感じよ。銅貨は1枚10円だし」
「10円玉かな」
「違うと思うけど」
「お風呂はどうする?」
「もちろん入るわよ。外で見張っていてね」
お風呂はあるが、防犯対策をしている訳では無いので、所持品を盗まれる可能性がある。
だから、見張りが必要なのだ。
カギもついてはいるが、安心仕切れないので。
インベントリのバックパックをそのまま持ってお風呂場へ。
きっとあの中に着替えとか化粧品も入っているのかもしれないな。
「ふんふんふん~♪」
グリーンはご機嫌の様子。
この世界でお風呂に入るのは初めてで不安はないのだろうか。
俺は不安だらけだが。
「じゃあ外でお願い」
「分かった」
そのまま外へ出て待機する。
ふと思ったのだが、この身体はこの世界だけのもので現実の世界とは違う。
現実のものと違うということは、この世界では身体が傷ついても現実は無傷ということになる。
すると、痛みなどはどうなるのか。
偽もの?疑似?感じる?
試しに床を殴ってみた。
痛い。
なるほど、この身体でも痛みは感じるんだ。
でも本当はどうなんだろう。
もしかして痛みをカットできたりするのだろうか。
方法がありそうだが、誰か教えてくれないかな。
俺はこの世界が、ゲームではなく現実の世界だということをすっかり忘れていたのだった。
ゲームと似ていたが故に。
最初に泊まった場所とは別のところだ。
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気にしていなかったのだが、お風呂があるのは希有な場所らしい。
普通は、一般浴場にいく。
しかも、毎日ではなくて週に1回とか2回とか。
そんなわけでお風呂価格が入っているのか、2人1泊銀貨20枚だった。
食事はパスしたが、今日の収入の半分が飛んだということになる。
これは大変だ。
と思ったら…
「あら、私ここのお金持っているわよ。金貨で30枚くらい」
「ゲームのお金と違うのか?」
「ともえ様にもらったの。あの方ここの世界の通貨管理もしているから」
「通貨管理?」
「早い話が、通貨を作っているのは神さまなのよ。つまり教会からお金が流通しているの」
「なるほど?」
「だから生産元からもらったということよ。でも、滅多なことでは使わないつもりだけどね」
「それはどうして」
「だって、金貨30枚は大金よ。そんな大金持っていると分かったら狙われる。だから、隠し持っている。絶対取られない場所に」
「金貨1枚が1万円くらいか。確かに大金だ。銀貨は1枚100円?」
「そうね。そんな感じよ。銅貨は1枚10円だし」
「10円玉かな」
「違うと思うけど」
「お風呂はどうする?」
「もちろん入るわよ。外で見張っていてね」
お風呂はあるが、防犯対策をしている訳では無いので、所持品を盗まれる可能性がある。
だから、見張りが必要なのだ。
カギもついてはいるが、安心仕切れないので。
インベントリのバックパックをそのまま持ってお風呂場へ。
きっとあの中に着替えとか化粧品も入っているのかもしれないな。
「ふんふんふん~♪」
グリーンはご機嫌の様子。
この世界でお風呂に入るのは初めてで不安はないのだろうか。
俺は不安だらけだが。
「じゃあ外でお願い」
「分かった」
そのまま外へ出て待機する。
ふと思ったのだが、この身体はこの世界だけのもので現実の世界とは違う。
現実のものと違うということは、この世界では身体が傷ついても現実は無傷ということになる。
すると、痛みなどはどうなるのか。
偽もの?疑似?感じる?
試しに床を殴ってみた。
痛い。
なるほど、この身体でも痛みは感じるんだ。
でも本当はどうなんだろう。
もしかして痛みをカットできたりするのだろうか。
方法がありそうだが、誰か教えてくれないかな。
俺はこの世界が、ゲームではなく現実の世界だということをすっかり忘れていたのだった。
ゲームと似ていたが故に。
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