ロードオブヴァンパイア

山波斬破

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真なる我に目覚めた俺氏

血に刻まれた戦い―夢―

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 俺はいつしか、たくさんの戦いを経験した。原初の魔王。それが俺だった。最初に産まれた魔族であり、最強。そんな俺にも戦友がいた。ライバルだ。強かった。竜の王、名はシャクナ。奴も原初の竜だった。賢いところもあるが、どこかバカな奴だった。その頃は人間も魔族も関係なく誰が最強かなんてくだらない戦いを繰り返した。人間の王にも侮れない、いい奴もいた。他の国が起こしたことでも、魔族でも関係なく悪いと思えば頭を下げる奴だった。

 まぁ、アウラのいない。まだ生まれていない時代の話だ。俺はとにかく生きるのに必死だった。まぁ、頭を貫かれようと生きている俺は異常な存在だったと思う。何をしても負けなしの戦い。俺は、戦いに奔走することで過去を忘れようとした。何も生まない失うだけの戦い。わかっていたさ。俺は俺らはくだらないことをしてるって。

 でも、やめられない。とまらない。それが戦争だ。難癖をつけて、栄誉のためにだとか。自分とは違う奴が気に食わないからだとか。

 本当にくだらないよな。でも、戦わなきゃ奪われる。溝が一度でもできちまえば……歴史を繰り返すんだ。

 だけど、俺はそれを絶ちきろうと大陸を文字通り割った。魔族は暗黒大陸に。人間は聖心大陸に。お互いに不可侵を約束した。

 そして俺は魔王として魔族を押さえつけた。だが……。変わらなかった。人間と争うやつは必ず現れた。

 俺は魔王をやめただのヴァンパイアとして吸血鬼として、ひっそり隠れた。竜王シャクナは、俺に付きまとったがな……。

 歴史はとめれない。誰にも、ね。
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