王妃さま、殿下の再教育は任せてください。

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11.思い出した!

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※R18
※女性が攻めます。







 恋人たちの密会スポット図書室で、ティンが女子生徒に勉強を教えていると聞いて急いで図書室へとやってきた。

 そこで見たのはフロイット男爵令嬢がティンに身体を擦り付けて勉強を教えてもらっている姿。
 ちょっとっ!
 胸が当たってるわよっ!

 こんなわざとらしい色仕掛けに気づかないなんて、ティンてば自分の事に無関心過ぎるわっ!

 入学式の時の振る舞いといい、絶対この令嬢はティンの事狙っているんだから。

 ティンが慌てている姿を見て、一瞬彼とエリアナさんが「不純な事」をしたのかと疑っちゃったけど、ティンは『私の怒った顔を見て興奮した。』と言ってくれた。

 彼は顔を真っ赤にして俯いていて、すごく恥ずかしそう。

 その顔を見ると、私にも嗜虐心が湧いてきちゃう。それぐらい、ティンは可愛かった。

 そんなティンの真っ赤な顔を見ていたら、私は前世の事をほんの少し思い出した。

 (わたし……こんな漫画描いてた!)

 朧気な記憶。だけど、ティンみたいなワンコ系の少年がイケメン俺様ヒーローに攻められる漫画っ!
 あれ?男同士??

『くぅ~萌えるー。』とか『尊いっ!』なんて言葉で絶賛しながら少年の絵を眺めていた記憶……。

 わたし、今のティンを慰める方法を知ってる。漫画の知識だけど……。

 トラウザーズを寛げ、ピョンと飛び出してきたティンの分身は、彼自身のように可愛く見えた。

 男性のココを触るなんて初めて。だけど不思議と嫌悪感も怖さも感じない。

 つるりとした先端から透明な液体がまあるい雫を作っている。

「ふふっ美味しそうね。」

 ペロンと舐めたら意外としょっぱいみたい。分身を握ったまま彼を見上げると、ティンは涙目でプルプルと震えていた。真っ赤になって情けないような表情。羞恥に耐えるその表情は扇情的で私の興奮を煽る。

「ティン、もっとして欲しい?もう止めてもいいけど?」

  意地悪く見えるよう、ゆっくりと口角を上げる。鈴口を撫でるように指を往復させ、彼を見上げた。

 ティンはますます湯気が出そうなほど真っ赤になって……。
 消え入りそうな小さな声で「もっと……してください。」なんて頼んできた。

 もう……もう……っ。
 身悶えしそうっ!!
 私のフィアンセ可愛すぎるわ。

「そう。良い子ね。」

  ゆっくりと彼を見上げながら舌を使う。舐めているところを見せつけるように。
  実際するのは初めてだし、漫画の知識だけど……。括れは舌の先で擽って、裏すじは丁寧に舌全体で舐め上げた。

「あっ、だめ……ヴァニー……。」
「ふふっ、何がダメなの?ここはこんなに素直よ?」

 言葉でも追い詰めながら彼の滾りをぱくりと咥えた。

「……ヴァニー、……もうぼく……だめぇ……。」

 彼の男の匂いに興奮しちゃう。ティンの中身はあの頃のままなのに、身体だけは大人になっちゃって……。そのギャップが堪らない。

「……びくびくしてる。堪え性が無い駄犬には、お仕置きよ。ちゃんと我慢しなさい。」
「……う、うん……。」

 ティンの顔ってば蕩けちゃて……。やり方も分からないまま、喉の奥まで咥えてみたり、先端を舐め回しながら滾りの真ん中辺りをコシコシとしごいてみる。

「……ぅ……ヴァニー……もぅ……」

 滾りが一際大きくなると、口の中で、びくびく弾けた。

「ぅん……ぁ……でるっ!」

「んっ……。」

 まぁ!これは、大変、大変。
 口の中がティンでいっぱい。

 ……これは……。
 
 何とか飲み込んだが、喉の奥に張り付くみたいで……。

「……ご、ごめん。ぼく……。」
「え、ええ。」

 こんなに飲みにくいなんて知らなかった。早く口を濯ぎたい。
 漫画の中で美味しそうに飲んでる人たちってなんなのぉー。

「ティン、私先に行くわね。」
「う、うん。」

 可愛いティンのだけど、不味いわ!私はハンカチで顔を覆い図書室を飛び出した。

 これ、慣れるのかしら??
 それとも愛が足りないから美味しくないのぉ??
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