この国の王族に嫁ぐのは断固拒否します

文字の大きさ
32 / 32
3章

転生三人娘の内緒話

ヒーロー三人が犯罪行為をしています。苦手な人は逃げてください。


☆★☆★☆★




半年ぶりににシオン様とティネス王国に来たので、マリア様に誘われ王宮でお茶会に来ている。
アイリーン様も誘われており、3人で近況報告を兼ねて他愛ない話をしながらのんびり紅茶を飲んでいる。

三人とも学園卒業後すぐに結婚した。今は新婚の時期だ。

「ねえ、レティシア様はシオン様との夜はどう?ラブえっち?」
マリア様が興味津々で聞いてくる。
「えっ?」
恥ずかしくて顔が赤くなる。
アイリーン様も興味深い様子で私の方を見る。
「私も気になる。リュート王国はどうなの?」
「ラブえっちだと思う。」
恥ずかしくて声が小さくなる。
「あーあ。いいなー。でも、 うちもね、マグロはそろそろ卒業だよ。」
ニヤリとマリア様は口角を上げる。
「えー凄い。どうやるの?」
この話に食いついたのは、アイリーン様だ。
「えっとね・・・・・」
「それで更に・・・・」
「極めつけは・・・・・」
「これでもうバッチリよ。」
マリア様がアイリーン様の耳元で囁くと、アイリーン様はコクコク頷きながら聞いている。
その顔は赤いながらも真剣だ。
「凄いです。私も頑張ってみます。」
「焦らすことも大事よ。あまりにも言うことを聞いて下さらないときには、根元を・・・して・・・やれば・・・・・のよ」
マリア様はアイリーン様の耳元で囁くが少し声が聞こえる。
今やアイリーン様は湯気が出そうなほど赤い顔になっている。
マリア様は元の体勢に戻って話を続ける。
「でも、絶倫設定はあるみたいなだから気を付けてね。」
「そうなのね。私も次の日動けないなんて大袈裟だと思ってたわ。」
私は現在その事で悩んでいる。なかなか大変なのだ。
「ところで。」とマリア様がアイリーン様に話を向ける。
「アーク様って千人斬りみたいな雰囲気だけど、全然違うのねー。」
「そうですね。私も驚きましたけど、他のご令嬢とそういうことになっていなかったのは、嬉しかったですわ。」
「そうね。今はとっても幸せそうだわ。」
「受け入れて貰うまで大変でしたけど。」
アイリーン様は感慨深げに話す。

アーク様はお母さんの実家の侯爵家に跡取りがいないため、今は侯爵家をつぐことになった。
「アイリーン様って王族の閨の作法はご存知だったのですか?」
気になっていたことを思いきって尋ねる。
「ちょっとはね。まさか、本当に徹底されてるとは思わなかったかな。キスの時に微動だにしなくて困ったわ。」思い出したのか眉をへにゃりと下げる。

乙女ゲームに振り回されたが、私達はそれぞれ幸せを掴んだ。


☆☆☆男たちの座談会☆☆☆

レティシアがマリア様とアイリーン様とお茶会をしている。3人でゆっくり話をしたいと言っていたので会話が気になって、会話が聞こえる魔道具を机の下に設置した。
アーク殿下とアルバート殿下と一緒に会話を聞いている。
夜の話ということは閨の話か?
恥ずかしがり屋のレティがそんな話を出来るなんて。同郷という気安さからか?
(ラブえっち、マグロ、千人斬り)
知らない言葉が出てくる。
アルバート殿下は思い当たることがあるのか真っ赤だ。
「夜、レティに聞かなきゃならないことができたよ。」
「そうだな。私もだ。お仕置きとやらを実践してみるか。」アルバート殿下は不敵に笑う。
「僕、騎士でもないのに千人斬りってなんだ?」
アーク殿下も首を傾げる。


夜、それぞれのパートナーに問い詰めるのはまた別の話。

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

モブ令嬢、当て馬の恋を応援する

みるくコーヒー
恋愛
侯爵令嬢であるレアルチアは、7歳のある日母に連れられたお茶会で前世の記憶を取り戻し、この世界が概要だけ見た少女マンガの世界であることに気づく。元々、当て馬キャラが大好きな彼女の野望はその瞬間から始まった。必ずや私が当て馬な彼の恋を応援し成就させてみせます!!!と、彼女が暴走する裏側で当て馬キャラのジゼルはレアルチアを囲っていく。ただしアプローチには微塵も気づかれない。噛み合わない2人のすれ違いな恋物語。

【完結】名前もない悪役令嬢の従姉妹は、愛されエキストラでした

犬野きらり
恋愛
アーシャ・ドミルトンは、引越してきた屋敷の中で、初めて紹介された従姉妹の言動に思わず呟く『悪役令嬢みたい』と。 思い出したこの世界は、最終回まで私自身がアシスタントの1人として仕事をしていた漫画だった。自分自身の名前には全く覚えが無い。でも悪役令嬢の周りの人間は消えていく…はず。日に日に忘れる記憶を暗記して、物語のストーリー通りに進むのかと思いきや何故かちょこちょこと私、運良く!?偶然!?現場に居合わす。 何故、私いるのかしら?従姉妹ってだけなんだけど!悪役令嬢の取り巻きには絶対になりません。出来れば関わりたくはないけど、未来を知っているとついつい手を出して、余計なお喋りもしてしまう。気づけば私の周りは、主要キャラばかりになっているかも。何か変?は、私が変えてしまったストーリーだけど…

悪役令嬢になったようなので、婚約者の為に身を引きます!!!

夕香里
恋愛
王子に婚約破棄され牢屋行き。 挙句の果てには獄中死になることを思い出した悪役令嬢のアタナシアは、家族と王子のために自分の心に蓋をして身を引くことにした。 だが、アタナシアに甦った記憶と少しずつ違う部分が出始めて……? 酷い結末を迎えるくらいなら自分から身を引こうと決めたアタナシアと王子の話。 ※小説家になろうでも投稿しています

転生したら乙女ゲームの主人公の友達になったんですが、なぜか私がモテてるんですが?

山下小枝子
恋愛
田舎に住むごく普通のアラサー社畜の私は車で帰宅中に、 飛び出してきた猫かたぬきを避けようとしてトラックにぶつかりお陀仏したらしく、 気付くと、最近ハマっていた乙女ゲームの世界の『主人公の友達』に転生していたんだけど、 まぁ、友達でも二次元女子高生になれたし、 推しキャラやイケメンキャラやイケオジも見れるし!楽しく過ごそう!と、 思ってたらなぜか主人公を押し退け、 攻略対象キャラからモテまくる事態に・・・・ ちょ、え、これどうしたらいいの!!!嬉しいけど!!!

自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!

ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。 ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。 そしていつも去り際に一言。 「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」 ティアナは思う。 別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか… そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。

モブとか知らないし婚約破棄も知らない

monaca
恋愛
病弱だったわたしは生まれかわりました。 モブ? わかりませんが、この婚約はお受けいたします。

悪役令嬢の心変わり

ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。 7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。 そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス! カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!

悪役令嬢だとわかったので身を引こうとしたところ、何故か溺愛されました。

香取鞠里
恋愛
公爵令嬢のマリエッタは、皇太子妃候補として育てられてきた。 皇太子殿下との仲はまずまずだったが、ある日、伝説の女神として現れたサクラに皇太子妃の座を奪われてしまう。 さらには、サクラの陰謀により、マリエッタは反逆罪により国外追放されて、のたれ死んでしまう。 しかし、死んだと思っていたのに、気づけばサクラが現れる二年前の16歳のある日の朝に戻っていた。 それは避けなければと別の行き方を探るが、なぜか殿下に一度目の人生の時以上に溺愛されてしまい……!?