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11.住み込み4日目の夜
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※微
私は用意したセクシーランジェリーを身に着けてギャビン様の寝室へと入った。
「クラリッサ……。」
真っ赤なレースの下着は、布の面積が少なくて心許ない。こんなの着けてる意味あるのかしら?
大切な所が見えてしまいそう。
けれど、お洒落なお店のお姉さんが選んでくれたので大丈夫なハズ……。
最先端……だよね?
ギャビン様は血走った目で舐めるように私を見ている。
「へ、変……ですか……?」
「いや。綺麗だよ。クラリッサの白い肌に赤がよく似合っている。少し大胆で驚いたが……。」
ギャビン様の顔と声が鬼気迫っていて……。
瞬きもしていない?
じっと見られ、羞恥で隠したくなるのを我慢して近づく。
私はベッドに腰掛けていたギャビン様の手を引っ張って立たせ、そこに自分が座ってギャビン様と向かい合った。
「なんだ?」
訝しがるギャビン様
きっと想像もしていないよね。
ふふふ。
先手必勝!
ギャビン様の両手を持つと、隠し持っていた手枷で素早くギャビン様の両手首を纏めて動かなくした。
「クラリッサ、な、何を?」
「ギャビン様、おとなしくして下さいませね。」
そして、私はギャビン様のズボンを寛げ、イチモツを取り出して片手で柔らかく握り締めた。
「うっ!クラリッサ?」
私はギャビン様を見上げ、色っぽく見えるようにゆっくりと口角を上げて微笑む。
「ギャビン様、私が天国へと連れていって差し上げます。」
上目遣いでギャビン様を見つめたまま、透明な雫が付いている鈴口をペロリと舐めた。
うっ……変な味。
でも、好きな人のモノなら愛おしくなるハズ。
切っ先にかぶりつこうと口を開けた途端、視界がぐるりと反転して、気がついたらギャビン様に押し倒されていた。
「え?……え?……あれ?」
「何をしようとしてたんだ?」
「あ、あの口淫を……。あれ?ギャビン様手枷は?」
「あんなもので俺は拘束できん。」
床にはぐにゃりと曲がった手枷が落ちていた。
え?うそん。
こんなこと出来るの?
「そんな……。」
「クラリッサ、君はこのような行為は初めてなのだろう?口淫のやり方なんて知らないはずだが?」
ギャビン様は真剣な顔を近づけて私を問い詰める。
「初めてだろう?」
実は昼間、きちんとアイスキャンディで練習した。ブルックに、溶けた汁が垂れないように吸いながら唇でしごくように教えて貰った。
ちょっと溢したけどね。
ギャビン様はイチモツの扱いについて心配なのかしら?
自分の大切な所だもんね。
心配ありません。丁寧にお世話します。
私に安心してお預けください。
そんな思いを込めて、私は力強く答えた。
「れ、練習してきました!舌遣いも大丈夫です。上手くなったと思います。」
ギャビン様が何故か一瞬だけ目を細めて射るような鋭い視線を向けた。
こ、怖い……。怒ってる?どうして?
それでも、怖い顔は一瞬だけで、ギャビン様はニコッと笑ってくれた。
「クラリッサ、どこで練習したのかな?」
優しい口調で尋ねてはいるが、………よく見ると、目は笑っていないっ!
怒る理由があるかしら?
「ふ、古い友人の家です。」
ブルックなんて名前を出しても、ギャビン様は知らないよね?知り合いじゃないはず。
「どうして練習する事なったの?」
「え、だって……動きは実際にしてみた方が良いって………言われ……。」
言い終わらないうちにかぶり付くように口づけされた。
「………んむぅ………。」
口内に舌がぬるりと入ってきて、舌を絡め取られる。蹂躙されるような激しい口づけ。
くちゅくちゅと聞こえる淫靡な音が耳を犯す。
脳まで溶けちゃう。
「ん………ギャビン様……。」
「……クラリッサのこの可愛いクチは、先に他のヤツの咥えたの………?……嫉妬で狂いそうだ。……どうして……口淫なんてしようと思ったの………。」
両手を一纏めにして頭上で固定されると、もう逃げられない。
口づけの合間にギャビン様が尋問のように問い詰めてくる。
「はぁ……ん……『マグロ』だと……嫌われ……ちゃうから……。」
繰り返されるキスに、熱が溜まる。
息が上手く出来なくて頭が働かない。
「……嫌わないよ。俺が全部教えたい………。で、クラリッサは誰で練習したの?………あの花屋の幼馴染?」
「……うっ……。」
アイスキャンディなんて言うの恥ずかしい……。
「ん……誰?早く言って。俺……嫉妬でどうにかなりそうだ……。」
「ア、アイスキャンディ……です。」
「ア、アイスキャンディ……?本当に?」
「は、はい。本当です。」
「はぁーー。」
ギャビン様は私の頭を抱きしめ、自分の胸に強く押し付けた。
彼の温かくて分厚い胸に包まれていると、何とも言えないじんわりとした幸福感が心を満たす。
彼は、私の頭頂部にグリグリと顎を擦り付けながら心底安心したように呟く。
「良かった……。クラリッサ……。」
彼の胸から響いてくる声が、安堵とは別の切ない響きを持っていて………。漸く私はギャビン様の不安を感じ取ることが出来た。
「ギャビン様?何か心配していたんですか?」
ギャビン様は蕩けるような甘い微笑みを浮かべて私の頬に手を当てる。優しいその笑顔は、苦しいほどの濃い愛情と狂気を綺麗に覆い隠してしまう。
「この可愛い唇を含めてクラリッサの身体は全部俺のものだ。覚えておいてくれ。これから……触っていいのは俺だけになるんだ……。………練習なんて言うから、幼馴染を相手にしたのかと思って妬いてしまった。」
「え?ご、ごめんなさい。」
そんな事考えたことも無かった。
ギャビン様のモノ意外は触りたく無いもの。
「俺を妬かせたクラリッサにはおしおきだ。」
へ?
私は用意したセクシーランジェリーを身に着けてギャビン様の寝室へと入った。
「クラリッサ……。」
真っ赤なレースの下着は、布の面積が少なくて心許ない。こんなの着けてる意味あるのかしら?
大切な所が見えてしまいそう。
けれど、お洒落なお店のお姉さんが選んでくれたので大丈夫なハズ……。
最先端……だよね?
ギャビン様は血走った目で舐めるように私を見ている。
「へ、変……ですか……?」
「いや。綺麗だよ。クラリッサの白い肌に赤がよく似合っている。少し大胆で驚いたが……。」
ギャビン様の顔と声が鬼気迫っていて……。
瞬きもしていない?
じっと見られ、羞恥で隠したくなるのを我慢して近づく。
私はベッドに腰掛けていたギャビン様の手を引っ張って立たせ、そこに自分が座ってギャビン様と向かい合った。
「なんだ?」
訝しがるギャビン様
きっと想像もしていないよね。
ふふふ。
先手必勝!
ギャビン様の両手を持つと、隠し持っていた手枷で素早くギャビン様の両手首を纏めて動かなくした。
「クラリッサ、な、何を?」
「ギャビン様、おとなしくして下さいませね。」
そして、私はギャビン様のズボンを寛げ、イチモツを取り出して片手で柔らかく握り締めた。
「うっ!クラリッサ?」
私はギャビン様を見上げ、色っぽく見えるようにゆっくりと口角を上げて微笑む。
「ギャビン様、私が天国へと連れていって差し上げます。」
上目遣いでギャビン様を見つめたまま、透明な雫が付いている鈴口をペロリと舐めた。
うっ……変な味。
でも、好きな人のモノなら愛おしくなるハズ。
切っ先にかぶりつこうと口を開けた途端、視界がぐるりと反転して、気がついたらギャビン様に押し倒されていた。
「え?……え?……あれ?」
「何をしようとしてたんだ?」
「あ、あの口淫を……。あれ?ギャビン様手枷は?」
「あんなもので俺は拘束できん。」
床にはぐにゃりと曲がった手枷が落ちていた。
え?うそん。
こんなこと出来るの?
「そんな……。」
「クラリッサ、君はこのような行為は初めてなのだろう?口淫のやり方なんて知らないはずだが?」
ギャビン様は真剣な顔を近づけて私を問い詰める。
「初めてだろう?」
実は昼間、きちんとアイスキャンディで練習した。ブルックに、溶けた汁が垂れないように吸いながら唇でしごくように教えて貰った。
ちょっと溢したけどね。
ギャビン様はイチモツの扱いについて心配なのかしら?
自分の大切な所だもんね。
心配ありません。丁寧にお世話します。
私に安心してお預けください。
そんな思いを込めて、私は力強く答えた。
「れ、練習してきました!舌遣いも大丈夫です。上手くなったと思います。」
ギャビン様が何故か一瞬だけ目を細めて射るような鋭い視線を向けた。
こ、怖い……。怒ってる?どうして?
それでも、怖い顔は一瞬だけで、ギャビン様はニコッと笑ってくれた。
「クラリッサ、どこで練習したのかな?」
優しい口調で尋ねてはいるが、………よく見ると、目は笑っていないっ!
怒る理由があるかしら?
「ふ、古い友人の家です。」
ブルックなんて名前を出しても、ギャビン様は知らないよね?知り合いじゃないはず。
「どうして練習する事なったの?」
「え、だって……動きは実際にしてみた方が良いって………言われ……。」
言い終わらないうちにかぶり付くように口づけされた。
「………んむぅ………。」
口内に舌がぬるりと入ってきて、舌を絡め取られる。蹂躙されるような激しい口づけ。
くちゅくちゅと聞こえる淫靡な音が耳を犯す。
脳まで溶けちゃう。
「ん………ギャビン様……。」
「……クラリッサのこの可愛いクチは、先に他のヤツの咥えたの………?……嫉妬で狂いそうだ。……どうして……口淫なんてしようと思ったの………。」
両手を一纏めにして頭上で固定されると、もう逃げられない。
口づけの合間にギャビン様が尋問のように問い詰めてくる。
「はぁ……ん……『マグロ』だと……嫌われ……ちゃうから……。」
繰り返されるキスに、熱が溜まる。
息が上手く出来なくて頭が働かない。
「……嫌わないよ。俺が全部教えたい………。で、クラリッサは誰で練習したの?………あの花屋の幼馴染?」
「……うっ……。」
アイスキャンディなんて言うの恥ずかしい……。
「ん……誰?早く言って。俺……嫉妬でどうにかなりそうだ……。」
「ア、アイスキャンディ……です。」
「ア、アイスキャンディ……?本当に?」
「は、はい。本当です。」
「はぁーー。」
ギャビン様は私の頭を抱きしめ、自分の胸に強く押し付けた。
彼の温かくて分厚い胸に包まれていると、何とも言えないじんわりとした幸福感が心を満たす。
彼は、私の頭頂部にグリグリと顎を擦り付けながら心底安心したように呟く。
「良かった……。クラリッサ……。」
彼の胸から響いてくる声が、安堵とは別の切ない響きを持っていて………。漸く私はギャビン様の不安を感じ取ることが出来た。
「ギャビン様?何か心配していたんですか?」
ギャビン様は蕩けるような甘い微笑みを浮かべて私の頬に手を当てる。優しいその笑顔は、苦しいほどの濃い愛情と狂気を綺麗に覆い隠してしまう。
「この可愛い唇を含めてクラリッサの身体は全部俺のものだ。覚えておいてくれ。これから……触っていいのは俺だけになるんだ……。………練習なんて言うから、幼馴染を相手にしたのかと思って妬いてしまった。」
「え?ご、ごめんなさい。」
そんな事考えたことも無かった。
ギャビン様のモノ意外は触りたく無いもの。
「俺を妬かせたクラリッサにはおしおきだ。」
へ?
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