正義のミカタ学園 〜メタ発言連発のコミカル会話劇〜

第１話【登校 ～校則違反を撲滅せよ！～】

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【ミカタ学園・正門前】



キャサリン
「月曜の朝ってホントに憂鬱よね。可愛いコスメの情報でもチェックして――」


エイミー
「キャサリン先輩！　歩きスマホ禁止！」


キャサリン
「げっ……。バカ真面目の頑固オンナじゃない」


エイミー
「私は頑固女でなく、２年１組のエイミーです！」


キャサリン
「どうして門の前に立ってるのよ」


エイミー
「風紀委員の仕事です。本日より登校の様子を見守ることになりました。校則違反する生徒への声掛けを行うために」


キャサリン
「何それ。最悪じゃない(-_-;)」


エイミー
「というわけで早速……。キャサリン先輩、その派手なメイクは何ですか!?　それにスカートの丈も！　ミカタ学園のスカート丈は〝膝が隠れる長さ〟と定められています！　キャサリン先輩は校則より9.6センチも短いじゃないですか！」


キャサリン
「細かっ！　っていうか、測ったわけでもないのに何で分かるのよ」


エイミー
「毎朝ここに立つと決まった以上、手際よくチェックしたいので。見ただけで計測できるよう特訓しました」


キャサリン
「怖っっっ！　もはや風紀委員の域を越えた神業ね……悪い意味で……(・_・)」


エイミー
「スカートの丈は今すぐ直せないので、注意だけに留めておきます。でも、ド派手なメイクは門をくぐる前に落としてくださいね。メイク落としシートを用意していますから」


キャサリン
「――あ！　道路の向こうで子供が転んでるわ！」


エイミー
「何ですって!?　今すぐ助けに行ってきます！」


キャサリン
（イマドキこんな古典的な手法に引っ掛かるおバカさんがいるのね( *´艸｀)　さっさと退散しなくちゃ）