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おまけ3【タケルとパスカル】
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しおりを挟む無事に巡回を終えたあと。エリックと別れたタケルはひとり、スーパーへ買い物に出掛けたのだが――
タケル
「さて、どうしたものか……」
パスカル
「――あれ、タケル先生じゃないですか。エリックはどうしたんです?」
タケル
「先ほど解散した。この世界での滞在先となっている自宅アパートへ帰るつもりだったんだが、僕としたことが、ドラマ撮影に必死で夕食のことを失念していて……。このスーパーへ立ち寄り、食材をいくつか買ってきたところだ。今夜はさっぱりと豚しゃぶサラダ、ゴマダレとポン酢の2種類を用意し――」
パスカル
「わー、奇遇ですねー(*´▽`*) 俺も買い出しに来たんですよ。でもタケル先生、なんだか元気がないですね」
タケル
「スーパーで抽選イベントを行っていたんだ。3000円以上の買い物で1回、福引きのガラガラを回すことができるシステムなんだが。3等のスペシャルケーキセットが当たった」
パスカル
「ケーキ? それは嬉しい景品ですね( *´艸`)」
タケル
「問題は消費期限なんだ。【明日までにお召し上がりください】と書いてあるんだが……箱の中を見てくれ」
パスカル
「どれどれ……? ショートケーキが3つ、チョコケーキが3つ、カラフルな保冷剤が3つ。生クリームが苦手なタケル先生には辛いセットですねぇ。特に甘党ってわけでもないですし、チョコケーキ3つだけでもしんどいかも?」
タケル
「僕の言いたいこと、よく分かったな。こんな消費期限の短いケーキセットを福引きの景品にするのもいかがなものかと思ってしまうが、その点は置いておくとして……。もしよかったら箱ごともらってくれないか? 君は自他ともに認める超甘党の大食いだ、このくらいぺろりと食べられるだろう」
パスカル
「本当にいいんですか? タケル先生、パラレルワールドでは〝二人暮らし〟でしょう? 弟のサトルさんと」
タケル
「……そのとおりだが。この世界限定で弟と暮らしていることを君に伝えた覚えはないような……?(・_・;)」
パスカル
「サトルさんは餡子が苦手ですよね。ケーキなら喜ぶのでは?」
タケル
「……弟の嫌いな食べ物まで、僕は教え子に話していたのだろうか……いや、そんなことを伝えた記憶はない……と思うんだが……パスカルとサトルは面識もないし……(・_・;)」
――――
パスカル
(読者の皆さまにだけこっそり白状しちゃいますけど。実は俺、ドラマの撮影スタジオに置いてあったキャラ設定資料集を読んできたんです( *´艸`) 【極秘】って書いてあったんですけど、細かいことは気にせずに……なんて、メタ要素てんこ盛りのギャグ世界だからできることですよね。この調子で、タケル先生をどんどん混乱させちゃいましょう♪)
※この部分は読者様にだけ見えています。タケルには聞こえていません。
――――
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