恋愛下手な私の今まで。

miyu.

文字の大きさ
71 / 116

あきらの彼女9

しおりを挟む
とりあえず、ドライヤーで髪を乾かす。

無心でやっていたらかなりのスピードで髪が乾いた。

あきらまだ戻ってこないなー。

何して待ってるのが正解なのかなー。

お酒飲むのもなー。

お菓子食べてるのもなー。

ソファーに座ってるのもなー。

どうしようかなー。

こういうシチュエーションになったことがないので、どうすればいいか分からなかった。

だってお泊まりするってそういうことだよね、、?

悩みに悩んで私が辿り着いた答えは寝たフリ作戦。笑

眠くないけど無理やりソファーに横になって、ギュッて目をつぶってあきらを待った。

しばらくすると「ガチャ」ってお風呂場の扉が閉まる音がした。

すぐにリビングの扉が開く。

ドキドキバクバクで心臓が飛び出しそうだったけど、目をつぶったままをキープ。

「みゆ寝ちゃった。。」

あきらの少し寂しそうな声。

独り言言うあきらが可愛い。

どうしていいか分からず、そのまま寝たフリを続けた。

あきらのドライヤーを使う音が聞こえる。

使い終わって片付ける音も聞こえる。

こっちに近付いて来る気配。

「みゆー。寝ちゃった?」

頭を撫でられた私はわざとらしく眠そうに目を開けた。

「ごめん。寝ちゃった。」

「風呂上がったら寝てたからびっくりしたよ!笑」

「すごい眠かったんだもん。でももう起きた!」

「起きたの!?笑 俺も眠いからさ、歯磨いて寝よう!」

あきらは歯ブラシを用意してくれてて、一緒に歯を磨いた。

青とピンクのお揃いの歯ブラシにキュンってした。

「さっ!寝るぞ!」

移動式のベッドが上から降りてくる。

もうこの時にはさっきとは比べ物にならない位心臓がバクバクしてた。

「みゆ先登って?」

「わかった。」

私がベッドに登ったのを確認するとすぐにあきらも登ってくる。

あきらがベッドに着いた瞬間にチュってされた。

不意打ちで固まってると、続けてキスをしてくるあきら。

いつの間にかあきらは部屋の電気を消していた。

そして、何回もキスを繰り返しながら私の手に指を絡ませる。

身体中が暑くて、恥ずかしくて、くすぐったかった。

心臓は永遠にバクバクし続けてる。

しばらくそのままイチャイチャしてたんだけど、唐突にあきらが口を開いた。

「ねー。。あのさ。。みゆって今まで結構経験あるの?」

「へっ!?」

いきなり雰囲気変わりすぎて気が抜けた。笑

そういえば、あきらとこういう話ってしたことなかったなー。私があまり興味ないだけだったのかもしれないけど。

「私はね、、キスより先はしたことない。」

「そうなの!?」

「引いた?笑 実は今まであんまりそういうの興味なくて。今まで付き合った人とはなるべくそういう雰囲気にならない様にしてたの。」

「すっげー意外だわ!俺もさ、実は初めてなんだ。」

こっちの方が意外だった。

「俺さ、大学入るまでずっと好きな人いて。だから他の奴とかに全然興味なくて。」

「その人は彼女じゃなかったの?」

「うん。俺の片想いで終わった。告白もしなかった。」

「そうだったんだ。なんか意外だなー。」

「どういう意味だよ!笑」

「ごめんごめん。あきら見た目オラオラだし、最初チャラそうに見えたから。それなりに遊んでたのかと思ってた。笑」

「おい!失礼な奴だな!笑」

「えへへ。でも純粋なあきらの一面が分かって嬉しい!」

「本当!?俺さ、高校卒業して地方からこっち来て、その人のことずっと引っかかってたんだよ。みゆを見つけるまでは。」

「う、うん。」

「みゆを初めて大学で見て、一目惚れしたんだ!しかもその人の時とは違う感覚でさ。」

「うん。」

「こういう言い方は良くないんだけど、みゆのおかげでその人を消化出来たんだ。」

「うん。」

「みゆを見てからは毎日キラキラしててさ、どこの学部だろう?また会えるかな?って大学行くのが楽しみでさ。」

「うん!」

「そしたらある時突然みゆとの繋がりを見つけたわけ!」

この辺から心がくすぐったくて、嬉しくて、ニヤニヤを抑えるのに必死だった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

君と暮らす事になる365日

家具付
恋愛
いつでもぎりぎりまで疲れている主人公、環依里(たまき より)は、自宅である築28年のアパートの扉の前に立っている、驚くべきスタイルの良さのイケメンを発見する。このイケメンには見覚えがあった。 何故ならば、大学卒業後音信不通になった、無駄に料理がうまい、変人の幼馴染だったのだから。 しかし環依里は、ヤツの職業を知っていた。 ヤツはメディアにすら顔を出すほどの、世間に知られた天才料理人だったのだ! 取扱説明書が必要な変人(世間では天才料理人!?)×どこにでもいる一般人OL(通訳)の、ボケとツッコミがぶつかりあうラブコメディ!(予定)

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

たとえ夜が姿を変えても ―過保護な兄の親友は、私を逃がさない―

佐竹りふれ
恋愛
重なる吐息、耳元を掠める熱、そして——兄の親友の、隠しきれない独占欲。 19歳のジャスミンにとって、過保護な兄の親友・セバスチャンは、自分を子供扱いする「第二の兄」のような存在だった。 しかし、初めてのパーティーの夜、その関係は一変する。 突然降ってきた、深く、すべてを奪うような口づけ。 「焦らず、お前のペースで進もう」 そう余裕たっぷりに微笑んだセバスチャン。 けれど、彼の言う「ゆっくり」は、翌朝には早くも崩れ始めていた。 学内の視線、兄の沈黙、そして二人きりのアパート――。 外堀が埋まっていくスピードに戸惑いながらも、ジャスミンは彼が隠し持つ「男」の顔に、抗えない好奇心を抱き始める。 「……どうする? 俺と一緒に、いけないことするか?」 余裕の仮面を被るセバスチャンに、あどけない顔で、けれど大胆に踏み込んでいくジャスミン。 理性を繋ぎ止めようとする彼を、翻弄し、追い詰めていくのは彼女の方で……。 「ゆっくり」なんて、ただの建前。 一度火がついた熱は、誰にも止められない。 兄の親友という境界線を軽々と飛び越え、加速しすぎる二人の溺愛ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

思い出さなければ良かったのに

田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。 大事なことを忘れたまま。 *本編完結済。不定期で番外編を更新中です。

処理中です...