恋愛下手な私の今まで。

miyu.

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大和との出会い2

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大和くんに話しかけてもらってから数日。

どこかで会えたらイベントの詳細を聞きたくて、毎日ひたすらソワソワしていた。

ゼミの研究で1人で夜まで残っていて、帰りが遅くなってしまった日。

急いで帰ろうと、たまたま通った食堂で大和くんがいるのを発見した。

その瞬間から心臓のバクバクが止まらなくて、頭の中で何十回も大和くんに会ったときに話かける練習をしていたのに、吹っ飛んでしまった。

最初は大和くんしか目に入っていなかったけど、向かいに女の子が座っていることに気付いた。しかも2人きり。

え、もしかして彼女?更に心臓がバクバクする。

大和くんが話かけてくれて浮かれていたけど、一気に現実を突き付けられた感じ。

座ってる後ろ姿しか見えないけど、スラっとした雰囲気で黒髪ロングのキレイなお姉さんって感じの人。

やっぱり彼女いるか。私なんて最初から相手にされてなかったか。笑

人数合わせとかでイベントに呼ばれたなら変に意識しなくて済むし、逆に行きやすいか!って開き直って、敢えて2人の近くを通って帰ることにした。

でも、いざ2人の側に近付くと話かける勇気がなくなってきて、どうしよう。。って思いながら歩いていると

「みゆちゃんー!!」って大和くんが立ち上がって手を振ってくれた。

「あっ大和くん!」

今気付いたフリをして、手を振って2人の元へ向かう。

「いつもこんな遅くまで残ってるの?」

「いつもじゃないけどたまーに。研究が忙しいと結構遅くなっちゃうんだ。」

「大変だね。遅くまでお疲れ様!これあげる!」

ってお菓子をくれた。

めちゃくちゃ嬉しい。これだけで顔が真っ赤になってたと思う。

(このお菓子は家に帰って写真に残してから美味しく頂いた。笑)

「ありがとう!」ってお礼を言って、これ以上話すとゆでダコになりそうだったので、イベントの詳細はまた後日にして帰ろうと思ってたら、

「あ、こいつ後輩!イベントの手伝いしてくれててさ。」

って紹介してくれた。

彼女じゃなかったんだ!!?

「みゆさん、初めまして。シオリです。みゆさんのことは一方的に知ってました!笑」

「私のこと知ってくれてたの?」

「はい、なんか可愛い先輩達多いんで、リサーチしてました笑 ◯◯さんとか◯◯さんとか!」

なるほど。私の周りの友達のことを知ってたのね。笑

「みんな可愛いよね!私も憧れてる笑」

「憧れてるって、、みゆさん面白いです!笑」

そうです。私はビジュアル担当ではなくお笑い担当です。と心の中で呟いた。笑

「てかイベント来てくれるんですよね!?」

「うん。この前大和くんに声かけてもらったから、お邪魔しようかな?って思ってる。」

「めっちゃ嬉しいです!先輩達来てくれたらテンション上がります!」

「他の子も声かけていいのかな!?そしたら◯◯とか◯◯も誘ってみるね!」

◯◯はさっき名前挙げてた私の友達。

「まじですか!?ありがとうございます!」

シオリちゃんと話してたら、それまで黙ってた大和くんに「みゆちゃんタバコ平気?」って聞かれた。

「私は吸わないけど別に平気だよ?」

「じゃあちょっと付き合って?」

「うん!」

「もう遅いからシオリは帰って。遅くまで付き合ってくれてありがと。また明日からも宜しくな!」

「じゃあお先に帰ります!お疲れ様でした!」

シオリちゃんが帰るのを見送ってから、大和くんと喫煙所に向かう。

外は誰も人がいなくて、大和くんと2人きりになった急展開にまた心臓のバクバクが止まらなくなる。

緊張しすぎて話すこと何も浮かんでこない。

何話そう?って考えまくっても全然だめだった。

「みゆちゃん?」

大和くんの方から話かけてくれた。

「はい!」

「緊張してるの?笑」

「うん、人見知りだから。」

「俺なんて全然緊張するような奴じゃないでしょ?」

緊張するに決まってるじゃん。夜なのに大和くんがキラキラしてて眩しい位だよ。

「緊張するよ。すごい緊張してる。」

「俺にそんな気遣わないで?もう友達じゃん!?」

「うん。ありがとう。」

友達か。そりゃそうだよね。笑

「みゆちゃん本当にイベント来てくれる?」

「うん。行かせてもらう!」

「すげー嬉しい!ありがとね!」

「今さらなんだけど、イベントって何やるの?」

「そういえば詳細言ってなかったか!ごめんごめん!」

「チャラい人の集まりとかじゃない?私ちょっとそういうの苦手で、、」

「あはは!ないない!会場貸し切ってて色んな奴が来るけど、全員身内だから安心して?まあ、俺が知らない人も来るけど。仲間内で招待した人しか入れないから!」

「そっか。良かった!」

「俺、環境問題とかに興味あって、自分に何かできないか考えててさ。こういうデカいイベントして、みんなが何か考えるキッカケになってくれたらいいなーって思ってて!」

「大和くんすごいねー。カッコ良いな。」

「全然だよ。でも賛同してくれて、協力してくれる奴が結構いてさ。頑張らなくちゃ!って今ラストスパートかけてる!」

「同い年なのに本当すごい。私にも何か手伝えることあったら言ってね?」

「みゆちゃんは来てくれるだけで嬉しいよ!ありがとう!」

そう言って頭をポンポンされた。

ねーちょっと反則じゃない?ずっと憧れてたイケメンが今目の前にいて、私の頭をポンポンって。

キュンキュンするに決まってる。

また顔が真っ赤になってただろうな。

喫煙所が薄暗くて良かった。

大和くんがタバコを吸い終え、少しお喋りしてから食堂に戻った。

「みゆちゃん時間平気?」

「そろそろ帰ろうかな。大和くんは?」

「俺はもうちょっと残ってく。あとさ、連絡先教えて?」

大和くんの方から連絡先を聞いてもらえるなんて思ってもいなくてビックリした。

「ありがとう!後で連絡するわ!気を付けて帰ってね!」

「こちらこそありがとう。イベント準備頑張ってね!」

大和くんから連絡くれるなんて夢みたい。

すごくウキウキしながら帰宅したんだけど、この日大和くんから連絡は来なかった。

そりゃそうか。私なんて眼中にないもんね。

喫煙所での出来事を思い出して浮かれていたけど、大和くんからしたら私はたくさんいる友達の中の1人。

憧れの人とこんなに急接近出来て友達になれただけでも幸せじゃん。って自分に言い聞かせた。
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