異世界ウサギ紀行 ー 最強鎧の神装鎧月兎が羞ずかし過ぎる!?

花咲一樹

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第四章

兎75羽 ワイバーン強襲!

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「……なんか肝試しみたいだね」
「わ、私……お化け屋敷とか苦手なんだけど……」

 コンちゃんさんの作った結界はまるでお化け屋敷だ。月兎を着装したままのキョウカさんが僕の腕にしがみ付く。可愛い二つの谷間に僕の腕が埋もれている……。や、柔らか~~~~~い。

「コンちゃんさんの結界って味方のMNDを削ってるよね(汗)」
「凄いですぅ~。不思議な世界ですぅ~」
「わ、わ、わ、私は怖くないですから!ぜ、全然こ、怖く…………ひ~~~!」

 ひゅ~ドロドロ的な迷路とかした夜の王都を歩く僕達の目の前を狐火がゆらゆらと通り過ぎていく。僕達と八剣伝チームとは二手に分かれて粗品君を探し始めた。

 そして通りの向こうで火の手が上がる!八剣伝チームが粗品君と交戦しているのか!僕達が駆け付けると炎を吐く巨大なコウモリの羽を持つモンスターと八剣伝チームが戦っていた!

「ド、ドラゴン!?」
「あれはぁ~ワイバーンでぇすよぉ~」

 緊迫した状況でもマイペースにお話しするレミーナさん。何事にも動じないって凄いよね。

 ワイバーンの隣には白い鎧を着た男が立っている。彼が粗品君か?

「粗品君!君はまだ人を傷付けていない!」
「粗品君!今ならハレンチ罪で済むでござるよ!」
「粗品君!男なら心を大きく持て!」
「粗品ニャン!もうヤめるニャン!」
「粗品コン!粗品でも強く生きるコン!」
「粗品ピョン!粗品を気にしちゃダメピョン!」

 八剣伝チームが粗品君を説得しているようだけど、彼等は気が付いていない……。粗品君粗品君と呼ばれる度に彼の額や顔に青筋が増えていくのを。

「「「粗品君ーーーんッ!」」」

「うるせぇーーーーーーッ!」

 そして粗品君が切れた。うん。肉体的弱いところを突ついちゃダメだよね。

「来いよ!ワイバーーーーーン!」

 更に二匹のワイバーンが暗い夜空から現れた!?不気味に旋回を続ける巨大なコウモリの翼のワイバーン。

「王都を……王都を火の海にしてやる!」

「ヤメロ粗品君!」
「罪を重ねちゃダメでござるよ粗品君!」
「小さい事は気にするな粗品君!」
「粗品ニャン!」
「粗品コン!」
「粗品ピョン!」

 八剣伝チームの必死の説得は火に油を注いでいる……。知っててやってね?

 粗品君はワイバーンに跨ると夜空へと舞い上がる。

「伸びろ如意剣!」
「ストームトルネード!」

 ハツさんとデンさんが闇夜を飛ぶワイバーンに攻撃するが、スルリと交わされてしまう。

「不味いな」
「やばいでござるよ」
「何であんなに怒ってるんだ?」

 ケンさん知っててやってたよね!でもやばいのは確かだ。

「ワイバーンは僕達が何とかするよ!」

 僕はキョウカさん達を見る。みんな仕方ないな~的な顔で笑っていた。

「やろうみんな!着装!月兎!!!」


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