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さよなら。TOYBEE

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ep.42 神様は引っ込み思案のロリだった。

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 わお! ごっとぉーーーー♪ わお! ごっとぉーーーー♪

 わはは~♪ わはは♪

 神さまを助けたい~ッ♪ 神様をたすけたい~~~♪

 あい・うぉんちゅーへるぷ・ごっとぉおお~~~♪

 I want to help God~♪ I want to help God♪

 いえい!


 あっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよ~。



1ギルを部屋に放り出して生きてる金持ちの部屋を私は見たことがある。
1ギルは貧困にとって重要な価値となるが、金持ちにとっては必要ない金となる。
ゆえに、私たち信仰は、1ギルの金持ちへの布施集めを、信仰の仕事とし、
集めた1ギルは、農家の余った食料を安く買い受け、
60年保存できる食料を信仰として毎日生産し、保存食料を信仰の言葉を3分唱えれば無償で60年保存食料3食分が出てくる救世自販機システムを王国に作りたい。
信仰に力を。

アーメン・インシュアラー・1ギル布施


 なるほどね~。1ギルって1円だよね? 確かに僕もほっぽっといて、家に転がしてるときあるかも。

 そのお金を集めて保存食を作るのか。それはいいことかも。

 一週間に一度お坊さんが家に来て、丁寧な運のつくお経を読みながら、一週間の買い物で余った1ギルを集めていくとか?

 坊さんがんばってるな~。それよりも、神様だ。


「ええとぉ・・・祈ってもらって悪いんだけどぉ、・・・わたし、そういうのわからなくてぇ・・・」

 教会で祈っていたら、神様が出て来て、びっくりしたッッ☆彡

 なんか、金髪の10歳くらいのきれいな女の子で、引っ込み思案っぽくて、少し怯えてるみたいだッッ☆彡




「あの・・・あなたが僕にスキルを渡してくれた神様ですか? 僕はあなたに感謝したいのですが・・・」

「ええとぉ、スキルって、私、適当にあげてるのぉ。それで、私の作った世界って、いつも未熟だからぁ・・・お母さんに怒られててぇ・・・」

 なんだか、守って上げたくなるような神様だ。普通神様って、もっといろいろ考えてる人がなるものだと思うんだけど。




「あなたは、僕になにか望むことがありますか? 僕はあなたのためにすることがありますか?」

「ええとぉ・・・そういうのはわからなくてぇ・・・あの・・・好きに生きたらいいんじゃないかって私は思うんだぁ。人の生き方って、自由だからぁ・・・神様が縛るものじゃないと思うんだぁ・・・えへへ」

 にこり

 と笑った引っ込み思案の神様の笑顔がかわいかった☆彡




 ああ。この神様っていい神様だなぁ。もし、僕が助けられるようだったら、なにか助けることがあるなら、この神様を助けることもしたいなぁと、僕は素直に思えた。

「それじゃあ、もう行くねぇ・・・。私に祈ってくれてありがとうぉ・・・。私、あなたのこと、大好きだよぉ」

 パっと教会の祈る場面を終えて、僕は現実のファンタジーの世界に戻って来た。




 そのとき、教会にまた、公爵令嬢であるシェスティーナお嬢さまがやって来て大声で言ったッッ☆彡

「伊佐木!!!! 王様から呼び出しですわ!!!! すぐ公爵邸に来なさい。王様は怒っていますわ!!!」



 えええええええええええええええ。王様を僕は怒らせちゃったのか? ど、ど、どうすればいいいんだよお。
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