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さよなら。TOYBEE

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ep.111 異世界に来て、200日。僕、聖人となる!!!!

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 いえい! いえーーーい♪

 踊って行こうぅーーーー♪ ウェイ! ウェ~イ! チェケラっ!!!

 たぐいまれな人っ~~~♪ たぐいまれな人~~~っ♪

 あっ レア パーソン~♪

 A rare person~~~っ!!!!




 おっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう~。



針治療というのは、神経系の電気信号に関与して痛みを取る科学的な方法となっています。
つまり、電気信号によって苦痛を取る方法を奨めるために、
針治療の発展は重要になります。それは神経解析という科学的な手法で、我々はその技術を発展させ、人から痛みを取りたいです。

アーメンズ・インシュアラー・般若


 へえ。針治療って単に針を刺して痛みを麻痺させるってものだと思ってたけど、

 痛覚神経に関与してて、

 それを科学的に解析することで、人の苦痛を取るって話かな?

 坊さん、がんばってるな~。






 さて、今日は僕の聖人認定の日☆彡

 教会に僕は招かれて、妻のコウヅキとともに式典を受けているゾ!!!!



 ローデルム中央区にある協会には、朝から、僕が聖人指定されるとあって、大勢の人が集まって来ていた☆彡

 僕は朝から貴族の立派な服を着て、きれいに着飾った妻のコウヅキと、一緒に教会に来ている★


 教会には大勢の僕の知り合いが集まって、僕を祝福してくれてるっ。

 大勢の集まった人の中から、祭壇の前に立つ僕に、少し遠めの教会の立見席から女騎士団長のアーシャさんが、言って来る。




 大司祭さまが来て僕に言った。

「どうあれ信仰とは、善良であるための人間を強いる仕掛けなのです。我々は本来、生きるためにエゴを持って悪を行う存在ですから、信仰を行うという善意の仕掛けを作ることにより、すべての存在が悪となっても、善意のある人間を残し、それによって、悪に染まった世界から人の生きられる世界を作り上げる。ただ、その仕掛けが正しく動いているとはいいがたい」

「うっ、大司祭さま難しいこと言ってますねーーー? どういうことですかぁーーー?」

「あなたは分からないでもいいのですよ。伊佐木子爵。いいえ、聖・伊佐木。聖人とは、世の世界にあって、人を善意に強くひっぱり、多くの人に善意を大きく広げる人のことを言います。あなたがそれになってくれるとうれしい」

 うーーーん。大司祭さま、いろいろ考えてるんだね。





「おーーい。おめでとう!!!! 伊佐木っ。お前の努力がついにむくれてたんだっ!!!」

 受付嬢のリリアさんも祭壇の前に立つ僕を祝福してくれたゾ!

「おめでとうございます。伊佐木さん。あなたは確かに聖人にふさわしい人ですっ」




 受付嬢のファイナ・ルーン・マリナさんも僕を祝福してくれる。

「おめでとう♪ 伊佐木さんっ」「あなたならやってくれると思ったわ♪」「すごく素敵よっ♪ 伊佐木さん♪」



 紐で仕切られた立見席には大勢の人たちが集まってくれてわいわい♪

 ギルド長も、ナタリーさんも、冒険者ギルドの人たちも、孤児たちも、障がい者のみんなも、僕を祝ってくれる。

「おう!!! 伊佐木やるじゃねえかっ」「すごいぞ。伊佐木っ」「やるなぁつ」「す、すごいよ。い、伊佐木おにいちゃんっ」「伊佐木おにいちゃん。すてきだよっ」



 そんな中、妻と一緒に教会の祭壇に立っていた僕に、教会の神官さんが近寄って来て、聖なる祝字を切って、聖水を僕に振りかけて、聖人の儀式を済ませた後に、みんなに宣言してくれた。



「古より続く聖なる儀式は終了しました。神が見ておられます」


「おおおおおお!!!!」


 立見席から歓声が一層上がるっ。すごっ。ものすごく盛り上がってるよっ。


「ここに・・・伊佐木子爵の功績を認め、聖人として教会が扱うことを宣言します!!!! 伊佐木子爵は、今後、教会では、聖・伊佐木と尊び、呼ぶことになります!!!!」


 わあーーーーー♪ と、歓声が一層高くなる。おおおおお。すごいよ!!! 僕、ついに聖人だ!!!

「おめでとうっ」「おめでとうっ!」「おう! おめでとうよっ」「おめでとう!」「おめでとう」


 そして、ついに僕は聖・伊佐木として、聖人になったんだっ。
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