アラフォー、勇者様溺愛旅~時々魔王も添えて~

草薙 紗々

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どうだすっかり癒えただろう。

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 お城に入ったマルス達と王様達は、先ずは温泉に入って、たまりにたまった垢を落とした。




 そう、なんとこのお城!


  かけ流しの温泉が常備されているのです!




  効能は、肩こり、腰痛、解毒デトックスから傷の回復。


 シミとり、シワとり、ツルツルお肌の美容は勿論、気の塞ぎ、鬱病、恋の病まで、バッチ来い! な、スペシャルな温泉なのだ!




 そうそう、私とククル様が出会ってから3~4日しか経ってないはずなのに、この世界ではなんと3か月もの時間が流れていたの!




 うううっ…!


 そんなに長い間、辛い想いしていたなんて……!


 ゆっくり、身体も心も癒していってね……!








 「ああぁ………。 なんと…、心地の良い湯なのだ………。」




 「身体も、心も、ほぐれていくようですわい………。」




  「ああ…。 何ヵ月もの間、苛まれていた傷が癒えていく……。」




 「儂は、長年の悩みの腰痛から解放されましたわい…。」




 「見てっ! あんなに荒れ放題だった肌が、すっかり艶を取り戻しているわっ!

 ううんっ! 前よりも綺麗になったみたいっ………。」








 さて、みんなが温泉でまったり温まっている間に、食事の準備をしなくちゃね!




 え?


 私が作るのかって?


 主食はコンビニ弁当とウー○ーイーツでしたが、なにか?


 ここでも『創造そうぞう』の力使わせて貰いますよ!








 イメージは某イタリアンレストラン!








 …いいじゃん、安くて美味しいんだから…。


 それに高級なお店なんて縁が無かったし………。




 あ、涙が………。


 き、気を取り直して、レッツクッキング!








            ◆◆◆








 「ああ…。 この、玉ねぎのスープ…。

なんとも、香ばしい……。 身体が芯から温まる……。」




 「旨いっ! こ、この、サラダにかかっているソースッ! 絶品だっ!」




 「ねぇ、この丸いチーズがかかっている食べ物は何と言うの? 是非、我が国でも流行らせたいわっ!」




 「お母様、この目玉焼きの乗ったお肉のお料理、僕達の料理長にも教えてあげてよっ!

  僕、毎日作って貰うんだっ!」




 「こ、この、辛さの効いたチキンッ…! さ、酒が止まらんッ…!」








  異世界でも、大好評!


  流石イタリアン!


 侮れないわ!




 一方、垢を落とし艶をましたマルス達もまた、折角の艶姿が台無しになるほど、果敢に料理に挑んでいた。




  「ありがとうっ! アキラッ! 僕達、まともな食事をするのは久しぶりだよっ! この料理、どれもこれもとっても美味しいっ!」




  そうミートソースを口一杯に付けて、屈託無く笑うマルス。


 リュインも、クロウリーも、セレスティンも。


  口々にお礼を言っては、食べ物を次々と口へと運んでいく。




  特に、セレスティンはご馳走を毎日振る舞われていたみたいだけど、マルス達の事が心配だったんだよね…!


 今にも折れてしまいそうなほど、痩せている。


 ご馳走なんか、とても喉を通らなかっただろう。




 うううっ…!


  みんなっ…!


 今まで、苦労してきただろうっ…!


 ご苦労様っ…!


  お腹一杯、お食べっ…!








            ◆◆◆








 「な、なんだ……。 この、布団は……。」




 「身体が…、柔らかく…、暖かく…、包み込まれて……。」




 「ぐが~~~…。」








 ふふふ。


 みんな、極上の羽毛布団の魔力には抗えなかったようね…!




 いい社畜生活は、いい睡眠から!


  布団には、拘ってたんだからっ!




 そう、高級フランス産水鳥ダウン99%使用羽毛布団の魔力には……!








 「うわぁ~! なにこの、ふわふわ布団!僕ん家の藁布団とは、大違いだ! まるで、雲の上にいる…みた……す~…。」




 うふふ。


 マルス達も眠っちゃった。




 もうここは安全だからね。


  朝までぐっすり眠っていいんだからね。




 おやすみ、マルス。


 リュイン。


 クロウリー。


 セレスティン。




 みんないい夢を…。



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