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幼少期
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「…見なくてもわかるわ」
青ざめた顔でそんなことを言う母上に苦笑が漏れる。
「ですよね。さすが、トップクラスの魔法使い様。ですが、顔色が悪いです。休まれた方がいいのでは」
原因である俺が言うのもなんだが。
「大丈夫よ。だけどその呼び方、やめて頂戴。私はあなたの母親なのよ」
「そうですね。だけど僕はあなたに母親らしいことをされた覚えはないので」
「っそうよね。わかっているわ。そのことを含めてちゃんと話をしなければね。まずは座りましょう」
はっとしたように息をのむ母上に罪悪感が沸いた。
いそいそとソファに座る母上。
…いや、ここで?!
男二人が床に転がってるんだけど?!
話せるか!こんなところで。
笑っちゃうわ。
「場所を変えませんか」
さすがの母上もここでは無理だと気付いたのか、恥ずかしそうに立ち上がり「そうね、変えましょう」とうなずいた。
「じゃ、あなたの部屋で」
「え、僕のですか?…いいですけど。この二人はどうするんですか?」
さすがに屋敷の使用人に伯爵家当主と次期当主のこんな姿は見せられないだろう。
「…ステラに任せましょう」
「え、この二人をですか?」
あの細腕で大丈夫なのだろうか。
「大丈夫よ。あの子結構強いのよ。二人くらいなら余裕でお姫様抱っこできるわ」
「お姫様抱っこぉ?」
何それ見た過ぎる。
あのステラって人そんな強いのか。
華奢なイメージだが、実は筋肉質だったりするのだろうか。
見た目じゃわからないものだな。
…いや、彼女にお姫様抱っこで運ばれる姿はとても面白いが、ほかの使用人に見られたら結局同じでは…
顔に出ていたのか母上が「分かったわ」とため息をついた。
「んもう、面倒くさいわねぇ。じゃあ、この二人の記憶飛ばしてもらいましょ。それからたたき起こしてリュカには自分で帰ってもらえばいいわよ」
えええ、それでいいの。
雑すぎるだろ。
「ステラ!いるかしら」
パンパン、と手を打と鳴らすと部屋の扉がキィと開き先ほどの彼女が入ってきた。
「はい、奥様」
うわ、部屋の外にいたの?
ロット君はどうしたんだろうか。
「ロット君の方は?」
俺の心を読んだように聞く母上に若干戦きつつ、ロット君の様子は気になるので耳を傾ける。
てか、最初に呼んだときから気になってたけど、なんで母上までロット君呼びなんだろうか。
二人って知り合いなん?
「はい、あのものは意識を失っておられましたので、記憶改竄魔法をかけておきました」
うーん、物騒。
「さすが、ステラ。ああ、この二人にもお願いできるかしら」
にこにこで、夫と息子の記憶改竄を頼む母上。
ちょっと、怖い。
「はい、奥様」
あ、ほんとにやるのね。
割と恐ろしい魔法がさっきからバンバン使われてる気がするんだけど。
この世界って割と危ない感じ?
俺、生き残れる気がしないんだけど。
ステラが二人に近づくと両手を二人にかざし口を開いた。
「__光よ、我に従い姿を変えよ」
手のひらから淡い光が出て二人を包んだ。
数秒で光が止むが、二人の様子に変わりはない。
本当に魔法が発動したのか不安ではあるが母上もステラも気にした素振りは見せないのできっと二人の記憶は改竄されてしまったのだろう。
呪文を聞くのは二回目だが、長さが全然違うな。
ロット君、あんな長々と言ってたのに。
やっぱり想像力がないんだな。可哀想に。
それに、母上の言う通りこの人が強いんだろう。
ステラは何属性なのだろうか。髪の色を見る感じ金髪だし光か?
光ってもっと回復魔法とか、結界魔法とかそういう綺麗な魔法なんじゃないの?
…と、ステラをジッと見ているとそのことに気づいたのか立ち上がり俺の前まで来た。
やべ、見すぎたかと内心焦りつつ見ていると突然ガバリと頭を下げられた。
「へ?」
青ざめた顔でそんなことを言う母上に苦笑が漏れる。
「ですよね。さすが、トップクラスの魔法使い様。ですが、顔色が悪いです。休まれた方がいいのでは」
原因である俺が言うのもなんだが。
「大丈夫よ。だけどその呼び方、やめて頂戴。私はあなたの母親なのよ」
「そうですね。だけど僕はあなたに母親らしいことをされた覚えはないので」
「っそうよね。わかっているわ。そのことを含めてちゃんと話をしなければね。まずは座りましょう」
はっとしたように息をのむ母上に罪悪感が沸いた。
いそいそとソファに座る母上。
…いや、ここで?!
男二人が床に転がってるんだけど?!
話せるか!こんなところで。
笑っちゃうわ。
「場所を変えませんか」
さすがの母上もここでは無理だと気付いたのか、恥ずかしそうに立ち上がり「そうね、変えましょう」とうなずいた。
「じゃ、あなたの部屋で」
「え、僕のですか?…いいですけど。この二人はどうするんですか?」
さすがに屋敷の使用人に伯爵家当主と次期当主のこんな姿は見せられないだろう。
「…ステラに任せましょう」
「え、この二人をですか?」
あの細腕で大丈夫なのだろうか。
「大丈夫よ。あの子結構強いのよ。二人くらいなら余裕でお姫様抱っこできるわ」
「お姫様抱っこぉ?」
何それ見た過ぎる。
あのステラって人そんな強いのか。
華奢なイメージだが、実は筋肉質だったりするのだろうか。
見た目じゃわからないものだな。
…いや、彼女にお姫様抱っこで運ばれる姿はとても面白いが、ほかの使用人に見られたら結局同じでは…
顔に出ていたのか母上が「分かったわ」とため息をついた。
「んもう、面倒くさいわねぇ。じゃあ、この二人の記憶飛ばしてもらいましょ。それからたたき起こしてリュカには自分で帰ってもらえばいいわよ」
えええ、それでいいの。
雑すぎるだろ。
「ステラ!いるかしら」
パンパン、と手を打と鳴らすと部屋の扉がキィと開き先ほどの彼女が入ってきた。
「はい、奥様」
うわ、部屋の外にいたの?
ロット君はどうしたんだろうか。
「ロット君の方は?」
俺の心を読んだように聞く母上に若干戦きつつ、ロット君の様子は気になるので耳を傾ける。
てか、最初に呼んだときから気になってたけど、なんで母上までロット君呼びなんだろうか。
二人って知り合いなん?
「はい、あのものは意識を失っておられましたので、記憶改竄魔法をかけておきました」
うーん、物騒。
「さすが、ステラ。ああ、この二人にもお願いできるかしら」
にこにこで、夫と息子の記憶改竄を頼む母上。
ちょっと、怖い。
「はい、奥様」
あ、ほんとにやるのね。
割と恐ろしい魔法がさっきからバンバン使われてる気がするんだけど。
この世界って割と危ない感じ?
俺、生き残れる気がしないんだけど。
ステラが二人に近づくと両手を二人にかざし口を開いた。
「__光よ、我に従い姿を変えよ」
手のひらから淡い光が出て二人を包んだ。
数秒で光が止むが、二人の様子に変わりはない。
本当に魔法が発動したのか不安ではあるが母上もステラも気にした素振りは見せないのできっと二人の記憶は改竄されてしまったのだろう。
呪文を聞くのは二回目だが、長さが全然違うな。
ロット君、あんな長々と言ってたのに。
やっぱり想像力がないんだな。可哀想に。
それに、母上の言う通りこの人が強いんだろう。
ステラは何属性なのだろうか。髪の色を見る感じ金髪だし光か?
光ってもっと回復魔法とか、結界魔法とかそういう綺麗な魔法なんじゃないの?
…と、ステラをジッと見ているとそのことに気づいたのか立ち上がり俺の前まで来た。
やべ、見すぎたかと内心焦りつつ見ていると突然ガバリと頭を下げられた。
「へ?」
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