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第27話 夜伽※
教会の炊き出しが終わった後。私達医師や薬師らも炊き出しで配られたスープを味わう事が出来た。
ミネストローネスープ風のトマトスープで、酸味が疲れた身体によく効く。
「ごちそうさまでした」
ユングミル城に戻り、日没まで薬の仕分けをして、今日の仕事は終わる。炊き出しはまた明日もあるので、ゆっくりと休んで明日に備えなければ。
「さっさと寝よう」
シャワーを済ませてベッドに入ろうとした時、部屋の扉を叩く音が聞こえてくる。部屋の扉を恐る恐る開くと小柄で白髪交じりのお婆さんメイドが白い手紙を持って立っていた。
「王太子殿下からです」
「ありがとうございます」
手紙を受け取るとメイドが退出し、部屋の中で手紙の封を開くと夜22時に夜伽の為部屋に来てほしいという内容の文章が記されていた。
部屋の時計は21時50分を過ぎようとしている。
「行かなきゃ」
私は寝間着の上から羽織を着て、手紙を持ってアダン様のいる部屋に向かった。
「失礼いたします。ジャスミンです」
「どうぞ」
部屋の中では、アダン様が椅子に座り地図と向き合っていた。
「疲れてるとこ悪いけど、ジャスミンが欲しくなった」
そう告げると、椅子から立ち上がって私を真正面から抱き締める。香水の甘さと酸っぱさが入り混ざった匂いが私の鼻の奥をつく。この香水はよく貴族の間でも使われ、ジュナも愛用していた香水だろう。
「良い匂いがします」
「気付いた?」
「妹が愛用していましたので」
「次からは違う香水にしようか」
「いえ、気を使わなくて結構です」
私がそう制すると、アダン様は私から一旦離れて、左手を取る。
「一緒にシャワー浴びよっか」
「え」
気がつけばシャワールームの手前にある脱衣室にて服も下着も全て脱がされ、裸になっていた。
「あ……」
「今更恥ずかしがらなくても」
アダン様の肉体は鍛えられているのがよく分かるくらいに筋肉質だ。直視しようとすると羞恥心が沸き上がって直視出来ない。
それに、アダン様の肉体を見たら私がちりになって霞んでしまいそうな気もする。
「どうしたの?」
自分でも気が付かないうちに、いつの間にか挙動不審になっていた所をアダン様に突っ込まれた。
「あ、いえ……」
「動揺してる?」
「あーーそれもありますけど……」
(改めてじろじろ見られると、なんだか自分に自信が無くなるというかなんというか)
これまで何度もアダン様に抱かれて裸も見られているはずなのに。
「もっと自信を持っていいと思うよ」
「……へ」
「ジャスミンは太っていないし、やせすぎでもない。バランスも良くて身体に傷やあざもないし気になる部分は無いと思うけど?」
「で、でも……」
スタイルは妹のジュナの方が良い。明るい艶のある茶髪にわりと偏食で甘いものばかり食べている割には、豊かな胸に引き締まったくびれとしっかりメリハリの効いた令嬢らしい体型を保っている。
それに比べて私はジュナや両親からよくだらしない体型と言われていた。ジュナと違っていつも食事は食べ過ぎないように両親から言われていたのもあって気を付けてはいたのだけれど。それに自身の黒髪もあまり受けが良くない気はする。
「俺はジャスミンの身体も顔も好きだよ。美しいから。だからもっと自信を持って」
「アダン様……」
「ね? 王太子の俺が言うんだから間違いない」
アダン様から励まされた事で、ちょっとだけ自身が湧いて出てきた。もやもやしていた負の感情が少しだけ消え去って胸の中がその分軽くなった。やっぱり自信を持つ事は大事なのかもしれない。
私はそのままアダン様に身体を洗われ、時折胸を揉まれたりして刺激を受けつつ、シャワーを終えてまたベッドに戻る。
「はあっ……」
裸のまま押し倒されてキスを交わし、舌と舌を絡ませていく。ぬるぬるとした感触が下腹部の熱を更に熱くさせていく。
それにシャワーを浴びたはずなのに、身体全体が湿っているような感じがする。
「もう濡れてる……」
アダン様の右中指が、私の濡れ切ったそこをなぞるようにして中へと入っていく。指が動いていくたびに、私に熱と快楽が飲み込んでいく。
「もう、いいかな……」
「あっ! んっ……!」
「すごい締め付けだ。最近、してなかったからかな……?」
「わ、わかりません……」
アダン様が私の耳元で小さくささやく毎に、肩が跳ねて心臓がどきっと動いてしまうような感覚に襲われる。
「動くと吸い付いてきてる……」
「あっ、ひい……!」
「もっと動かしてみようか」
ぱんぱんぱんと淫猥な粘膜や肌がぶつかったりこすれたりする音が、部屋中に響き渡る。奥をえぐるように突かれる動きに、私の視界がぱちぱちと時折白くなる。多分、何度か絶頂を繰り返しているんだと、思う。
「あっ! んっ、んんっ」
「はあっ……! すごいっ」
「ああっ……」
「もう、こっちも……!」
アダン様が絶頂に達し、その精を私の口の中に放つと、私はそれを飲み込む。飲み込んだらまた、今度はお尻をアダン様に突き出すような四つん這いの格好になって、また抱かれていく。
「ああっ……」
アダン様は溜まっていた欲の全てを夜明けまでぶっ通しで私にぶつけたのだった。私はこれらを受け止め、快楽に溺れていった。
ミネストローネスープ風のトマトスープで、酸味が疲れた身体によく効く。
「ごちそうさまでした」
ユングミル城に戻り、日没まで薬の仕分けをして、今日の仕事は終わる。炊き出しはまた明日もあるので、ゆっくりと休んで明日に備えなければ。
「さっさと寝よう」
シャワーを済ませてベッドに入ろうとした時、部屋の扉を叩く音が聞こえてくる。部屋の扉を恐る恐る開くと小柄で白髪交じりのお婆さんメイドが白い手紙を持って立っていた。
「王太子殿下からです」
「ありがとうございます」
手紙を受け取るとメイドが退出し、部屋の中で手紙の封を開くと夜22時に夜伽の為部屋に来てほしいという内容の文章が記されていた。
部屋の時計は21時50分を過ぎようとしている。
「行かなきゃ」
私は寝間着の上から羽織を着て、手紙を持ってアダン様のいる部屋に向かった。
「失礼いたします。ジャスミンです」
「どうぞ」
部屋の中では、アダン様が椅子に座り地図と向き合っていた。
「疲れてるとこ悪いけど、ジャスミンが欲しくなった」
そう告げると、椅子から立ち上がって私を真正面から抱き締める。香水の甘さと酸っぱさが入り混ざった匂いが私の鼻の奥をつく。この香水はよく貴族の間でも使われ、ジュナも愛用していた香水だろう。
「良い匂いがします」
「気付いた?」
「妹が愛用していましたので」
「次からは違う香水にしようか」
「いえ、気を使わなくて結構です」
私がそう制すると、アダン様は私から一旦離れて、左手を取る。
「一緒にシャワー浴びよっか」
「え」
気がつけばシャワールームの手前にある脱衣室にて服も下着も全て脱がされ、裸になっていた。
「あ……」
「今更恥ずかしがらなくても」
アダン様の肉体は鍛えられているのがよく分かるくらいに筋肉質だ。直視しようとすると羞恥心が沸き上がって直視出来ない。
それに、アダン様の肉体を見たら私がちりになって霞んでしまいそうな気もする。
「どうしたの?」
自分でも気が付かないうちに、いつの間にか挙動不審になっていた所をアダン様に突っ込まれた。
「あ、いえ……」
「動揺してる?」
「あーーそれもありますけど……」
(改めてじろじろ見られると、なんだか自分に自信が無くなるというかなんというか)
これまで何度もアダン様に抱かれて裸も見られているはずなのに。
「もっと自信を持っていいと思うよ」
「……へ」
「ジャスミンは太っていないし、やせすぎでもない。バランスも良くて身体に傷やあざもないし気になる部分は無いと思うけど?」
「で、でも……」
スタイルは妹のジュナの方が良い。明るい艶のある茶髪にわりと偏食で甘いものばかり食べている割には、豊かな胸に引き締まったくびれとしっかりメリハリの効いた令嬢らしい体型を保っている。
それに比べて私はジュナや両親からよくだらしない体型と言われていた。ジュナと違っていつも食事は食べ過ぎないように両親から言われていたのもあって気を付けてはいたのだけれど。それに自身の黒髪もあまり受けが良くない気はする。
「俺はジャスミンの身体も顔も好きだよ。美しいから。だからもっと自信を持って」
「アダン様……」
「ね? 王太子の俺が言うんだから間違いない」
アダン様から励まされた事で、ちょっとだけ自身が湧いて出てきた。もやもやしていた負の感情が少しだけ消え去って胸の中がその分軽くなった。やっぱり自信を持つ事は大事なのかもしれない。
私はそのままアダン様に身体を洗われ、時折胸を揉まれたりして刺激を受けつつ、シャワーを終えてまたベッドに戻る。
「はあっ……」
裸のまま押し倒されてキスを交わし、舌と舌を絡ませていく。ぬるぬるとした感触が下腹部の熱を更に熱くさせていく。
それにシャワーを浴びたはずなのに、身体全体が湿っているような感じがする。
「もう濡れてる……」
アダン様の右中指が、私の濡れ切ったそこをなぞるようにして中へと入っていく。指が動いていくたびに、私に熱と快楽が飲み込んでいく。
「もう、いいかな……」
「あっ! んっ……!」
「すごい締め付けだ。最近、してなかったからかな……?」
「わ、わかりません……」
アダン様が私の耳元で小さくささやく毎に、肩が跳ねて心臓がどきっと動いてしまうような感覚に襲われる。
「動くと吸い付いてきてる……」
「あっ、ひい……!」
「もっと動かしてみようか」
ぱんぱんぱんと淫猥な粘膜や肌がぶつかったりこすれたりする音が、部屋中に響き渡る。奥をえぐるように突かれる動きに、私の視界がぱちぱちと時折白くなる。多分、何度か絶頂を繰り返しているんだと、思う。
「あっ! んっ、んんっ」
「はあっ……! すごいっ」
「ああっ……」
「もう、こっちも……!」
アダン様が絶頂に達し、その精を私の口の中に放つと、私はそれを飲み込む。飲み込んだらまた、今度はお尻をアダン様に突き出すような四つん這いの格好になって、また抱かれていく。
「ああっ……」
アダン様は溜まっていた欲の全てを夜明けまでぶっ通しで私にぶつけたのだった。私はこれらを受け止め、快楽に溺れていった。
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