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第2話「贄原くんの災厄な五日間」前編
終業式:夏休みがやって来た。
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7月末、陽斗が通う節木高校は前期の終業式を迎えた。
陽斗のクラスメイト達もどこか浮き足だっており、チャイムが鳴った後も教室に残って成績表を見せ合っていたり、夏休みの予定を確認し合ったりしていた。
陽斗の友人、成田もその一員だった。1と2ばかりの成績表を誰にも見られないように鞄の奥へと押し込み、体操着が入った袋と鞄を持って、帰り支度をしていた陽斗の元へ向かう。浮かれ気分全開の彼の足取りは軽く、無意識にスキップしていた。
「よっ、陽斗! 夏休みの予定はもう決まったか?」
成田が笑顔で声をかけると、帰り支度を終えた陽斗も鞄を背負いながら、満面の笑みで頷いた。
「うん! いっぱいバイト入れたよ!」
次の瞬間、成田は陽斗の肩をガシッと力強く掴んだ。そして陽斗を諭すように、真顔で言った。
「……陽斗。夏休みは休んでいいんだぞ」
「え? 何で?」
しかし陽斗には成田が何故そんなことを言っているのか理解出来ないらしい。顔をポカンとさせて、首を傾げた。
「夏休みは学校に行かなくていい分、長期で働けるんだよ? この機会を逃す手はないよ! 成田君だって、プールの監視員のバイトするって言ってたじゃん」
「あれは出会いを求めるために仕方なく……陽斗だって、飯沼ちゃん誘ってどっか遊びに行く予定あるだろ?」
「ないよ」
「ないの?!」
あっさりした陽斗の返答に成田は思わずつっこんだ。
「飯沼さん、夏休みはずっとおばあちゃんの家で過ごすんだって。だよね? 飯沼さん」
「えぇ」
陽斗の隣の席で帰り支度をしていた飯沼が申し訳なさそうに頷く。
「本当は贄原君の食事が心配で残るつもりだったんだけど、どうしても行かなくちゃならなくなったの。ごめんなさいね」
「気にしないで! 僕も夏休みはバイトで忙しいから、遊ぶ暇なんて無いと思うし!」
「いや、お前は休んでくれよ! 普段だって充分、働いてるんだからさ!」
全く休むつもりのない陽斗に、成田はため息を吐いた。
「はぁ。誰か陽斗を休ませてくれねぇかなぁ……」
「悪いが、俺にも無理だ」
成田の隣に立っていた蒼劔は、自分の姿が彼に見えていないのを承知でそう返した。
陽斗は似非霊能力者達から多額の金を取り戻したにも関わらず、以前にも増してバイトを増やしていた。特に、今日から始まる夏休みには毎日バイトへ出掛ける予定を組んでいた。
夏休みが始まる前、スケジュールをスマホのカレンダーに打ち込んでいた陽斗に、蒼劔は尋ねた。
「そんなに働いてどうするつもりだ?」
陽斗は笑顔で答えた。
「僕、学校の先生になりたいんだ。だから、大学に行くためのお金を今の内に稼いでおきたいなって」
そう夢を語る陽斗は眩しかった。能天気で、鈍感で、他人を疑うことを知らないお人好しだが、蒼劔は陽斗の夢を応援したいと思った。
「陽斗は本気だ。俺にも止められないし、止める気もない。遊びに行くなら1人で行け、成田」
しかし当然、成田は蒼劔の声が聞こえないので、陽斗との会話を続けている。
「そういや陽斗、成績表どうだった? 俺はまぁ、ぼちぼちってとこかな」
「……」
何かを誤魔化そうとしている成田を見て、蒼劔は成田の鞄の中へ手を突っ込んだ。成田の鞄の中身はほぼ空だったため、すぐに彼の成績表を見つけられた。
蒼劔は鞄から成田の成績表を取り出すと、彼の成績に目を走らせた。そして、そのあまりに残念な成績に顔をしかめた。
「成田、お前……遊んでる場合じゃないぞ。毎日バイトしてる陽斗の方が成績が上じゃないか」
蒼劔は成田の成績表を元々入っていた鞄ではなく、彼が鞄と一緒に持っていた体操着袋の中へ突っ込んだ。ついでに、今朝陽斗の部屋のポストに入っていた塾の夏季講習のチラシも入れておいた。
「じゃあな、2人とも! いい夏休みを送ってくれよ! 飯沼ちゃん、お土産よろしく! 陽斗は1日でもいいから、絶対休めよ! 毎日遊びに誘うからな!」
「ありがとう、成田君! バイト中はスマホ使えないから、終わってから見るね!」
「それじゃ、意味ねーじゃん!」
何も知らない成田は学校から家へ帰宅すると、体操着を袋に入れたまま洗濯に出した。
翌朝、彼の体操着を洗濯しようと成田の母親が袋から体操着を出した際、成田の成績表と塾のチラシがハラリと床に落ちた。成田の母親はその成績表の中身を見るなり、塾のチラシも一緒に手に持って、成田の部屋のドアを蹴破った。
その後、成田から陽斗の元に遊びの誘いは来なかった。代わりに、『この問題、どうやって解くか教えてくれ!』といった趣旨のメールが何十通も届いた。
・
成田の夏休みの末路を知らない陽斗は、蒼劔と共に正午の太陽にジリジリと焼かれながら節木荘に帰ってきた。温度を感じない蒼劔は汗一つかいていないが、陽斗は鞄を日除けにしながら汗だくで歩いていた。
「やっぱりお昼は暑いねー。帰ったらすぐに氷を食べよう」
「そんなに暑いか?」
「暑いよ! どうせなら夕方まで授業してくれればいいのにー!」
2人が陽斗の部屋へ戻ってくると、朝には無かったビニール袋が彼の部屋のドアノブに下がっていた。中に何か入っているようだが、外からでは何が入っているのか見当もつかなかった。
「何だろう?」
陽斗は警戒心ゼロでビニール袋に近づこうとしたが、すぐに「待て」と蒼劔に手で制され、足を止めた。
「俺が確かめる。新手の妖怪か詐欺かもしれん」
「わ、分かった」
陽斗は蒼劔の指示に従い、後ずさる。
蒼劔は慎重にビニール袋へと近づくと、袋の口をゆっくり広げて中を確認した。すると、中身を見た途端に眉間にシワを寄せた。
「……蕎麦だな」
「蕎麦?!」
それを聞いて陽斗はすぐさま駆け寄った。
ビニール袋の中を覗くと、中に蕎麦用の蒸籠が2人分入っていた。フタを開けると、中で冷えた蕎麦がこんもりと山を作っている。袋の中にはつゆと薬味が入った器も別に入っていた。
「これ、本物のお蕎麦だよ! 何でうちのドアノブに引っかかってるの?! お蕎麦屋さんが間違えて届けちゃったのかな?」
「……いや、そうではないようだ」
蒼劔はビニール袋の隅に入っていた小さなメモ用紙を指で摘み上げた。キャラクター物のメモ用紙で、可愛らしい女の子のキャラクターがメモの隅でポーズをとっている。そのキャラクターに被らないよう、ミント色のボールペンで文章が書いてあった。
「“隣に引っ越してきた無限大と申します。何卒、よろしくお願い致します”……だそうだ」
「むげんだい?」
陽斗は自分の部屋の両サイドの部屋を確認した。すると陽斗の部屋の右隣のドアに、今朝は無かったはずの真新しい表札が出されていた。メモにある通り、表札に「無限大」と書いてあった。
「わぁ、ホントに“無限大”だ。変わった苗字の人だね」
「……そうだな」
蒼劔は何故か険しい表情で「無限大」の表札を睨んでいたが、蕎麦に夢中になっている陽斗は彼の様子に全く気づいていなかった。蕎麦が入ったビニール袋を手に、足取り軽く自分の部屋へ入っていく。
「今日のお昼は蒸籠のお蕎麦だー! せっかく2人前あるんだし、蒼劔君も食べるでしょ?」
「あぁ。せっかくだからな」
蒼劔はわざわざ「無限大」の部屋の前でそう強調し、陽斗の部屋へ入っていった。
2人が部屋に入って暫くすると、「無限大」の部屋のドアが内側からほんの数ミリ開かれた。
「……」
部屋の主はほんの少しだけ開けたドアの隙間から赤い瞳を覗かせ、陽斗の部屋の方をチラッと横目で窺った。壁越しに陽斗と蒼劔の声が聞こえる。彼の額から汗がつぅっと頬へ伝った。
陽斗のクラスメイト達もどこか浮き足だっており、チャイムが鳴った後も教室に残って成績表を見せ合っていたり、夏休みの予定を確認し合ったりしていた。
陽斗の友人、成田もその一員だった。1と2ばかりの成績表を誰にも見られないように鞄の奥へと押し込み、体操着が入った袋と鞄を持って、帰り支度をしていた陽斗の元へ向かう。浮かれ気分全開の彼の足取りは軽く、無意識にスキップしていた。
「よっ、陽斗! 夏休みの予定はもう決まったか?」
成田が笑顔で声をかけると、帰り支度を終えた陽斗も鞄を背負いながら、満面の笑みで頷いた。
「うん! いっぱいバイト入れたよ!」
次の瞬間、成田は陽斗の肩をガシッと力強く掴んだ。そして陽斗を諭すように、真顔で言った。
「……陽斗。夏休みは休んでいいんだぞ」
「え? 何で?」
しかし陽斗には成田が何故そんなことを言っているのか理解出来ないらしい。顔をポカンとさせて、首を傾げた。
「夏休みは学校に行かなくていい分、長期で働けるんだよ? この機会を逃す手はないよ! 成田君だって、プールの監視員のバイトするって言ってたじゃん」
「あれは出会いを求めるために仕方なく……陽斗だって、飯沼ちゃん誘ってどっか遊びに行く予定あるだろ?」
「ないよ」
「ないの?!」
あっさりした陽斗の返答に成田は思わずつっこんだ。
「飯沼さん、夏休みはずっとおばあちゃんの家で過ごすんだって。だよね? 飯沼さん」
「えぇ」
陽斗の隣の席で帰り支度をしていた飯沼が申し訳なさそうに頷く。
「本当は贄原君の食事が心配で残るつもりだったんだけど、どうしても行かなくちゃならなくなったの。ごめんなさいね」
「気にしないで! 僕も夏休みはバイトで忙しいから、遊ぶ暇なんて無いと思うし!」
「いや、お前は休んでくれよ! 普段だって充分、働いてるんだからさ!」
全く休むつもりのない陽斗に、成田はため息を吐いた。
「はぁ。誰か陽斗を休ませてくれねぇかなぁ……」
「悪いが、俺にも無理だ」
成田の隣に立っていた蒼劔は、自分の姿が彼に見えていないのを承知でそう返した。
陽斗は似非霊能力者達から多額の金を取り戻したにも関わらず、以前にも増してバイトを増やしていた。特に、今日から始まる夏休みには毎日バイトへ出掛ける予定を組んでいた。
夏休みが始まる前、スケジュールをスマホのカレンダーに打ち込んでいた陽斗に、蒼劔は尋ねた。
「そんなに働いてどうするつもりだ?」
陽斗は笑顔で答えた。
「僕、学校の先生になりたいんだ。だから、大学に行くためのお金を今の内に稼いでおきたいなって」
そう夢を語る陽斗は眩しかった。能天気で、鈍感で、他人を疑うことを知らないお人好しだが、蒼劔は陽斗の夢を応援したいと思った。
「陽斗は本気だ。俺にも止められないし、止める気もない。遊びに行くなら1人で行け、成田」
しかし当然、成田は蒼劔の声が聞こえないので、陽斗との会話を続けている。
「そういや陽斗、成績表どうだった? 俺はまぁ、ぼちぼちってとこかな」
「……」
何かを誤魔化そうとしている成田を見て、蒼劔は成田の鞄の中へ手を突っ込んだ。成田の鞄の中身はほぼ空だったため、すぐに彼の成績表を見つけられた。
蒼劔は鞄から成田の成績表を取り出すと、彼の成績に目を走らせた。そして、そのあまりに残念な成績に顔をしかめた。
「成田、お前……遊んでる場合じゃないぞ。毎日バイトしてる陽斗の方が成績が上じゃないか」
蒼劔は成田の成績表を元々入っていた鞄ではなく、彼が鞄と一緒に持っていた体操着袋の中へ突っ込んだ。ついでに、今朝陽斗の部屋のポストに入っていた塾の夏季講習のチラシも入れておいた。
「じゃあな、2人とも! いい夏休みを送ってくれよ! 飯沼ちゃん、お土産よろしく! 陽斗は1日でもいいから、絶対休めよ! 毎日遊びに誘うからな!」
「ありがとう、成田君! バイト中はスマホ使えないから、終わってから見るね!」
「それじゃ、意味ねーじゃん!」
何も知らない成田は学校から家へ帰宅すると、体操着を袋に入れたまま洗濯に出した。
翌朝、彼の体操着を洗濯しようと成田の母親が袋から体操着を出した際、成田の成績表と塾のチラシがハラリと床に落ちた。成田の母親はその成績表の中身を見るなり、塾のチラシも一緒に手に持って、成田の部屋のドアを蹴破った。
その後、成田から陽斗の元に遊びの誘いは来なかった。代わりに、『この問題、どうやって解くか教えてくれ!』といった趣旨のメールが何十通も届いた。
・
成田の夏休みの末路を知らない陽斗は、蒼劔と共に正午の太陽にジリジリと焼かれながら節木荘に帰ってきた。温度を感じない蒼劔は汗一つかいていないが、陽斗は鞄を日除けにしながら汗だくで歩いていた。
「やっぱりお昼は暑いねー。帰ったらすぐに氷を食べよう」
「そんなに暑いか?」
「暑いよ! どうせなら夕方まで授業してくれればいいのにー!」
2人が陽斗の部屋へ戻ってくると、朝には無かったビニール袋が彼の部屋のドアノブに下がっていた。中に何か入っているようだが、外からでは何が入っているのか見当もつかなかった。
「何だろう?」
陽斗は警戒心ゼロでビニール袋に近づこうとしたが、すぐに「待て」と蒼劔に手で制され、足を止めた。
「俺が確かめる。新手の妖怪か詐欺かもしれん」
「わ、分かった」
陽斗は蒼劔の指示に従い、後ずさる。
蒼劔は慎重にビニール袋へと近づくと、袋の口をゆっくり広げて中を確認した。すると、中身を見た途端に眉間にシワを寄せた。
「……蕎麦だな」
「蕎麦?!」
それを聞いて陽斗はすぐさま駆け寄った。
ビニール袋の中を覗くと、中に蕎麦用の蒸籠が2人分入っていた。フタを開けると、中で冷えた蕎麦がこんもりと山を作っている。袋の中にはつゆと薬味が入った器も別に入っていた。
「これ、本物のお蕎麦だよ! 何でうちのドアノブに引っかかってるの?! お蕎麦屋さんが間違えて届けちゃったのかな?」
「……いや、そうではないようだ」
蒼劔はビニール袋の隅に入っていた小さなメモ用紙を指で摘み上げた。キャラクター物のメモ用紙で、可愛らしい女の子のキャラクターがメモの隅でポーズをとっている。そのキャラクターに被らないよう、ミント色のボールペンで文章が書いてあった。
「“隣に引っ越してきた無限大と申します。何卒、よろしくお願い致します”……だそうだ」
「むげんだい?」
陽斗は自分の部屋の両サイドの部屋を確認した。すると陽斗の部屋の右隣のドアに、今朝は無かったはずの真新しい表札が出されていた。メモにある通り、表札に「無限大」と書いてあった。
「わぁ、ホントに“無限大”だ。変わった苗字の人だね」
「……そうだな」
蒼劔は何故か険しい表情で「無限大」の表札を睨んでいたが、蕎麦に夢中になっている陽斗は彼の様子に全く気づいていなかった。蕎麦が入ったビニール袋を手に、足取り軽く自分の部屋へ入っていく。
「今日のお昼は蒸籠のお蕎麦だー! せっかく2人前あるんだし、蒼劔君も食べるでしょ?」
「あぁ。せっかくだからな」
蒼劔はわざわざ「無限大」の部屋の前でそう強調し、陽斗の部屋へ入っていった。
2人が部屋に入って暫くすると、「無限大」の部屋のドアが内側からほんの数ミリ開かれた。
「……」
部屋の主はほんの少しだけ開けたドアの隙間から赤い瞳を覗かせ、陽斗の部屋の方をチラッと横目で窺った。壁越しに陽斗と蒼劔の声が聞こえる。彼の額から汗がつぅっと頬へ伝った。
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