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第10話「ブラック・クリスマス」
弐拾伍:クリスマスはこれからだ!
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「メリークリスマス!」
「アンド……名曽野市集団幻覚の謎、徹底討論かーい!」
騒動から一夜明けた十二月二十五日、クリスマス。
世間がすっかり年越しムードの中、節木荘では昨日のメンバーに黒縄と遠井を加えて、二度目のクリスマスパーティが行われていた。参加できなかった黒縄と遠井のために「もう一度クリスマスパーティがしたい」と、成田と朱羅が計画したのだ。
部屋の飾りも料理も、前回と全く同じものが用意されている。事情を知らない人間が見たら、昨日にタイムスリップしたかと疑ってしまうかもしれない。
「ったく、何で俺まで参加しなくちゃならねェンだ?」
黒縄は面倒くさそうにチキンをかじる。頭には朱羅に被らされた、サンタの帽子を乗せている。
さすがに子供の姿では大家を名乗れないので、オカルト研究部の面々には「節木荘の大家の孫」と説明しておいた。
「この会は黒縄様のご無事を祝う会でもありますからね、参加していただかなくては困ります。黒縄様のためにお作りしたお料理も余っておりますし」
「まァ……それは食うけどよォ。昨日は色々迷惑かけたし」
「ふふ、たくさん食べて下さいね」
朱羅は空いた皿を手に、嬉しそうにキッチンへと消えていく。料理は充分そろっているのだが、まだ作っているらしい。
(……全部食える気がしねェ。けど、余らせたら泣くよなァ)
「はァ、ガキが食える量じゃねェっての」
少しでも量を減らそうと、ひたすら料理を口へ運ぶ。
一方、オカルト研究部の面々は昨日の騒動について、熱く討論を繰り広げていた。と言っても、主に岡本が一人で語っていたが。
「君達も体験した通り、名曽野市は何らかの怪現象によって壊滅したはずだった! あの場にいた多くの目撃者がそれを証明している! しかし! 破壊し尽くされたはずの街は元に戻り、異形の類いも姿をくらましてしまった! その結果、一連の騒動は地下に充満したガスによる集団幻覚ということで片付けられてしまったのだ! 実に、由々しき事態だ! ろくに調べもせず事態を収束させるなど、あってはならん! テレビ局に抗議してやる!」
「そうだ、そうだ! ガスの臭いなんてしなかったぞ!」
「ガスがイルミネーションを倒すわけありません! 私も抗議します!」
実際にイルミネーションが人々を襲う現場を見ていた成田と神服部も同意する。
普段なら反論する遠井も「全くもって、その通りだな」と頷いた。
「名曽野市で起きたことが全て幻覚だと言うのは無理がある。大体、俺達はどうやって名曽野市から節木市まで移動したんだ? 岡本部長のように隣町の駅まで歩いていったのなら、その様子が監視カメラに映っているはずだ」
「そもそも、全員電車に乗れるのか? イブだったし、結構人多かったよな?」
「怪我をした人や亡くなった人は病院にいたらしいよ。動けないのにどうやって行ったのかな?」
「やはり、名曽野市は特異点だったのか……!」
その様子を陽斗、蒼劔、五代、不知火、暗梨の五人はトランプでババ抜きをしながら、密かに聴いていた。
「みんな盛り上がってるねー」
「あぁ。街を直したのは悪手だったか?」
「いやー、壊れたままだったらもっと大騒ぎになってるっしょ」
「修復に時間がかかるだろうしね、しばらくは街として機能しなかったかもしれない」
「何よ、幻覚って! アイツら全員私が助けてやったのよ?! 少しは感謝しなさいっての!」
暗梨は怒りに任せ、ペアになった二枚のクイーンのカードをテーブルに叩きつける。
こんな近くに恩人がいるとも知らず、オカルト研究部の面々は「どうやって瞬間移動したのか」と議論していた。
「そういや、遠井の塾はしばらく休みなんだよな? やっぱ昨日の騒動のせいなのか?」
「たぶんな」
遠井は昨日塾で体験したことを思い出し、眉をひそめた。
「表沙汰にはなっていないが、ほとんどの学生と講師が精神的に病んでいるらしい。塾はガス漏れの影響だと言い張っているが、警報器は鳴っていなかった。何か別の原因があるはずだ」
「しっかしクリスマスパーティに来るの、よくお前の親が許したよなぁ。塾が休みだったら、"家にこもって勉強しろ!"って言われそうじゃね?」
「友達の家で勉強してくる、と言っておいた。許可は取ってない」
「……マジで?」
「マジで」
遠井らしからぬ思い切った行動に、成田は呆然とした。
「昨日の約束といい、遠井変わったなぁ。それもガス漏れの影響なのか?」
「かもな」
遠井はチラッと陽斗と蒼劔に視線をやる。
昨日とは異なり、陽斗は縮んではいなかったし、蒼劔の額にもツノはなかった。
(二人にも昨日のことを確かめたが、「知らない」と言っていた。あれも幻覚だったのだろうか?)
「……蒼劔君、遠井君がこっちを睨んでるよ。僕、何か悪いことしたかなぁ?」
「見るな、陽斗。ババ抜きに集中しろ」
「やっふー! リーチキタコレ!」
「そんなアンタに、ジョーカープレゼントぉ!」
「ノォォォン! 言わないで暗梨氏ぃぃ!」
・
「フッフッフ……ついにオイラ達だけが残っちまったな、陽斗氏ぃ」
「負けないよ、五代君!」
陽斗と五代だけが残り、延々とジョーカーを引き合う。普段の五代なら余裕で勝つのだが、今日は「イカサマ禁止」と不知火に能力を封じられていた。
オカ研はオカ研で議論に煮詰まったのか「今度こそ、秘密の部屋を見つけるぜー!」と陽斗達を残して、再び探検に行ってしまった。静まり返ったリビングで、黒縄が口を開いた。
「ガキ共がいなくなったし、ちょうどいい。不知火、白石がどうなったか話せ」
「……」
「いや、質問を変えよう。何があった?」
不知火は眉をひそめる。クリスマスパーティに来てからずっと、彼の表情は曇っていた。
「……連れて行かれたよ、術者協会の者に」
「術者協会って?」
陽斗が五代に尋ねる。
五代は白目を血走らせ、陽斗のカードを凝視しながら答えた。
「読んで字のごとく、術者共が所属している組合のことっす! より効率的に異形を狩れるよう、情報や式神を共有したり、ランクごとに仕事を斡旋したりしてるっす! 見かけたら、全速力で逃げるべし!」
「まさか黒縄の始末ではなく、白石の確保を優先させたとは。俺達でさえ白石の存在を知らなかったというのに、一体どうやって知ったんだ?」
そう言いつつ、蒼劔は五代を睨む。
他の面々も疑いの目を向けたが、五代は「そんな余裕なかったって!」と全力で否定していた。
「残念なことに、向こうにもそれなりの情報役がいるのだろうね。彼女には厳しい罰が下り……そして、利用されるだろう。彼女の術は少々珍しいものだからね。そうならないよう、先回りして彼女の記憶を消しておきたかったのだが」
「……白石さん、無事だといいね」
陽斗は心配そうに呟いた。
「なンでアイツの心配なんかすンだよ」
「だって、悪いのは黒縄君でしょ? ご先祖様のこと謝ってあげてたら、こんなことにならずに済んだかもしれないじゃん」
「それは……そうだけどよォ」
黒縄は不満そうに唇を尖らせる。
朱羅も「そうですよ」と両手にピザを運び、言った。
「次に会ったら、ちゃんと謝りましょうね。私もご一緒しますから」
「はァ……わァったよ。謝ればいいんだろ、謝れば」
「いっそ、これを機に謝罪の旅にでも出ますか? もう妖力を集める必要はないのですから、お暇でしょう?」
「ンなの、キリがねェよ。テメェでやってくれ」
ふと、陽斗は二人のやり取りを聞いて気づいた。
「……そっか。黒縄君、もう僕達といる必要ないんだ。妖力が戻っちゃったから」
寂しげに目を伏せる。二人と会えなくなるのも寂しかったが、それ以上に朱羅さんの作る料理が食べられないことがショックだった。
蒼劔も少し未練がましそうに尋ねた。
「ここを出て行くのか?」
「いや? 俺の体が元に戻るまではいるつもりだが?」
「へっ?!」
「よっしゃ抜けたー!」
予想外のひと言に、陽斗は驚く。
同時に、五代が陽斗の手元からカードを引いた。五代は最後のペアがそろい、陽斗の手元にはジョーカーが残った。
「完全に元に戻るには時間がかかるらしいからな。その間、テメェらに護衛させることにした。ありがたく思えよ?」
「じゃあ、黒縄君も朱羅さんも節木荘に残るんだ! 良かったー!」
陽斗はジョーカーを捨て、嬉しそうに黒縄に抱きついた。
「離せ、暑苦しい!」
黒縄は恥ずかしそうに顔を赤らめ、もがく。
一方、護衛役に任命された蒼劔と暗梨は「待て待て」と割って入った。
「何故、俺が貴様の護衛などせねばならんのだ!」
「私は違うわよね?! たまたまクリスマス会に来ただけだものね?!」
「いやいや、むしろお前らがメインだからな? 朱羅はお人好しゴリラだし、五代は戦力外だし、不知火のクソ野郎はクソ野郎だし」
「誰がお人好しゴリラですか、黒縄様?」
「あ、やっべ」
・
こうして、聖夜の惨劇は「黒縄の生還」という最高のシナリオで終わりを迎えた。
しかしこの日を境に、陽斗の背後には不穏な影が近づきつつあった。
(第10話「ブラック・クリスマス」終わり)
「アンド……名曽野市集団幻覚の謎、徹底討論かーい!」
騒動から一夜明けた十二月二十五日、クリスマス。
世間がすっかり年越しムードの中、節木荘では昨日のメンバーに黒縄と遠井を加えて、二度目のクリスマスパーティが行われていた。参加できなかった黒縄と遠井のために「もう一度クリスマスパーティがしたい」と、成田と朱羅が計画したのだ。
部屋の飾りも料理も、前回と全く同じものが用意されている。事情を知らない人間が見たら、昨日にタイムスリップしたかと疑ってしまうかもしれない。
「ったく、何で俺まで参加しなくちゃならねェンだ?」
黒縄は面倒くさそうにチキンをかじる。頭には朱羅に被らされた、サンタの帽子を乗せている。
さすがに子供の姿では大家を名乗れないので、オカルト研究部の面々には「節木荘の大家の孫」と説明しておいた。
「この会は黒縄様のご無事を祝う会でもありますからね、参加していただかなくては困ります。黒縄様のためにお作りしたお料理も余っておりますし」
「まァ……それは食うけどよォ。昨日は色々迷惑かけたし」
「ふふ、たくさん食べて下さいね」
朱羅は空いた皿を手に、嬉しそうにキッチンへと消えていく。料理は充分そろっているのだが、まだ作っているらしい。
(……全部食える気がしねェ。けど、余らせたら泣くよなァ)
「はァ、ガキが食える量じゃねェっての」
少しでも量を減らそうと、ひたすら料理を口へ運ぶ。
一方、オカルト研究部の面々は昨日の騒動について、熱く討論を繰り広げていた。と言っても、主に岡本が一人で語っていたが。
「君達も体験した通り、名曽野市は何らかの怪現象によって壊滅したはずだった! あの場にいた多くの目撃者がそれを証明している! しかし! 破壊し尽くされたはずの街は元に戻り、異形の類いも姿をくらましてしまった! その結果、一連の騒動は地下に充満したガスによる集団幻覚ということで片付けられてしまったのだ! 実に、由々しき事態だ! ろくに調べもせず事態を収束させるなど、あってはならん! テレビ局に抗議してやる!」
「そうだ、そうだ! ガスの臭いなんてしなかったぞ!」
「ガスがイルミネーションを倒すわけありません! 私も抗議します!」
実際にイルミネーションが人々を襲う現場を見ていた成田と神服部も同意する。
普段なら反論する遠井も「全くもって、その通りだな」と頷いた。
「名曽野市で起きたことが全て幻覚だと言うのは無理がある。大体、俺達はどうやって名曽野市から節木市まで移動したんだ? 岡本部長のように隣町の駅まで歩いていったのなら、その様子が監視カメラに映っているはずだ」
「そもそも、全員電車に乗れるのか? イブだったし、結構人多かったよな?」
「怪我をした人や亡くなった人は病院にいたらしいよ。動けないのにどうやって行ったのかな?」
「やはり、名曽野市は特異点だったのか……!」
その様子を陽斗、蒼劔、五代、不知火、暗梨の五人はトランプでババ抜きをしながら、密かに聴いていた。
「みんな盛り上がってるねー」
「あぁ。街を直したのは悪手だったか?」
「いやー、壊れたままだったらもっと大騒ぎになってるっしょ」
「修復に時間がかかるだろうしね、しばらくは街として機能しなかったかもしれない」
「何よ、幻覚って! アイツら全員私が助けてやったのよ?! 少しは感謝しなさいっての!」
暗梨は怒りに任せ、ペアになった二枚のクイーンのカードをテーブルに叩きつける。
こんな近くに恩人がいるとも知らず、オカルト研究部の面々は「どうやって瞬間移動したのか」と議論していた。
「そういや、遠井の塾はしばらく休みなんだよな? やっぱ昨日の騒動のせいなのか?」
「たぶんな」
遠井は昨日塾で体験したことを思い出し、眉をひそめた。
「表沙汰にはなっていないが、ほとんどの学生と講師が精神的に病んでいるらしい。塾はガス漏れの影響だと言い張っているが、警報器は鳴っていなかった。何か別の原因があるはずだ」
「しっかしクリスマスパーティに来るの、よくお前の親が許したよなぁ。塾が休みだったら、"家にこもって勉強しろ!"って言われそうじゃね?」
「友達の家で勉強してくる、と言っておいた。許可は取ってない」
「……マジで?」
「マジで」
遠井らしからぬ思い切った行動に、成田は呆然とした。
「昨日の約束といい、遠井変わったなぁ。それもガス漏れの影響なのか?」
「かもな」
遠井はチラッと陽斗と蒼劔に視線をやる。
昨日とは異なり、陽斗は縮んではいなかったし、蒼劔の額にもツノはなかった。
(二人にも昨日のことを確かめたが、「知らない」と言っていた。あれも幻覚だったのだろうか?)
「……蒼劔君、遠井君がこっちを睨んでるよ。僕、何か悪いことしたかなぁ?」
「見るな、陽斗。ババ抜きに集中しろ」
「やっふー! リーチキタコレ!」
「そんなアンタに、ジョーカープレゼントぉ!」
「ノォォォン! 言わないで暗梨氏ぃぃ!」
・
「フッフッフ……ついにオイラ達だけが残っちまったな、陽斗氏ぃ」
「負けないよ、五代君!」
陽斗と五代だけが残り、延々とジョーカーを引き合う。普段の五代なら余裕で勝つのだが、今日は「イカサマ禁止」と不知火に能力を封じられていた。
オカ研はオカ研で議論に煮詰まったのか「今度こそ、秘密の部屋を見つけるぜー!」と陽斗達を残して、再び探検に行ってしまった。静まり返ったリビングで、黒縄が口を開いた。
「ガキ共がいなくなったし、ちょうどいい。不知火、白石がどうなったか話せ」
「……」
「いや、質問を変えよう。何があった?」
不知火は眉をひそめる。クリスマスパーティに来てからずっと、彼の表情は曇っていた。
「……連れて行かれたよ、術者協会の者に」
「術者協会って?」
陽斗が五代に尋ねる。
五代は白目を血走らせ、陽斗のカードを凝視しながら答えた。
「読んで字のごとく、術者共が所属している組合のことっす! より効率的に異形を狩れるよう、情報や式神を共有したり、ランクごとに仕事を斡旋したりしてるっす! 見かけたら、全速力で逃げるべし!」
「まさか黒縄の始末ではなく、白石の確保を優先させたとは。俺達でさえ白石の存在を知らなかったというのに、一体どうやって知ったんだ?」
そう言いつつ、蒼劔は五代を睨む。
他の面々も疑いの目を向けたが、五代は「そんな余裕なかったって!」と全力で否定していた。
「残念なことに、向こうにもそれなりの情報役がいるのだろうね。彼女には厳しい罰が下り……そして、利用されるだろう。彼女の術は少々珍しいものだからね。そうならないよう、先回りして彼女の記憶を消しておきたかったのだが」
「……白石さん、無事だといいね」
陽斗は心配そうに呟いた。
「なンでアイツの心配なんかすンだよ」
「だって、悪いのは黒縄君でしょ? ご先祖様のこと謝ってあげてたら、こんなことにならずに済んだかもしれないじゃん」
「それは……そうだけどよォ」
黒縄は不満そうに唇を尖らせる。
朱羅も「そうですよ」と両手にピザを運び、言った。
「次に会ったら、ちゃんと謝りましょうね。私もご一緒しますから」
「はァ……わァったよ。謝ればいいんだろ、謝れば」
「いっそ、これを機に謝罪の旅にでも出ますか? もう妖力を集める必要はないのですから、お暇でしょう?」
「ンなの、キリがねェよ。テメェでやってくれ」
ふと、陽斗は二人のやり取りを聞いて気づいた。
「……そっか。黒縄君、もう僕達といる必要ないんだ。妖力が戻っちゃったから」
寂しげに目を伏せる。二人と会えなくなるのも寂しかったが、それ以上に朱羅さんの作る料理が食べられないことがショックだった。
蒼劔も少し未練がましそうに尋ねた。
「ここを出て行くのか?」
「いや? 俺の体が元に戻るまではいるつもりだが?」
「へっ?!」
「よっしゃ抜けたー!」
予想外のひと言に、陽斗は驚く。
同時に、五代が陽斗の手元からカードを引いた。五代は最後のペアがそろい、陽斗の手元にはジョーカーが残った。
「完全に元に戻るには時間がかかるらしいからな。その間、テメェらに護衛させることにした。ありがたく思えよ?」
「じゃあ、黒縄君も朱羅さんも節木荘に残るんだ! 良かったー!」
陽斗はジョーカーを捨て、嬉しそうに黒縄に抱きついた。
「離せ、暑苦しい!」
黒縄は恥ずかしそうに顔を赤らめ、もがく。
一方、護衛役に任命された蒼劔と暗梨は「待て待て」と割って入った。
「何故、俺が貴様の護衛などせねばならんのだ!」
「私は違うわよね?! たまたまクリスマス会に来ただけだものね?!」
「いやいや、むしろお前らがメインだからな? 朱羅はお人好しゴリラだし、五代は戦力外だし、不知火のクソ野郎はクソ野郎だし」
「誰がお人好しゴリラですか、黒縄様?」
「あ、やっべ」
・
こうして、聖夜の惨劇は「黒縄の生還」という最高のシナリオで終わりを迎えた。
しかしこの日を境に、陽斗の背後には不穏な影が近づきつつあった。
(第10話「ブラック・クリスマス」終わり)
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