廃課金ゲーマーの異世界ライフ〜何処へ行っても課金は追ってくる〜

こう7

文字の大きさ
60 / 100

前夜の攻防戦4

しおりを挟む

アイリス率いる御一行は皆の主の貞操を奪うまであと一歩の所へやって来た。

護りの男配下を亡きものにしたらもう護りは無いに等しい。
でも、油断は出来ない。
主のヘタレさ奥手さは一騎当千レベル。

「アイリスこれからどうする?普通に突撃しても主君は股を開いてくれないと思うが…。」

「まずは予定通り全力で股間を襲いましょう。それで貞操をご馳走頂ければ良し、ですがもし駄目なら奥の手を使いましょう。」

なんとも酷い会話。
この場の誰もが咎めず聞き入っている。

「奥の手?」

「はい、それはゴニョゴニョゴニョゴニョ。」

ここでは謎の力が働きゴニョゴニョ部分を聞き取れない、女性陣にはちゃんと聞こえているから問題は無い。
どうせすぐに回収する伏線だ誰も気にしなくて良い。

「………なるほどそれなら主君も我々を襲いたくなるな。」

「アイリスそれ良い。主、興奮する。」

他の者たちも次々に賛同して奥の手をそれぞれのアイテムボックスに収納した。

さぁ、あとはご主人様から搾り取るだけだ!








「……………はっ!?」

唐突に覚めてしまった。
悪夢を見ていた記憶も無いのに汗をダラダラ流していた。
俺の危機察知がビンビンに反応してやがる。

もしかして危険な侵入者が我が家に押し入ってきたのか?

念の為、護衛をして貰っていたクロコに念話してみる。

『もしもしクロコ。家の様子はどう?何か嫌な予感がしたんだけど。』

『……………。』

返事が無い。
時間が時間だけに眠ったのかな?

『もしもーしクロコ?寝たの?』

『……………。』

やっぱり返事が無い。
ケンゾウと交代制で見張りをしてくれているのかもしれない。
だから、ケンゾウにも念話する。


しかし、クロコ同様返事が無い。
護衛を頼んで二人共が眠るなんて可能性はありえない何かが起きたんだ。

俺は急いで起き上がり、連絡の無いクロコ達の安否確認のため現場へ向かわねば。


「そんな心配は必要ありませんよご主人様。」


いざ向かおうって時に本来ならこの寝室で聞こえるはずのない声が。
声のする方は寝室の扉。

扉越しでも分かる病みの女神さん。
ギギギと鈍い音を立てながらゆっくり開いた扉から現れたのはやっぱりアイリス。
今は病みの部分が強く出ているのか瞳に光は無く俺の姿だけが映っている。

「お、お前がクロコ達に何かしたのか?」

「私?いえ私達ですよ、ニヤリ。」

すると、後ろからぞろぞろ入ってくる女性配下達。皆わざわざ律儀に入る度にニヤリと効果音を発してくれる。

そうか、こいつらが…。

「どうしてクロコ達を?」

理由はなんとなく分かる。
指揮官が性なる女神だもん、でも聞かずにはいられない。

「ご主人様ならお分かりでしょう。私達の愛の邪魔をする存在に躾をするのは筆頭としての務めです。」

務めじゃない。
筆頭の役割は戦闘での配下への指示出しであって仲間を排除する指揮ではない。

くそ、現実になるとこんなにも本領発揮するのかこの娘は。

「それでは早速愛の育みを致しましょう。なーにご主人様は天井の染みを数えてて下さい。私達総出で至極の時を過ごして頂きます。」

なにそれ凄い魅力的。
でも、それには乗れない。
俺がヘタレとかじゃなくて、その…そう!
クロコやケンゾウがやられているのに自分が欲に溺れるのはいけないと思うからです、はい。

決して緊張やビビリとかじゃないです、はい。

「お前ら…クロコ達に酷い仕打ちをしておきながら俺がきゃっほいする訳無いだろうが!!こんな暴挙を冒したお前達には罰を与えてやる!」

美女美少女に罰…いかんいかんまだ欲に流されている。
亡き配下クロコとケンゾウの笑顔を思い出せ。

「……やはり抗いますか。なら、私達は全力でご主人様のご寵愛を絞り尽くすのみです!全員戦闘配置に着いてください。狙うはご主人様の股間です。ひん剥いて貞操奪うのです!!」

「「「おう!!!」」」

もうなんて漢らしい娘達なんだ。
全員の視線が俺の下半身に集中する。唯一純情厨ニ少女であるメシアが顔を真っ赤にさせていた。
ほっこりはしないよ、結局ガン見してんだもん。


はぁ、初めてはラブロマンス溢れるものにしたいのに………こうなったら絶対に貞操は死守してやる!!

空から見守るクロコとケンゾウ見ててね、ヘタレの底力を。


しおりを挟む
感想 32

あなたにおすすめの小説

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』

KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。 日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。 アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。 「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。 貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。 集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。 そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。 これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。 今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう? ※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは 似て非なる物として見て下さい

ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主

雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。 荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。 十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、 ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。 ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、 領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。 魔物被害、経済不安、流通の断絶── 没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。 新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。

レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル 異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった 孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。 5レベルになったら世界が変わりました

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜

Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。 だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。 赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。 前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、 今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。 記憶を失ったふりをしながら、 静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。 しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。 ――これは復讐でも、救済でもない。 自由を求めただけの少年が、 やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。 最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。 重複投稿作品です 小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。

処理中です...