廃課金ゲーマーの異世界ライフ〜何処へ行っても課金は追ってくる〜

こう7

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のんびりタイム5

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おっちゃんが俺の渡した剣と見つめ合うことしばし、そこから恋愛に発展することなく顔を上げてこちらを見てくれた。

「アンタらが何者かはもうどうでもいい。これ以上の物を作れるかと言ったな?」

「はい。」

「正直に言えば今の俺の実力ではこんな国宝級並の物を作れる自信なんてない………だが、作りたい。いや、俺に作らせて欲しい!何年掛かるか分からねぇがこんな代物を平然と持つお主らの期待に答えたい!」

どうやら職人魂ってやつに火がついたようだ。
ここしばらく性根が腐った人達ばかりを相手にしていたからそんな燃える目は見ていて新鮮。
なら、おっちゃんの決意に俺も答えないと。

「おっちゃんがそう決めたなら是非お願いしようかな。じゃあ、素材渡すから頑張って作って下さいね。」

俺はアイテムボックスで使われず眠っていた武器や防具の素材となるモンスターの一部や鉱石を目の前にボトボト出していく。
何処ぞの龍やらの鱗一枚でもかなりの大きさでどんどん店内を圧迫していく。

「お、おい…なんだこりゃあ…。」

「どれが良いか分からないので適当に出しました。剣の素材にでも使って下さい。」

「み、見たことねぇ素材ばかりだぞ…。」

ゲームの世界であるセーフティアの素材はこちらでは出回っていないのだろうか?
それともまだおっちゃんが出会っていないだけか?

まぁこの世界を見て回ればいずれ分かるかな。
おっとそうだ、おっちゃんへついでに提案してみよう。

「もしおっちゃんに見せたこの剣と同等以上の物が出来た時、是非とも俺達の住処へご招待しようと思います。」

「住処?なんでまた…。」

「そこには今見せた剣や素材よりも更に良い物が置いてあるからね。専用の鍛冶室もあるから、おっちゃんにそこで武器や装備を作って欲しい。」

「更に良い物…。」

店を持つ人に対して堂々と勧誘する。
新たな世界の技術も取り込んで行かないと退行してしまう。
でも、店持ちの人がこの誘いに乗ってくれる訳無いかな…。

「そこで作って欲しいって…それは俺を勧誘してんのかい?」

「そうですね。一応、鍛冶が出来る者は居ますけど新たに人員を増やしたいなと思いましてね。」

「あの剣を作った方もそこに居るのかい?」

あの剣はガチャで引いたコモン武器だから作った人は運営様になる。
我が家の鍛冶師はガチャ武器より質の良いのを作れる……まだ未解放だけども。
でも、馬鹿正直にそれを伝えてもハテナマークを浮かべるだろう。

ここは色々隠して答えよう。

「はい、居ますよ。」

「そうか………少し考えさせてくれ。だが、剣は必ず作ってみせるから待ってて欲しい。」

流石に二つ返事で了承には至らないか。
でも、期待出来そうな表情だから後は時の運にお任せしよう。もし駄目でもまた探せばいい。

おっちゃんにはまたそのうちお伺いする事を伝えてこの店を後にする。
既におっちゃんは素材達に釘付けとなっていたから次会うのが楽しみだ。


さてこれで目的も終了したしあとはお金がやって来るのを待とう。

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