対人恐怖症は異世界でも下を向きがち

こう7

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劇録!王都脱出編

小話 ドコ?ドコニイルノォ‥7

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私は現在無事王都にいます。
私の騎士ととても優秀な冒険者方のおかげで何のトラブルもありませんでした。

本当に優秀で‥優秀で‥あの女ぁ。

本来なら今頃、コータ様と王都までの間に親交が深まってあわよくばという予定でしたのに。
結局、あの女には王都までの道のりでコータ様との出会いやその他の数々のエピソードを誇らし気に自慢される始末。

色々とあの方の新しい事を知れるのは嬉しい。けど、屈辱だ。


王都に来てもお兄様にも会わず探しているのに未だに見当たらない。
まだ盗賊討伐に時間がかかっているのかしら。

隠密部隊からの情報をいつでも聞けるよう王都の屋敷で待機していた時、王城で一騒ぎ起きていた。

なんでもソフィア様が魔物に襲われて亡くなったとの事。
命からがら帰ってきた騎士がソフィア様の遺品だけを持って帰れたらしい。

ありえないですわね。

ソフィア様とは6歳の頃から仲良くさせて頂いていますが、とても聡明な方。ましてや、魔法の腕も同じ世代の子達より頭一つ抜けている。

なにか作為的なものを感じますわ。

国王陛下も半信半疑のようで、調査のため兵を出すおつもりのようです。


それから、程なくしてソフィア様は帰って来られた。
案の定、騒いでいたお馬鹿な貴族が盗賊を雇って捕まえていたらしい。その貴族も終わりね。王族一家の家族愛はこの国一番だから可哀想に。

そんな隠密部隊からの情報にとてつもなく気になることがあった。

「ソフィア様は、ユーリル大森林の盗賊のアジトに捕らえられていたところを1人の冒険者に救ってもらったとのことです。」


盗賊‥ユーリル大森林‥冒険者‥もしかして。

「その冒険者については?」

「申し訳ございません。まだ調査中です。ただソフィア様とそのままご一緒に王城に向かったと。」

王城にいるかもしれない。

善は急げ!
とはいえ、いきなり王城に突撃なんて出来ない。
事前にお伝えしなければならない。

「ソフィア様に至急御目通りのために手紙を送ってちょうだい。」

「はっ、かしこまりました。」


本当は御目通りまでに数日はかかるけれど、ソフィア様ならすぐにお会いしてくださるわ。


くひひ、待ってなさいコータ様。


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