対人恐怖症は異世界でも下を向きがち

こう7

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忍ばない包囲網

神様だぁ

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僕は血眼の変態にマウントを取られました。
けど、神様だった人から貰った指輪のお陰でなんとか無事です。


僕がもう来ないという本気の意志を感じたのか神様は一気に顔を青くして、僕の目の前で見事な土下座を披露した。


「申し訳ございませんでした。つい出来心でした。どうかお許しください。ごめんなさい。お願いします。すみませんでした。私は愚かな豚です。どうか慈悲をご慈悲を‥」


呪詛のように絶え間無く謝罪が続く。
土下座で顔は見えないけど、地面にだんだんと水溜りが広がり始めている。

うっ、さすがに神様とはいえ女の子に土下座のち号泣されるのは罪悪感がすごい。
僕が被害者のはずなのにとても申し訳なく感じてしまう。

「あ、あのー神様。もう怒ってないので顔を上げてください。も、もうあんなことしないですよね?」

「‥‥しないように頑張ります。次、私の理性が明後日の方向に飛んでいったら、グーで一発やっちゃっていいですよー。」

「い、いえ神様をグーパンなんて出来ないですよ。ちゃんと反省してくれたなら大丈夫です。」


「許して頂きありがとうございます。では、お詫びの品渡しますねー。」

さっき顔を上げた時、ちらっと見えた限りだと神様ってことを忘れそうなほどぐしゃぐしゃな泣き顔をだったのに、もう復活している。
水溜りもすでに消えている。
は、反省してるよね?


「はいはい、反省してますよー。これを差し上げますのでどうか穏便にどうぞ。」

何かを探すように自分の体をまさぐって取り出したのは、地球で見かけたすぐに現像出来るポラロイドカメラだ。

「本当は本当は神様大好きって言ってもらえたら渡そうと思っていましたが、今回はお詫びですので是非受け取ってくださいなー。」

ポンと僕の手元に移動してくる。

神様の説明によると、魔力を消費して撮影から現像までしてくれる優れ物らしい。
これで、うさぎさん一家やヴァルさん、リスさん達を沢山撮れる。


「神様、ありがとうございます!」

「くぶぅっ!」

嬉しくて自然に笑って御礼が出来た。
ただ急に神様が吐血。
まさかこのカメラを作るのに力を消費し過ぎたとか。


「くっ‥これ以上はまた理性が消し飛びかねません。コータさん、今回はここまでにしておきましょう。」

そう言って、神様は苦しげに僕を元の世界に戻した。


不思議と元の場所に戻れてホッとする自分がいる。
どうしてだろう?


ま、まあカメラ貰えたしすんなり帰してもらえたし気にしないで行こうかな。


今日は寝るギリギリまでチビうささんとヴァルさんの撮影会となりました。
初めて見るカメラにヴァルさんのテンションが戻って良かったです。



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