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(3)ステータスオープン
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「メチャクチャだな」
「あーメチャクチャだ」
「どうなってしまうの?」
「訳分からん」
「夢なら覚めて欲しい」
「ふざけるにも程がある」
「この先どうなるの?」
みんな口々に言い合ったけど、ショックは収まらない。
俺はみんなを見回しながら、
「どうやら全員異世界に召喚されたらしいことは間違いない。帰還方法も分からない上に、なにやらヤバい事に対処するようになっているらしい。」
太一が続けた。
「状況を整理しよう、異世界と帰れないってことが前提だけど、この先どうやって行くかと言うことを考えなくちゃならない、生き残るためにも。」
「そこでだ、詳しいことは明日あの爺に聞くとして、当面の現状掌握をしておきたい。」
さすが、政治/経済/歴史/軍事オタク パチパチパチ。
優美が続ける。
「今日見た人物は皆ホモサピエンス、あるいはかなり近い存在だと思う、空気を含む環境も元いた世界と近似してる。したがって甘い希望を言うけど食生活は期待できると思う、これがないとそもそも生きていけない。」
桜が指摘する。
「この寮にはソーラーパネルがあって、蓄電施設のまぁそこそこあるから、灯りとか制限すれば冷蔵庫やコンピュータは当面使えると思う。まぁスマホはさっき確認したけど圏外。あとガスは望み薄、多分配管は切断されてると思う。」
博人が少しウキウキしながら、
「さっきのお爺さん、『魔獣』がいるって言ってたよね、つまり生命の構成形態は元いた世界と激しく違うかも、まだ分からないけど亜人とかが存在しているかもしれないね、ケモ耳とかエルフとか・・・明日聞いてみよう。」
雄気が少し不安そうに、
「厄災ってなんだろうね、こんなムチャをしでかすくらいだから、かなり不味いことだろうけど想像出来ないなぁ、俺たちで対処できるんだろうか。」
右近が上を見ながら目を細めて、
「文明の程度も気になるな、今日見たのは聖職者っぽい人ばかりだったけど、どんな世界なのかが問題なのかも。文明の程度によって手に入るモノも変わってくるし、生きていくためには色々知っておきたい。」
そしてさっきからずっと黙っていた芽久が口を開いた。
「まだ情報は何もないけど、腹をくくらなくちゃならないかもね。すんなり受け入れるのはなんだか悔しいけれど、こうなってしまった以上生き抜くしか無い。」
なんだか頼もしいな、こんなに芯が強い子だっけ?ちょっと驚いた。
「そこでだ、試したいことがある」
俺はニヤリと多分、笑ったと思う。
「ステータスオープン!」
俺の目の前に半透明のウィンドウが現れた。
みんなが「お~~~~~~~~~」という声を出したのは言うまでも無い。
【名 前】 イチノセ ジン
【年 齢】 17
【レベル】 1
【体 力】 100
【知 力】 100
【攻撃力】 100
【防御力】 100
【俊敏性】 100
【魔 力】 100
*100
【スキル】 鑑定、ストレージ
【職 業】 吟遊詩人
【種 族】 ヒューマン
博人が目を丸くして叫んだ。
「ど・・・どういうこと?!」
俺は頭をかきながら、
「異世界アルアルなのよ、なんだか出来そうな気がしたんだ。みんなもやってみれば?」
みんなも試したところ、
年齢は正確に判定され、レベルは全員1、その他の項目も100で一緒、ただ職業が違ってた。
芽久は「潜入者」太一は「戦略家」優美は「ヒーラー」右近は「錬成師」雄気は「武闘家」桜は「妖術師」博人は「テイマー」だった。
スキルに関しては様々だけどみんな数は少ない。
「思うに、職業だけど生きる方向性が影響してると思う。あとこれって初期値だから何かすると上昇するだろうし、スキルも増えていくと思う。魔力が備わってるから頑張れば魔法も使えるかもしれないね。どうやるかは分からないけど。」
太一が自分のステータスを見ながらふと、
「この魔力の下にある*(アスタリスク)100ってなんだろうね」
「さ~なんだろう」
みんな首をかしげるばかりだった。
しかし、俺の「吟遊詩人」って何よ。激しく弱っちいじゃないか、生産性も皆無だし、なんかガッカリすぎる。
ひとしきりワイワイやっているうちに夜が明けてきた。
夜が明けてきて分かったことがある。
針葉樹や広葉樹にうっそうと覆われた森の中にどうやら位置してるということ。
元いた世界とは少し違うが植物は種類が豊富で昆虫も存在しているということ。
遠くに案外激しい水の音が聞こえるので滝のようなものが有るらしいこと。
空気は新鮮で汚染されていないらしいこと。
太陽は一つで元いた世界と近似しているらしいこと。(これは太陽発電には嬉しい)
1日は24時間かどうかは分からないが、かなり近い数値なこと。
見慣れた風景はまったく無く異世界かどうかはともかく、全く別な環境にいることは疑いようが無かった。
右近が充電池の回路を接続して基本的にコンセントは使えるようになったけど、節電と消費電力の大きいものに関しては事前合議で稼働させる取り決めをした。
ガスが使えないから風呂やシャワーが心配だけれど、おいおい考えよう。
軽い朝飯はコーヒーメーカーでいれたコーヒーとパン。ごく普通だけどハチャメチャな環境の中では有りがたかった。これで元気に今日が過ごせる。
「あーメチャクチャだ」
「どうなってしまうの?」
「訳分からん」
「夢なら覚めて欲しい」
「ふざけるにも程がある」
「この先どうなるの?」
みんな口々に言い合ったけど、ショックは収まらない。
俺はみんなを見回しながら、
「どうやら全員異世界に召喚されたらしいことは間違いない。帰還方法も分からない上に、なにやらヤバい事に対処するようになっているらしい。」
太一が続けた。
「状況を整理しよう、異世界と帰れないってことが前提だけど、この先どうやって行くかと言うことを考えなくちゃならない、生き残るためにも。」
「そこでだ、詳しいことは明日あの爺に聞くとして、当面の現状掌握をしておきたい。」
さすが、政治/経済/歴史/軍事オタク パチパチパチ。
優美が続ける。
「今日見た人物は皆ホモサピエンス、あるいはかなり近い存在だと思う、空気を含む環境も元いた世界と近似してる。したがって甘い希望を言うけど食生活は期待できると思う、これがないとそもそも生きていけない。」
桜が指摘する。
「この寮にはソーラーパネルがあって、蓄電施設のまぁそこそこあるから、灯りとか制限すれば冷蔵庫やコンピュータは当面使えると思う。まぁスマホはさっき確認したけど圏外。あとガスは望み薄、多分配管は切断されてると思う。」
博人が少しウキウキしながら、
「さっきのお爺さん、『魔獣』がいるって言ってたよね、つまり生命の構成形態は元いた世界と激しく違うかも、まだ分からないけど亜人とかが存在しているかもしれないね、ケモ耳とかエルフとか・・・明日聞いてみよう。」
雄気が少し不安そうに、
「厄災ってなんだろうね、こんなムチャをしでかすくらいだから、かなり不味いことだろうけど想像出来ないなぁ、俺たちで対処できるんだろうか。」
右近が上を見ながら目を細めて、
「文明の程度も気になるな、今日見たのは聖職者っぽい人ばかりだったけど、どんな世界なのかが問題なのかも。文明の程度によって手に入るモノも変わってくるし、生きていくためには色々知っておきたい。」
そしてさっきからずっと黙っていた芽久が口を開いた。
「まだ情報は何もないけど、腹をくくらなくちゃならないかもね。すんなり受け入れるのはなんだか悔しいけれど、こうなってしまった以上生き抜くしか無い。」
なんだか頼もしいな、こんなに芯が強い子だっけ?ちょっと驚いた。
「そこでだ、試したいことがある」
俺はニヤリと多分、笑ったと思う。
「ステータスオープン!」
俺の目の前に半透明のウィンドウが現れた。
みんなが「お~~~~~~~~~」という声を出したのは言うまでも無い。
【名 前】 イチノセ ジン
【年 齢】 17
【レベル】 1
【体 力】 100
【知 力】 100
【攻撃力】 100
【防御力】 100
【俊敏性】 100
【魔 力】 100
*100
【スキル】 鑑定、ストレージ
【職 業】 吟遊詩人
【種 族】 ヒューマン
博人が目を丸くして叫んだ。
「ど・・・どういうこと?!」
俺は頭をかきながら、
「異世界アルアルなのよ、なんだか出来そうな気がしたんだ。みんなもやってみれば?」
みんなも試したところ、
年齢は正確に判定され、レベルは全員1、その他の項目も100で一緒、ただ職業が違ってた。
芽久は「潜入者」太一は「戦略家」優美は「ヒーラー」右近は「錬成師」雄気は「武闘家」桜は「妖術師」博人は「テイマー」だった。
スキルに関しては様々だけどみんな数は少ない。
「思うに、職業だけど生きる方向性が影響してると思う。あとこれって初期値だから何かすると上昇するだろうし、スキルも増えていくと思う。魔力が備わってるから頑張れば魔法も使えるかもしれないね。どうやるかは分からないけど。」
太一が自分のステータスを見ながらふと、
「この魔力の下にある*(アスタリスク)100ってなんだろうね」
「さ~なんだろう」
みんな首をかしげるばかりだった。
しかし、俺の「吟遊詩人」って何よ。激しく弱っちいじゃないか、生産性も皆無だし、なんかガッカリすぎる。
ひとしきりワイワイやっているうちに夜が明けてきた。
夜が明けてきて分かったことがある。
針葉樹や広葉樹にうっそうと覆われた森の中にどうやら位置してるということ。
元いた世界とは少し違うが植物は種類が豊富で昆虫も存在しているということ。
遠くに案外激しい水の音が聞こえるので滝のようなものが有るらしいこと。
空気は新鮮で汚染されていないらしいこと。
太陽は一つで元いた世界と近似しているらしいこと。(これは太陽発電には嬉しい)
1日は24時間かどうかは分からないが、かなり近い数値なこと。
見慣れた風景はまったく無く異世界かどうかはともかく、全く別な環境にいることは疑いようが無かった。
右近が充電池の回路を接続して基本的にコンセントは使えるようになったけど、節電と消費電力の大きいものに関しては事前合議で稼働させる取り決めをした。
ガスが使えないから風呂やシャワーが心配だけれど、おいおい考えよう。
軽い朝飯はコーヒーメーカーでいれたコーヒーとパン。ごく普通だけどハチャメチャな環境の中では有りがたかった。これで元気に今日が過ごせる。
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