24 / 29
第五章 血戦の宮廷
5-4
しおりを挟む
静かな呼吸が、やがて現のときを呼び戻した。
格子窓の向こうで、夜警の合図が短く鳴る。遠く、角笛の尾が風に攫われて消えた。
景耀は身を起こし、足元の衣を取った。青龍の紋は薄く脈をひそめ、蒼の光は肌の奥へと沈んでいく。凌雪もまた衣をまとい、帯を結びながら、主の肩に静かに手を添えた。指先に、まだかすかに熱が残っている。
「殿下」
「行こう」
景耀の声は、決意に満ちていた。
扉を引くと、冬の気が鋭く頬を打った。雪は音もなく降りはじめ、庭石の縁だけ白く縁取っていく。
ちょうど書房に飛び込んできた韓文が、驚きに目を見張ったが、すぐさま拱手した。
「北辰堂に各隊指揮を集めております。内蔵府の南門で小競り合い、宰相府側の兵が再集結の動きと」
「よい。火の手は」
「政務棟の西庁の火災は消し止めましたが、書庫の一部が延焼しています。記録の避難は……」
「後で数える。まず人命だ」
景耀は冬衣の上に甲札を重ね、指揮刀を腰に受けた。凌雪は肩の留め具を確かめ、薄鎧の紐を固く締める。
二人は目を合わせ、一瞬だけ微笑む。言葉よりも確かな合図だった。
北辰堂。夜の残り香と炭火の熱が交じる広間に、武官と書吏が集まっていた。
沈明公が地図台の前で報告する。
「宰相派の主力は二手にわかれています。ひとつは内蔵府に向かい兵糧を確保しようとしており、もうひとつは蒼華殿を落とそうとしています。彼らの弱点は伝令線で、回廊の『鳳尾』と呼ばれる要所でそれを断つことができます」
「ふむ。鳳尾を押さえれば殿中と庫が繋がらん。各門は」
「西は忠勤の陳都尉が死守。北は薄い。東は……」
「東は私が行く」
景耀の声に、堂内の緊張がわずかにほどける。彼が地図台の上に手を伸ばすと、蒼い紋の名残がほのかに光った。
凌雪は、皆が寒さを忘れたかのように背筋を伸ばす様子を見た。その理由は、先ほど現れた蒼い光を目にしたため、王太子が青龍の血を引いていると確信したからだろう、と凌雪は思った。
景耀が命じる。
「命を伝える。
一、鳳尾の角で宰相派の伝令を断つ。蘇鳴将軍に二十、迂回で打て。
二、南門に囮を置き、逆に東回廊から挟む。白旗を掲げ降る者は受けいれよ。
三、内蔵府の庫は開くな。火攻めは禁ずる。人を守り、帳簿を守れ。
四、蒼華殿への道は閉鎖、指揮は北辰堂を本営とする」
命は乾いた雪のように、音もなく全域に降りていく。号鼓が短く打たれ、兵の列がしなるように動いた。
凌雪は拱手し、韓文に目配せして書吏三人を帯同する。短剣は袖、腰帯の下には薄刃。帯剣を許された今夜でも、彼はいつも通り静かに刃を隠す。
回廊に出ると、雪は舞いを深めていた。灯籠の火が粉雪に滲み、足音が兵達の声で消える。
角を曲がるたび、空気が変わる。人の気配、刃の匂い。凌雪は指先を冷たく保ち、心だけを熱くした。
最初の衝突は短かった。宰相派の斥候が二、三。鎧の隙間に刃を滑らせ、音を立てずに倒す。
鳳尾の角――そこは柱が太く、上段の梁から旗を垂らす要の角。そこに書吏の一人を座らせ、太鼓の合図に合わせて伝令の文を切り替える。
「ここで彼らの声を、私たちの声に変える」
凌雪は口元だけで笑った。
「殿下の声を」
やがて、重い足音。宰相派の小隊が、鳳尾の角に流れ込んでくる。先頭の男が叫ぶ。
「回廊確保、前へ――」
その言葉を、別の言葉が呑み込んだ。
「武器を捨てよ」
低く、乾いた響き。雪の夜に溶けるはずのない声。
先頭の兵が一瞬ためらい、振り向く。視線の先、梁の影から滑り出る黒衣——凌雪の短剣が、刃の背でその槍を叩き落とした。
袖の内にはもう一本の刃が隠されている。その細く無駄のない刃の線が、暗闇に一筋の道を開き、凌雪の進むべき方向を示していた。
「王太子殿下の御前だ。ここを通れば、二度と戻れぬ」
沈黙が、雪のように降った。
次の瞬間、白旗が一つ、二つ。兵たちは次々と武器を捨て、降伏の意を示した。
鳳尾の角は抜けない。宰相派の伝令線は、そこで音もなく途切れた。
凌雪は最後の伝令を切り替えた。
「戦を止めよ。武器を置け。王太子の御前に整列せよ」
文字は濃墨、手は揺れない。彼の袖に仕舞われた刃は、もう出番を終えていた。
しばらくして、韓文が息を切らせて走ってきた。
「中庶子様! 殿下が東回廊で宰相と対峙され、青龍の威光で兵たちを降伏させたとのことです!」
凌雪は息を呑んだ。青龍の覚醒が、戦の流れを変えたのだ。
「宰相は?」
「拘束されました。殿下のご命令で、血は流されず」
凌雪は安堵の息をついた。景耀らしい、慈悲深い裁きだった。
*
朝刻。
蒼華殿の前庭に、兵は武具を伏せ、列を正した。雪は止み、薄い朝日が雲間から差し込んでいる。
北辰堂からの道に、雪が細い道を描く。景耀が悠然と歩く姿を、凌雪は遠くから見守っていた。沈香の香は薄く、吐く息の白さが新しい礼式のようだった。
魏嵐は縛にあり、膝をついている。顔色は変わらない。敗者としての威厳を、かろうじて保っているように見えた。
景耀が宣言する。
「宰相・魏嵐、およびその同謀に告ぐ。王命に背き、報を遮り、兵を私し、殿中に刃を持ち込んだ罪、重い。されど、血を好まず、降った者を受けいれるのが我が政だ。主謀は獄に、兵は解かれ、家へ帰れ。罪科は等しく数えるが、悔いる機会は与える」
声が染みた。雪の上に、深く。
沈明公が一歩進み出る。
「殿下、本日の裁決、記した目録を」
凌雪が書記台から進み、巻簡を恭しく捧げる。凌雪の指は氷のように冷たいのに、不思議と震えなかった。
景耀は受け取り、視線で宮中を掃いた。
蒼い印は衣の下に隠れていたが、凌雪には、皆がその存在を感じ取っているのがわかった。景耀の青龍の血は、天意を示すためではなく、責任を引き受けるために覚醒したのだ。
「ここに定める。
一、宰相府はしばらく閉じ、政は三司にわけ、東宮書房へ直送とす。
二、兵の出納・庫の帳・医の配給は、今日より新冊に記す。
三、朝議にて、王命の継承を諮る」
抑えた言葉が、未来の形を描く。人々の肩から目に見えぬ重みが外れていくのが、雪の音でわかった。
式が解かれ、兵が流れ、水が元の川筋へ戻るように宮はゆっくりと日常へ向かった。
凌雪は書記台で最後の朱を入れ、墨を乾かした。筆を上げた瞬間、視線を感じる。
振り向けば、景耀が立っていた。彼はただ、目を細めた。言葉はなかった。だが、その一瞥だけで十分だった。
蒼華殿の石段を降りる途中、雪が強くなる。韓文が駆け寄ってきた。
「中庶子様、御身は……」
「問題ない」
凌雪は微笑んだ。
「殿下の御前にいると、不思議と寒さを感じなくなる」
北辰堂に戻ると、沈明公が帳簿を携えて待っていた。
「殿下、被害の集計を」
景耀は頷き、手短に目を通す。
「人は救えたな」
「はい。書庫は一部を失いましたが、命は」
「書は再び記せばよい。命は二度と書き直せぬ」
そのとき、堂の外から鐘が一つ。夜明けを告げる一打だった。
雪雲の切れ目から、薄い光が差す。蒼でも白でもない、冬の朝だけの色。
景耀はふと、袖口を見た。青いものが、静かに眠っている。
凌雪が近づき、低い声でいう。
「殿下」
「うむ」
「……終わりました」
景耀は短く笑った。
「終わりではない。始まりだ」
二人はしばし、言葉を失ったまま、その朝の色を眺めた。
昨夜、寝所で交わした熱はもう外には見えない。だが、内には確かに残っている。蒼い印の奥で、龍は静かに息をしている。
やがて景耀は歩み出した。
雪を踏む音が、新しい政の第一歩になる。
凌雪はその半歩うしろを行く。指先に、あの熱がかすかに蘇る。
――この背を、どこまでも守る。
冬の光が、北辰堂の屋根に細い金を置いた。
宮の上空には、戦の煙はもうない。白い吐息だけが天に上り、消えていく。
青龍の覚醒は、ただの奇跡ではなかった。それは、責と慈しみの形。
これから歩み出す長い道の、確かな第一歩だった。
凌雪は振り返り、遠くに見える蒼穹宮を眺めた。戦火の跡が残る宮殿に、新しい朝の光が差している。
――殿下と共に、この国を守っていく。
その決意を胸に、凌雪は景耀の後を追った。雪の中に残る二人の足跡が、まるで一つの道のように続いていく。
冬の朝は、静かに明けていった。
格子窓の向こうで、夜警の合図が短く鳴る。遠く、角笛の尾が風に攫われて消えた。
景耀は身を起こし、足元の衣を取った。青龍の紋は薄く脈をひそめ、蒼の光は肌の奥へと沈んでいく。凌雪もまた衣をまとい、帯を結びながら、主の肩に静かに手を添えた。指先に、まだかすかに熱が残っている。
「殿下」
「行こう」
景耀の声は、決意に満ちていた。
扉を引くと、冬の気が鋭く頬を打った。雪は音もなく降りはじめ、庭石の縁だけ白く縁取っていく。
ちょうど書房に飛び込んできた韓文が、驚きに目を見張ったが、すぐさま拱手した。
「北辰堂に各隊指揮を集めております。内蔵府の南門で小競り合い、宰相府側の兵が再集結の動きと」
「よい。火の手は」
「政務棟の西庁の火災は消し止めましたが、書庫の一部が延焼しています。記録の避難は……」
「後で数える。まず人命だ」
景耀は冬衣の上に甲札を重ね、指揮刀を腰に受けた。凌雪は肩の留め具を確かめ、薄鎧の紐を固く締める。
二人は目を合わせ、一瞬だけ微笑む。言葉よりも確かな合図だった。
北辰堂。夜の残り香と炭火の熱が交じる広間に、武官と書吏が集まっていた。
沈明公が地図台の前で報告する。
「宰相派の主力は二手にわかれています。ひとつは内蔵府に向かい兵糧を確保しようとしており、もうひとつは蒼華殿を落とそうとしています。彼らの弱点は伝令線で、回廊の『鳳尾』と呼ばれる要所でそれを断つことができます」
「ふむ。鳳尾を押さえれば殿中と庫が繋がらん。各門は」
「西は忠勤の陳都尉が死守。北は薄い。東は……」
「東は私が行く」
景耀の声に、堂内の緊張がわずかにほどける。彼が地図台の上に手を伸ばすと、蒼い紋の名残がほのかに光った。
凌雪は、皆が寒さを忘れたかのように背筋を伸ばす様子を見た。その理由は、先ほど現れた蒼い光を目にしたため、王太子が青龍の血を引いていると確信したからだろう、と凌雪は思った。
景耀が命じる。
「命を伝える。
一、鳳尾の角で宰相派の伝令を断つ。蘇鳴将軍に二十、迂回で打て。
二、南門に囮を置き、逆に東回廊から挟む。白旗を掲げ降る者は受けいれよ。
三、内蔵府の庫は開くな。火攻めは禁ずる。人を守り、帳簿を守れ。
四、蒼華殿への道は閉鎖、指揮は北辰堂を本営とする」
命は乾いた雪のように、音もなく全域に降りていく。号鼓が短く打たれ、兵の列がしなるように動いた。
凌雪は拱手し、韓文に目配せして書吏三人を帯同する。短剣は袖、腰帯の下には薄刃。帯剣を許された今夜でも、彼はいつも通り静かに刃を隠す。
回廊に出ると、雪は舞いを深めていた。灯籠の火が粉雪に滲み、足音が兵達の声で消える。
角を曲がるたび、空気が変わる。人の気配、刃の匂い。凌雪は指先を冷たく保ち、心だけを熱くした。
最初の衝突は短かった。宰相派の斥候が二、三。鎧の隙間に刃を滑らせ、音を立てずに倒す。
鳳尾の角――そこは柱が太く、上段の梁から旗を垂らす要の角。そこに書吏の一人を座らせ、太鼓の合図に合わせて伝令の文を切り替える。
「ここで彼らの声を、私たちの声に変える」
凌雪は口元だけで笑った。
「殿下の声を」
やがて、重い足音。宰相派の小隊が、鳳尾の角に流れ込んでくる。先頭の男が叫ぶ。
「回廊確保、前へ――」
その言葉を、別の言葉が呑み込んだ。
「武器を捨てよ」
低く、乾いた響き。雪の夜に溶けるはずのない声。
先頭の兵が一瞬ためらい、振り向く。視線の先、梁の影から滑り出る黒衣——凌雪の短剣が、刃の背でその槍を叩き落とした。
袖の内にはもう一本の刃が隠されている。その細く無駄のない刃の線が、暗闇に一筋の道を開き、凌雪の進むべき方向を示していた。
「王太子殿下の御前だ。ここを通れば、二度と戻れぬ」
沈黙が、雪のように降った。
次の瞬間、白旗が一つ、二つ。兵たちは次々と武器を捨て、降伏の意を示した。
鳳尾の角は抜けない。宰相派の伝令線は、そこで音もなく途切れた。
凌雪は最後の伝令を切り替えた。
「戦を止めよ。武器を置け。王太子の御前に整列せよ」
文字は濃墨、手は揺れない。彼の袖に仕舞われた刃は、もう出番を終えていた。
しばらくして、韓文が息を切らせて走ってきた。
「中庶子様! 殿下が東回廊で宰相と対峙され、青龍の威光で兵たちを降伏させたとのことです!」
凌雪は息を呑んだ。青龍の覚醒が、戦の流れを変えたのだ。
「宰相は?」
「拘束されました。殿下のご命令で、血は流されず」
凌雪は安堵の息をついた。景耀らしい、慈悲深い裁きだった。
*
朝刻。
蒼華殿の前庭に、兵は武具を伏せ、列を正した。雪は止み、薄い朝日が雲間から差し込んでいる。
北辰堂からの道に、雪が細い道を描く。景耀が悠然と歩く姿を、凌雪は遠くから見守っていた。沈香の香は薄く、吐く息の白さが新しい礼式のようだった。
魏嵐は縛にあり、膝をついている。顔色は変わらない。敗者としての威厳を、かろうじて保っているように見えた。
景耀が宣言する。
「宰相・魏嵐、およびその同謀に告ぐ。王命に背き、報を遮り、兵を私し、殿中に刃を持ち込んだ罪、重い。されど、血を好まず、降った者を受けいれるのが我が政だ。主謀は獄に、兵は解かれ、家へ帰れ。罪科は等しく数えるが、悔いる機会は与える」
声が染みた。雪の上に、深く。
沈明公が一歩進み出る。
「殿下、本日の裁決、記した目録を」
凌雪が書記台から進み、巻簡を恭しく捧げる。凌雪の指は氷のように冷たいのに、不思議と震えなかった。
景耀は受け取り、視線で宮中を掃いた。
蒼い印は衣の下に隠れていたが、凌雪には、皆がその存在を感じ取っているのがわかった。景耀の青龍の血は、天意を示すためではなく、責任を引き受けるために覚醒したのだ。
「ここに定める。
一、宰相府はしばらく閉じ、政は三司にわけ、東宮書房へ直送とす。
二、兵の出納・庫の帳・医の配給は、今日より新冊に記す。
三、朝議にて、王命の継承を諮る」
抑えた言葉が、未来の形を描く。人々の肩から目に見えぬ重みが外れていくのが、雪の音でわかった。
式が解かれ、兵が流れ、水が元の川筋へ戻るように宮はゆっくりと日常へ向かった。
凌雪は書記台で最後の朱を入れ、墨を乾かした。筆を上げた瞬間、視線を感じる。
振り向けば、景耀が立っていた。彼はただ、目を細めた。言葉はなかった。だが、その一瞥だけで十分だった。
蒼華殿の石段を降りる途中、雪が強くなる。韓文が駆け寄ってきた。
「中庶子様、御身は……」
「問題ない」
凌雪は微笑んだ。
「殿下の御前にいると、不思議と寒さを感じなくなる」
北辰堂に戻ると、沈明公が帳簿を携えて待っていた。
「殿下、被害の集計を」
景耀は頷き、手短に目を通す。
「人は救えたな」
「はい。書庫は一部を失いましたが、命は」
「書は再び記せばよい。命は二度と書き直せぬ」
そのとき、堂の外から鐘が一つ。夜明けを告げる一打だった。
雪雲の切れ目から、薄い光が差す。蒼でも白でもない、冬の朝だけの色。
景耀はふと、袖口を見た。青いものが、静かに眠っている。
凌雪が近づき、低い声でいう。
「殿下」
「うむ」
「……終わりました」
景耀は短く笑った。
「終わりではない。始まりだ」
二人はしばし、言葉を失ったまま、その朝の色を眺めた。
昨夜、寝所で交わした熱はもう外には見えない。だが、内には確かに残っている。蒼い印の奥で、龍は静かに息をしている。
やがて景耀は歩み出した。
雪を踏む音が、新しい政の第一歩になる。
凌雪はその半歩うしろを行く。指先に、あの熱がかすかに蘇る。
――この背を、どこまでも守る。
冬の光が、北辰堂の屋根に細い金を置いた。
宮の上空には、戦の煙はもうない。白い吐息だけが天に上り、消えていく。
青龍の覚醒は、ただの奇跡ではなかった。それは、責と慈しみの形。
これから歩み出す長い道の、確かな第一歩だった。
凌雪は振り返り、遠くに見える蒼穹宮を眺めた。戦火の跡が残る宮殿に、新しい朝の光が差している。
――殿下と共に、この国を守っていく。
その決意を胸に、凌雪は景耀の後を追った。雪の中に残る二人の足跡が、まるで一つの道のように続いていく。
冬の朝は、静かに明けていった。
0
あなたにおすすめの小説
呪われた辺境伯は、異世界転生者を手放さない
波崎 亨璃
BL
ーーー呪われた辺境伯に捕まったのは、俺の方だった。
異世界に迷い込んだ駆真は「呪われた辺境伯」と呼ばれるレオニスの領地に落ちてしまう。
強すぎる魔力のせいで、人を近づけることができないレオニス。
彼に触れれば衰弱し、最悪の場合、命を落とす。
しかしカルマだけはなぜかその影響を一切受けなかった。その事実に気づいたレオニスは次第にカルマを手放さなくなっていく。
「俺に触れられるのは、お前だけだ」
呪いよりも重い執着と孤独から始まる、救済BL。
となります。
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
路地裏の王子様と秘密のカフェ ―10年ぶりに再会した親友はトップアイドルでした―
たら昆布
BL
大学生の千秋がバイト帰りの路地裏で助けたのは、今をときめくアイドル『GALAXY』のセンター、レオだった。
以来、レオは変装して千秋の働くカフェへ毎日通い詰めるようになる。
「千秋に会うと疲れなんて全部消えちゃうんだ」
トップアイドルとは思えないほど素直に懐いてくるレオに、千秋は戸惑いながらも多忙な彼を支えたいと願うようになる。
しかし、千秋はまだ知らない。
レオが10年前に「また絶対会おう」と約束して別れた泣き虫な親友の玲央本人だということに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる