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「ラインさん、僕のいた世界と同じ味が確認したいので、ちょっとずつ食材を味見してもいいですか?」
「はい、どうぞ」
了承を得て僕は少しずつ味見をしてみる。
野菜はほうれん草、トマト、白菜、玉ねぎがあった。見た目は同じ食材だけれど、こちらの野菜は全部二倍ぐらい大きくて、味が濃くて、青臭さが強い。アクがいっぱいでそうだ。
ラインさんが持ってきてくれた携帯食は、素材の味なんだなと食べてみてわかる。
キノコは採れたてのマッシュルームと乾燥した椎茸。風味豊かな香りがして、これを入れるといいスープができそうだ。
巨大野菜の隣にあったよくわからない葉物食材は、なんと調味料だった。
調味料について聞くと、塩草と呼ばれる塩味の草に、胡椒草と呼ばれる胡椒の味、スィート草と呼ばれる砂糖の味、あとはハーブ類が数種類。
ハーブ系も匂いと味が濃いので、とりあえず今日は使うのはやめた。子どもにはキツいかもしれない。
「他にはもう食材はないんですか?」
「保存が効くのは食材保管庫に保存してます。ミルクもそこにあるので行きましょうか」
「はい、ありがとうございます」
案内の間にお姉ちゃんが食べてもいいものを聞いてみた。この世界のミルクスープってどんなのだろう。
地球でも国によって材料違ったりするからね。
「赤子には基本ミルクと野菜のみです。塩を少しだけ入れることもあります」
「そうなんですか……。あの、キノコの出汁だけでも使うのはダメですか?」
野菜のミルクだけでは旨味が少ない。キノコの旨味があると大分美味しくなると思うんだけど。
「キノコのダシですか……?」
ダシという概念がないらしく、キノコそのものは僕らが食べて、お姉ちゃんはスープに出た汁だけを味わうことだと説明した。
「そうですね……では、作る過程で私にキノコを入れたミルクスープを味見させてくれませんか?赤子が食べても大丈夫か判断できますので。ダメだった場合のために野菜とミルクのみの分は取り分けておきましょう」
「いいんですか?じゃあお願いします」
お姉ちゃんに美味しいの食べて欲しいもんね。
「野菜の種類はキッチンにあったものだけですか?」
「今日はあれだけですが、森に入る者が日によって色んな野菜をとってきてくれますよ」
採れたて野菜か。いいね。
お姉ちゃんは青臭くてたまらないって言ってたから、なんとかしよう。旭もまだ育ち盛りだから野菜は食べて欲しい。
お姉ちゃん用のミルクスープを沢山作って、少し追加で味付けをしたら僕らの副食にもなるだろうと算段した。
案内された食材保管庫は、横穴に人ひとり入れるぐらいの風穴が空いていて、そこから冷たい風が漏れ出していて冷蔵庫のように冷たくなっていた。
外への風穴も開いていて、風通しがいい。
だがこの世界の今の時期は雨の日が多く、湿気も高め。洞窟内も気温は低いが、ちょっとジメジメする。
季節は春夏秋冬あるらしい。日本と似た環境なら、今は梅雨かな。
保管庫内は大きな干し肉と大きな麻袋が二つ、あとは小さな甕と大きなヤシの実みたいな実が数個、棚に並んでいた。
ラインさんがヤシの実に似た食材を手に取る。
「これが赤子に使うミルクの実です」
「ミルクの実……?これってどうやって使うんですか?」
コンコンと表面を叩くと硬い。
「ミルク実は上部にある目をナイフで刺して、くり抜きます。グリグリしたら取れるので、そこからミルクを出して加熱してから使ってください。余ったら目を再び詰めて、冷暗所に保存しておきます」
ラインさんが説明しながらズボンの横に差していたナイフを使って、グリグリとミルク実を開けてくれた。ミルクはココナッツのことなのかなと味見をすると、牛乳そのものの味だった。牛のお乳じゃないんだ……と異世界の不思議を感じる。
「あ!お米がある!」
麻袋の中はお米と小麦だった。お米は白米ではないけれど、籾摺りされており、玄米になっている。お米さえあれば、旭と僕のお腹は膨れるからホッと安心した。
「え……ルイ君は米を食べられるのですか?これは煮ても芯が残り、歯応えがよくないので私たちの間ではあまり好まれて食べられないのですが。赤子にも勿論与えませんよ?」
「日本と同じお米なら、蒸すように炊いたら柔らかくなるんです。すごく美味しくて旭もお姉ちゃんも大好きですよ」
「そうなんですか……。興味があります」
ラインさんは料理担当なので、すごく気になるみたい。なので僕はみんなのご飯を一緒に作ることを提案した。丁度御飯時で、ラインさんも僕の料理が終わったら作る予定だったらしいし、二度手間にならなくていい。
料理の時間もそんなに変わらないので是非と言うと、「ではよろしくお願いします」と腰を曲げられた。
僕は保管庫からお米とミルクの実、少しの干し肉を持ち帰った。早めに作らないといけないので、他の食材はまた作る機会があったときに見ていこうと思う。
「はい、どうぞ」
了承を得て僕は少しずつ味見をしてみる。
野菜はほうれん草、トマト、白菜、玉ねぎがあった。見た目は同じ食材だけれど、こちらの野菜は全部二倍ぐらい大きくて、味が濃くて、青臭さが強い。アクがいっぱいでそうだ。
ラインさんが持ってきてくれた携帯食は、素材の味なんだなと食べてみてわかる。
キノコは採れたてのマッシュルームと乾燥した椎茸。風味豊かな香りがして、これを入れるといいスープができそうだ。
巨大野菜の隣にあったよくわからない葉物食材は、なんと調味料だった。
調味料について聞くと、塩草と呼ばれる塩味の草に、胡椒草と呼ばれる胡椒の味、スィート草と呼ばれる砂糖の味、あとはハーブ類が数種類。
ハーブ系も匂いと味が濃いので、とりあえず今日は使うのはやめた。子どもにはキツいかもしれない。
「他にはもう食材はないんですか?」
「保存が効くのは食材保管庫に保存してます。ミルクもそこにあるので行きましょうか」
「はい、ありがとうございます」
案内の間にお姉ちゃんが食べてもいいものを聞いてみた。この世界のミルクスープってどんなのだろう。
地球でも国によって材料違ったりするからね。
「赤子には基本ミルクと野菜のみです。塩を少しだけ入れることもあります」
「そうなんですか……。あの、キノコの出汁だけでも使うのはダメですか?」
野菜のミルクだけでは旨味が少ない。キノコの旨味があると大分美味しくなると思うんだけど。
「キノコのダシですか……?」
ダシという概念がないらしく、キノコそのものは僕らが食べて、お姉ちゃんはスープに出た汁だけを味わうことだと説明した。
「そうですね……では、作る過程で私にキノコを入れたミルクスープを味見させてくれませんか?赤子が食べても大丈夫か判断できますので。ダメだった場合のために野菜とミルクのみの分は取り分けておきましょう」
「いいんですか?じゃあお願いします」
お姉ちゃんに美味しいの食べて欲しいもんね。
「野菜の種類はキッチンにあったものだけですか?」
「今日はあれだけですが、森に入る者が日によって色んな野菜をとってきてくれますよ」
採れたて野菜か。いいね。
お姉ちゃんは青臭くてたまらないって言ってたから、なんとかしよう。旭もまだ育ち盛りだから野菜は食べて欲しい。
お姉ちゃん用のミルクスープを沢山作って、少し追加で味付けをしたら僕らの副食にもなるだろうと算段した。
案内された食材保管庫は、横穴に人ひとり入れるぐらいの風穴が空いていて、そこから冷たい風が漏れ出していて冷蔵庫のように冷たくなっていた。
外への風穴も開いていて、風通しがいい。
だがこの世界の今の時期は雨の日が多く、湿気も高め。洞窟内も気温は低いが、ちょっとジメジメする。
季節は春夏秋冬あるらしい。日本と似た環境なら、今は梅雨かな。
保管庫内は大きな干し肉と大きな麻袋が二つ、あとは小さな甕と大きなヤシの実みたいな実が数個、棚に並んでいた。
ラインさんがヤシの実に似た食材を手に取る。
「これが赤子に使うミルクの実です」
「ミルクの実……?これってどうやって使うんですか?」
コンコンと表面を叩くと硬い。
「ミルク実は上部にある目をナイフで刺して、くり抜きます。グリグリしたら取れるので、そこからミルクを出して加熱してから使ってください。余ったら目を再び詰めて、冷暗所に保存しておきます」
ラインさんが説明しながらズボンの横に差していたナイフを使って、グリグリとミルク実を開けてくれた。ミルクはココナッツのことなのかなと味見をすると、牛乳そのものの味だった。牛のお乳じゃないんだ……と異世界の不思議を感じる。
「あ!お米がある!」
麻袋の中はお米と小麦だった。お米は白米ではないけれど、籾摺りされており、玄米になっている。お米さえあれば、旭と僕のお腹は膨れるからホッと安心した。
「え……ルイ君は米を食べられるのですか?これは煮ても芯が残り、歯応えがよくないので私たちの間ではあまり好まれて食べられないのですが。赤子にも勿論与えませんよ?」
「日本と同じお米なら、蒸すように炊いたら柔らかくなるんです。すごく美味しくて旭もお姉ちゃんも大好きですよ」
「そうなんですか……。興味があります」
ラインさんは料理担当なので、すごく気になるみたい。なので僕はみんなのご飯を一緒に作ることを提案した。丁度御飯時で、ラインさんも僕の料理が終わったら作る予定だったらしいし、二度手間にならなくていい。
料理の時間もそんなに変わらないので是非と言うと、「ではよろしくお願いします」と腰を曲げられた。
僕は保管庫からお米とミルクの実、少しの干し肉を持ち帰った。早めに作らないといけないので、他の食材はまた作る機会があったときに見ていこうと思う。
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