仮面を被った彼女は公爵邸でもう一度恋をする

ARIA

文字の大きさ
23 / 23
1章

好きになってくれてありがとう

しおりを挟む
「私は貴方のお気持ちには答えられません。ごめんなさい」

深々とではない。マリーだけど『ユリ』を好きになってくれた彼に嘘偽りは見せられない

私は20度、故国…私の身分における最大限の礼をした

「ああ、やっぱりそうか。何故か聞いていいか?」

「はい。私には好きな人がいるんです」

「こっちでか?」

「はい」

「付き合ってないのか?」

「雲の上の方ですから」

「そうか。公し、いや時間をくれて」

何か言いかけてから少し照れてからオリバーおぼっちゃまはいった

「ありがとう。それから俺には遠慮なく接していいし、そいつに振られたら来てもいい」

「ありがとうございます」

でも告白する事はないんだろうな

「じゃあ」

「オリバーお…オリバー様最後に私を好きになってくれてありがとう」

これだけはユリの言葉でもいいよね

オリバーおぼっちゃま…いや、オリバー様は振り返って笑顔で言った

「俺の方こそ好きって気持ちを分からせてくれてありがとな」



「…はぁ」

「旦那様、どうなさいました?」

「なんか気を張りつめてたから」

嘘だ

俺は今令息には悪いが安心している

とめないのは俺の信念でもあるが、それでも何故か安心している

「行くぞ」

「は、はい」

マリー、お前は本当にユリなのか

ユリなら俺と…馬鹿な事考えるなユリだとしても今は妻のメイドだ

忘れろあいつ(皇帝)に弱みを見せて何人死んだと思ってるんだ?

忘れるな俺の罪を





昨日遅くまで起きてたからかな?

11時なのにまだ眠い…

「マリー」

「はい、アンリおぼっちゃま」

「今から30分後そっちに行くとラナに伝えてくれ」

「申し訳ございません。ラナ様はお茶会を」

「そうなのか」

「はい」

「じゃあ教えてくれないか」

「何をですか」

「オリバー」

「オリバーおぼっちゃま?」

「昨日から元気がない」

「それ、は」

そりゃそうだよね

「…まあいい。オリバーが元気がなくて困ることは無い」

…分かってる。アンリ様の言ってることは確かにそうだろうなって

でも悲しい

家族なのに元気がなくて困らないなんて

「まあいい。近々会おうと伝えてくれ」

「かしこまりました」

一礼。角度は1度でもずれてはならない

「ああ」


  
「ラナ様」

「マリー、ありがとう」

ラナ様にご招待した皆様に渡すハンカチを手渡す

「皆様、こちら大したものではございませんが」

渡したのはハンカチだ

綺麗な糸のラナ様の得意な刺繍

「ありがとうございます」

「夫人一つ質問をよろしいですか」

「答えられるものなら」

「先日、ウェストリッテン王国でルイ王子が薨去為さったとか」

質問をした夫人は笑っていた

「私も伺いましたわ」

「恋仲だったとか。今のお気持ちは」


しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

もう散々泣いて悔やんだから、過去に戻ったら絶対に間違えない

もーりんもも
恋愛
セラフィネは一目惚れで結婚した夫に裏切られ、満足な食事も与えられず自宅に軟禁されていた。 ……私が馬鹿だった。それは分かっているけど悔しい。夫と出会う前からやり直したい。 そのチャンスを手に入れたセラフィネは復讐を誓う――。 ※AI学習禁止・無断転載禁止・無断翻訳禁止・無断朗読禁止

政略結婚だからと諦めていましたが、離縁を決めさせていただきました

あおくん
恋愛
父が決めた結婚。 顔を会わせたこともない相手との結婚を言い渡された私は、反論することもせず政略結婚を受け入れた。 これから私の家となるディオダ侯爵で働く使用人たちとの関係も良好で、旦那様となる義両親ともいい関係を築けた私は今後上手くいくことを悟った。 だが婚姻後、初めての初夜で旦那様から言い渡されたのは「白い結婚」だった。 政略結婚だから最悪愛を求めることは考えてはいなかったけれど、旦那様がそのつもりなら私にも考えがあります。 どうか最後まで、その強気な態度を変えることがないことを、祈っておりますわ。 ※いつものゆるふわ設定です。拙い文章がちりばめられています。 最後はハッピーエンドで終えます。

失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた

しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。 すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。 早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。 この案に王太子の返事は?   王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。

【完】王妃の座を愛人に奪われたので娼婦になって出直します

112
恋愛
伯爵令嬢エレオノールは、皇太子ジョンと結婚した。 三年に及ぶ結婚生活では一度も床を共にせず、ジョンは愛人ココットにうつつを抜かす。 やがて王が亡くなり、ジョンに王冠が回ってくる。 するとエレオノールの王妃は剥奪され、ココットが王妃となる。 王宮からも伯爵家からも追い出されたエレオノールは、娼婦となる道を選ぶ。

「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します

スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」 眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。 隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。 エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。 しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。 彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。 「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」 裏切りへのカウントダウンが今、始まる。 スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!

【完結】結婚式前~婚約者の王太子に「最愛の女が別にいるので、お前を愛することはない」と言われました~

黒塔真実
恋愛
挙式が迫るなか婚約者の王太子に「結婚しても俺の最愛の女は別にいる。お前を愛することはない」とはっきり言い切られた公爵令嬢アデル。しかしどんなに婚約者としてないがしろにされても女性としての誇りを傷つけられても彼女は平気だった。なぜなら大切な「心の拠り所」があるから……。しかし、王立学園の卒業ダンスパーティーの夜、アデルはかつてない、世にも酷い仕打ちを受けるのだった―― ※神視点。■なろうにも別タイトルで重複投稿←【ジャンル日間4位】。

セレナの居場所 ~下賜された側妃~

緑谷めい
恋愛
 後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

王女殿下のモラトリアム

あとさん♪
恋愛
「君は彼の気持ちを弄んで、どういうつもりなんだ?!この悪女が!」 突然、怒鳴られたの。 見知らぬ男子生徒から。 それが余りにも突然で反応できなかったの。 この方、まさかと思うけど、わたくしに言ってるの? わたくし、アンネローゼ・フォン・ローリンゲン。花も恥じらう16歳。この国の王女よ。 先日、学園内で突然無礼者に絡まれたの。 お義姉様が仰るに、学園には色んな人が来るから、何が起こるか分からないんですって! 婚約者も居ない、この先どうなるのか未定の王女などつまらないと思っていたけれど、それ以来、俄然楽しみが増したわ♪ お義姉様が仰るにはピンクブロンドのライバルが現れるそうなのだけど。 え? 違うの? ライバルって縦ロールなの? 世間というものは、なかなか複雑で一筋縄ではいかない物なのですね。 わたくしの婚約者も学園で捕まえる事が出来るかしら? この話は、自分は平凡な人間だと思っている王女が、自分のしたい事や好きな人を見つける迄のお話。 ※設定はゆるんゆるん ※ざまぁは無いけど、水戸○門的なモノはある。 ※明るいラブコメが書きたくて。 ※シャティエル王国シリーズ3作目! ※過去拙作『相互理解は難しい(略)』の12年後、 『王宮勤めにも色々ありまして』の10年後の話になります。 上記未読でも話は分かるとは思いますが、お読みいただくともっと面白いかも。 ※ちょいちょい修正が入ると思います。誤字撲滅! ※小説家になろうにも投稿しました。

処理中です...