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番外編 友人
1 関くんのコミュ力
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【後日談】
講義の後、陽太が迎えにやってきてくれる予定だったけれど、急遽本日午後六時が提出期限の課題が現れたと連絡が入った。
三人での食事会には間に合うようなので、幸平は《現地集合にしよう》と何も考えずにメッセージを送る。いや、それから少し(陽太くん申し訳ないと思ってそうだな)と、大丈夫だよのアピールで、ウサギのスタンプを送ったりした。
『大丈夫!』と元気よくニンジンを掲げるウサギのスタンプは、最近、購入したものだ。谷田から文章が素っ気ないとの指摘を受けたため、少しでも明るくするために、動物がそれぞれ楽しそうに笑っている何だか幸せそうなスタンプを購入した。
恋人同士となったからには、文章の素っ気なさなんかで陽太を不安にさせたくない。でももう、幸平にはうさぎがいる。だから大丈夫。実際、陽太からも《ありがとう》と某アニメキャラのスタンプが返ってきた。
やっぱりうさぎがいれば、万事解決だ。
「森良くんってさ、昔話好きなの?」
待ち合わせ場所の料理屋にやってくると、関謙人は開口一番に告げた。
幸平は固まってから、一応「お久しぶりです」と頭を下げてみる。関は「久しぶりー。諭吉ばら撒き救出事件から、もう二週間経ったんだね」と合わせてくれる。
「早いもんだ」
「諭吉ばら撒き……」
「あん時、金降ってきたから」
「あ、はい」
「座れば? 陽太ギリ遅れるって」
「ギリ……はい」
幸平は腰を下ろした。関は、にっこりと「何か頼む?」と首を傾げる。
「じゃあ、関くんが飲んでるのと同じ物を」
「えっ、すごいね」
「えっ、何が」
「テクニックじゃん。森良くんモテるでしょ。いつもそれしてんの? 陽太も大変すね」
「……じゃあ違うものを」
「嘘嘘」
店員にウーロンハイを注文する関を眺めながら、幸平はひとまず水を口に含んだ。
「関くんにお礼を言いたい」と持ちかけたのは幸平だ。二週間前のあの事件……『諭吉ばら撒き救出事件』で彼にはとてもお世話になったので、直接会ってお礼が言いたかった。
陽太は初め、「いや、いいよ」と首を振った。「別に会わなくてもいい」と。
本気で嫌そうな顔をしている陽太を見て、幸平はしょんぼりとした。陽太は友達を幸平に会わせたくないのだろうか、と不安になったからだ。
しょんぼりの程度としては、十段階のうち1レベルだったと思う。それでも陽太はハッとして、「やっぱ会わせる」と三秒で前言撤回する。
「いいの?」
「いいよ。会わせたくないってのは、謙人がコウちゃんに余計なこと言うのが不安だからだし」
「あ、そういう」
幸平はちょっぴり明るくなる。1レベルで。
それすら目敏く拾った陽太は、表情を晴れやかにした。
「俺があいつの言うこと監視してればいいだけの話だもんな」
「監視するんだ」
「するする。野放しはきつい」
「あはは」
「いいよ、三人で会おう」
「うん」
「――で、森良くんって昔話好きなのか?」
過去の回想をぼんやり思い起こしていると、今の関が訊ねてくる。
陽太の監視外にいる関は、とても自由だった。こうして二人で対面するのは初めてなので、幸平は緊張していたが、関はとてもフラットだ。
「えっと、わかんない」
「わかんねぇんだ。面白いね」
「あの、どうして昔話好きって?」
「森良くんさ、最近、陽太とのラインで動物のスタンプ送ってるだろ」
「えっ、うん。送ってる」
関はニカっと、高校時代と変わらない爽やかな笑顔を浮かべた。
「うさぎとか、猿とか、かわいい絵柄のスタンプ送ってるだろ」
「うさぎ、よく送るかも」
「陽太がすげぇ喜んでた。『コウちゃんがかわいいスタンプ送ってくる』って」
陽太の真似なのか、関はぼそっと声を低くする。それが面白かったので、幸平は思わず笑った。
すると関は少し目を丸くして、また喋り出す。
「森良くん、笑うとすげぇかわいいね」
「か、かわいい?」
「ほんわり笑うのな。癒される」
「はぁ……」
「うさぎ好きなん?」
「わかんない」
「わかんねぇの? やば」
「やばいかな」
「やばいやばい。なるほどな。森良くんってこんな感じなのな」
関は心から楽しそうに「陽太も必死になって隠すわけだわ」と笑う。
幸平は小首を傾げた。
「隠すって?」
「高校の時さ、陽太、幸平くんに全然喋りかけられなかっただろ。その要因の一つに、陽太が話しかけることで森良くんが目立ってしまうという危惧もあったわけ」
「あぁ、そうなんだ」
「陽太とか、初めっから幸平くん大好きなのにな」
「……あの」
「高校入学したばっかの時、陽太がクラスメイトの男と喧嘩したの知ってる?」
完全に関の独壇場だ。二週間前の件についてお礼を言いたいのに、怒涛の勢いに呑まれてなかなか切り出せない。
「ええっと……陽太くんが、クラスメイトの人を怖がらせた、みたいな話は聞いたことがある」
「あれも森良くんが原因だったんだぜ」
「お、俺?」
「その馬鹿が、森良くんの顔の傷をいじったらしいんだよ。やべぇ奴いるーって。でもあいつは、本当にヤベェ奴が同じクラスにいるのを分かってなかったな。陽太がガチギレして、そいつ、失禁したらしい」
「……」
そうだったんだ……。
幸平は胸がきゅーっと締め付けられるのを感じる。陽太からはそんな話を聞いていない。もしかしたら、忘れているだけかもしれないけど。
考えてみると、小学校中学校であれだけ揶揄されたこの顔の火傷痕を、高校では誰一人からも指摘されていない。これが進学校の自律した精神なのかな? と当時は思っていたが、ちゃんと揶揄っている生徒もいたのか。
陽太のやり方は何にせよ、怒ってくれた彼にはきちんとお礼を伝えないと。
「森良くんさ、その傷誰かから弄られたことある?」
「ないと思う」
「多分陽太のせいだぜ。あいつが森良くんの傷でブチギレたって話し、水面下で広まってたから」
「そうだったんだ……」
思い出すのは、体育祭だった。
クラスの皆が顔にマークを描いて士気を上げている中で、幸平は加わらなかった。一方で谷田は「幸平も顔描こう」と勧めてくる。幸平が断っていると、周りにいたクラスメイトが谷田を咎めた。
女子は、幸平が嫌がっているのだと思って単純に助けてくれていたようだが、男子はなぜか、怯えた顔つきで谷田に文句を言っていた。
あの表情は奇妙だった。陽太の陰を恐れていたのかもしれない。
そこで、あれと気付く。ならば。
「俺と陽太くんが幼馴染って、知ってる人もいたのかな?」
「いや、それはいないと思う。陽太、森良くんの話は俺以外にしてないし」
「そっか」
「容姿を弄る人間が死ぬほど腹立つ溝口さん、みたいになってた。普通に考えて、そのクラスメイト無神経だったしな。それが森良くんかどうかは関係なく陽太がキレたと皆は思ってたみたいだぜ。あんなん、森良くん以外がいじられてたら陽太スルーしてたのにな」
「陽太くん、優しいから、どうだろう」
「あー、うん。ところで、昔話系好きなの?」
すごい。本当に話が途切れない。幸平も自然と、楽しく会話できている。これが本物のコミュ力と言うやつなのか。
「なんで?」
「この間、陽太と水族館行ったんだろ? 亀見るために」
「すごい。全部知ってるんだ」
「あ、もしかしてそういうの嫌?」
「ううん。俺のこと話してるんだって思えて、嬉しい」
「やっぱ笑い方かわいいのな」
「えっ」
「で、森良くん亀好きなんだろ? それでいて、うさぎも好きって、昔話じゃん」
「……あっ! 競争ってこと? うさぎと亀の」
「そうそう」
「あはは、ほんとだ。俺、昔話好きな人になってる」
思わず声に出して笑ってしまう。昔話か。完全に無意識だった。
関はニコニコとこちらを眺めて「サルのスタンプも送ってたらしいじゃん」と言う。
「サルって昔話の定番だろ?」
「そうかも。でも俺、そこまで考えてなかった」
講義の後、陽太が迎えにやってきてくれる予定だったけれど、急遽本日午後六時が提出期限の課題が現れたと連絡が入った。
三人での食事会には間に合うようなので、幸平は《現地集合にしよう》と何も考えずにメッセージを送る。いや、それから少し(陽太くん申し訳ないと思ってそうだな)と、大丈夫だよのアピールで、ウサギのスタンプを送ったりした。
『大丈夫!』と元気よくニンジンを掲げるウサギのスタンプは、最近、購入したものだ。谷田から文章が素っ気ないとの指摘を受けたため、少しでも明るくするために、動物がそれぞれ楽しそうに笑っている何だか幸せそうなスタンプを購入した。
恋人同士となったからには、文章の素っ気なさなんかで陽太を不安にさせたくない。でももう、幸平にはうさぎがいる。だから大丈夫。実際、陽太からも《ありがとう》と某アニメキャラのスタンプが返ってきた。
やっぱりうさぎがいれば、万事解決だ。
「森良くんってさ、昔話好きなの?」
待ち合わせ場所の料理屋にやってくると、関謙人は開口一番に告げた。
幸平は固まってから、一応「お久しぶりです」と頭を下げてみる。関は「久しぶりー。諭吉ばら撒き救出事件から、もう二週間経ったんだね」と合わせてくれる。
「早いもんだ」
「諭吉ばら撒き……」
「あん時、金降ってきたから」
「あ、はい」
「座れば? 陽太ギリ遅れるって」
「ギリ……はい」
幸平は腰を下ろした。関は、にっこりと「何か頼む?」と首を傾げる。
「じゃあ、関くんが飲んでるのと同じ物を」
「えっ、すごいね」
「えっ、何が」
「テクニックじゃん。森良くんモテるでしょ。いつもそれしてんの? 陽太も大変すね」
「……じゃあ違うものを」
「嘘嘘」
店員にウーロンハイを注文する関を眺めながら、幸平はひとまず水を口に含んだ。
「関くんにお礼を言いたい」と持ちかけたのは幸平だ。二週間前のあの事件……『諭吉ばら撒き救出事件』で彼にはとてもお世話になったので、直接会ってお礼が言いたかった。
陽太は初め、「いや、いいよ」と首を振った。「別に会わなくてもいい」と。
本気で嫌そうな顔をしている陽太を見て、幸平はしょんぼりとした。陽太は友達を幸平に会わせたくないのだろうか、と不安になったからだ。
しょんぼりの程度としては、十段階のうち1レベルだったと思う。それでも陽太はハッとして、「やっぱ会わせる」と三秒で前言撤回する。
「いいの?」
「いいよ。会わせたくないってのは、謙人がコウちゃんに余計なこと言うのが不安だからだし」
「あ、そういう」
幸平はちょっぴり明るくなる。1レベルで。
それすら目敏く拾った陽太は、表情を晴れやかにした。
「俺があいつの言うこと監視してればいいだけの話だもんな」
「監視するんだ」
「するする。野放しはきつい」
「あはは」
「いいよ、三人で会おう」
「うん」
「――で、森良くんって昔話好きなのか?」
過去の回想をぼんやり思い起こしていると、今の関が訊ねてくる。
陽太の監視外にいる関は、とても自由だった。こうして二人で対面するのは初めてなので、幸平は緊張していたが、関はとてもフラットだ。
「えっと、わかんない」
「わかんねぇんだ。面白いね」
「あの、どうして昔話好きって?」
「森良くんさ、最近、陽太とのラインで動物のスタンプ送ってるだろ」
「えっ、うん。送ってる」
関はニカっと、高校時代と変わらない爽やかな笑顔を浮かべた。
「うさぎとか、猿とか、かわいい絵柄のスタンプ送ってるだろ」
「うさぎ、よく送るかも」
「陽太がすげぇ喜んでた。『コウちゃんがかわいいスタンプ送ってくる』って」
陽太の真似なのか、関はぼそっと声を低くする。それが面白かったので、幸平は思わず笑った。
すると関は少し目を丸くして、また喋り出す。
「森良くん、笑うとすげぇかわいいね」
「か、かわいい?」
「ほんわり笑うのな。癒される」
「はぁ……」
「うさぎ好きなん?」
「わかんない」
「わかんねぇの? やば」
「やばいかな」
「やばいやばい。なるほどな。森良くんってこんな感じなのな」
関は心から楽しそうに「陽太も必死になって隠すわけだわ」と笑う。
幸平は小首を傾げた。
「隠すって?」
「高校の時さ、陽太、幸平くんに全然喋りかけられなかっただろ。その要因の一つに、陽太が話しかけることで森良くんが目立ってしまうという危惧もあったわけ」
「あぁ、そうなんだ」
「陽太とか、初めっから幸平くん大好きなのにな」
「……あの」
「高校入学したばっかの時、陽太がクラスメイトの男と喧嘩したの知ってる?」
完全に関の独壇場だ。二週間前の件についてお礼を言いたいのに、怒涛の勢いに呑まれてなかなか切り出せない。
「ええっと……陽太くんが、クラスメイトの人を怖がらせた、みたいな話は聞いたことがある」
「あれも森良くんが原因だったんだぜ」
「お、俺?」
「その馬鹿が、森良くんの顔の傷をいじったらしいんだよ。やべぇ奴いるーって。でもあいつは、本当にヤベェ奴が同じクラスにいるのを分かってなかったな。陽太がガチギレして、そいつ、失禁したらしい」
「……」
そうだったんだ……。
幸平は胸がきゅーっと締め付けられるのを感じる。陽太からはそんな話を聞いていない。もしかしたら、忘れているだけかもしれないけど。
考えてみると、小学校中学校であれだけ揶揄されたこの顔の火傷痕を、高校では誰一人からも指摘されていない。これが進学校の自律した精神なのかな? と当時は思っていたが、ちゃんと揶揄っている生徒もいたのか。
陽太のやり方は何にせよ、怒ってくれた彼にはきちんとお礼を伝えないと。
「森良くんさ、その傷誰かから弄られたことある?」
「ないと思う」
「多分陽太のせいだぜ。あいつが森良くんの傷でブチギレたって話し、水面下で広まってたから」
「そうだったんだ……」
思い出すのは、体育祭だった。
クラスの皆が顔にマークを描いて士気を上げている中で、幸平は加わらなかった。一方で谷田は「幸平も顔描こう」と勧めてくる。幸平が断っていると、周りにいたクラスメイトが谷田を咎めた。
女子は、幸平が嫌がっているのだと思って単純に助けてくれていたようだが、男子はなぜか、怯えた顔つきで谷田に文句を言っていた。
あの表情は奇妙だった。陽太の陰を恐れていたのかもしれない。
そこで、あれと気付く。ならば。
「俺と陽太くんが幼馴染って、知ってる人もいたのかな?」
「いや、それはいないと思う。陽太、森良くんの話は俺以外にしてないし」
「そっか」
「容姿を弄る人間が死ぬほど腹立つ溝口さん、みたいになってた。普通に考えて、そのクラスメイト無神経だったしな。それが森良くんかどうかは関係なく陽太がキレたと皆は思ってたみたいだぜ。あんなん、森良くん以外がいじられてたら陽太スルーしてたのにな」
「陽太くん、優しいから、どうだろう」
「あー、うん。ところで、昔話系好きなの?」
すごい。本当に話が途切れない。幸平も自然と、楽しく会話できている。これが本物のコミュ力と言うやつなのか。
「なんで?」
「この間、陽太と水族館行ったんだろ? 亀見るために」
「すごい。全部知ってるんだ」
「あ、もしかしてそういうの嫌?」
「ううん。俺のこと話してるんだって思えて、嬉しい」
「やっぱ笑い方かわいいのな」
「えっ」
「で、森良くん亀好きなんだろ? それでいて、うさぎも好きって、昔話じゃん」
「……あっ! 競争ってこと? うさぎと亀の」
「そうそう」
「あはは、ほんとだ。俺、昔話好きな人になってる」
思わず声に出して笑ってしまう。昔話か。完全に無意識だった。
関はニコニコとこちらを眺めて「サルのスタンプも送ってたらしいじゃん」と言う。
「サルって昔話の定番だろ?」
「そうかも。でも俺、そこまで考えてなかった」
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