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第五章
72 幻から現実へ
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ローエ伯爵領の存在するファークラ地方は自由な気風の地で、南西の明るい港町として知られている。近頃ユリアンは、ローエ伯爵家の歴史とファークラ地方の風土について調べていた。それらの本はロドリックが手配してくれたものだった。
ロドリックは、ここ一ヶ月公爵邸にとどまっている。バルシャでユリアンが誘拐された旨を聞き、すぐさま帰国したロドリックだが、すでにバルシャでの協定は結ばれていたこともあり、あれからずっと邸宅にいる。
そうして、バルシャへ向かう前のように共に夜を過ごすようにもなった。適当に話しながら、どちらかが先に眠り、朝は日が昇る少し前に目が覚める。
まるで普通の夫婦みたいな暮らしだ。ただでさえ夜も朝も二人でいるのに、時間を見つけてはロドリックはやってくる。
どこにいても、何をしていても会いにくる。
「ロドリック様も、ファークラ地方へ訪れたことがあるんですよね」
「あぁ。暖かい場所だ。ここよりもずっと」
「それは観光で? それともお仕事で?」
「どちらでもない。幼い頃に、父に連れられて向かったことがある」
ロドリックはここ最近、とても落ち着いていた。バルシャとの協定が締結したこともあるせいか、これまで張り詰めていた何かが解けて、安堵しているみたいだ。
「そうですか。その街を覚えていますか?」
「街は、どうだろうな。ただ海は覚えている」
そう語る横顔は穏やかだった。
「青く美しい海だった。今後はルーストランドの者たちも、港や各地へ気軽に旅行できるだろう」
「ロドリック様がバルシャでのお仕事を終えたおかげですね」
するとロドリックは、本当に嬉しそうに目を細めた。微かに歯を見せて笑うその表情は無邪気に思える。
そうして話しているうちに、不思議なことに雪が止んでいった。最近は目にすることのなかった青空が、雲の裂け目から徐々に現れてくる。
二人は久しぶりに庭を歩くことにした。陽の光に照らされて細かく煌めく一面の雪の海は、その眩しさに眩暈がするほどだった。
まだここに、生命の息吹は感じられない。
「ファークラ地方には特別な蝶がいるんですよ」
隣を歩くロドリックがこちらを見下ろす。ずっと、ユリアンを見下ろしている。
「昔読んだ物語にも出てきた海の蝶です。人魚たちの国からやってきた蝶と言われていて、今はファークラ地方にしか生息していない。海上を羽ばたいていることが多いんですって。意味はない、そういう性質らしいです」
「珍しい蝶か」
「はい。本当にいるのか怪しいくらい。でも、海の上を羽ばたく蝶は、特別な光を発していて、本当に綺麗らしいです」
「それは大層綺麗なんだろうな」
「そうですねぇ。ああ、でも、西の森の湖も綺麗ですよ」
ユリアンは素手で雪を掬い上げてみた。硬く握りしめて雪玉を作り、試しにロドリックの足にぶつけてみる。
ロドリックは微動だにせず、ユリアンを好きにさせている。文句すら言わずに「湖?」と首を傾げるだけするので、ユリアンはもう一つ雪玉を作って、今度はロドリックの腹にぶつけてみた。
「そうです。気にしたことありませんでしたか? 森の奥にある湖」
「存在は知っている。なぜ雪をぶつける?」
「なんとなくです。怒らないのかなぁって」
「俺が怒るまで続けてみたらいい」
「もう、いいです。やり返してもこないし」
「やり返すはずないだろう」
ロドリックはふっと白い息を吐きながら笑う。ユリアンはしゃがみ込んで、もう一度雪を掬い上げた。
「変な人」
「そうか」
「……湖の近くに花畑が広がっているからか、春になると蝶が飛んでます。あの蝶の鱗粉は魔法のように煌めいていて、櫛やブローチの装飾にも使われるらしいですよ。今度、捕まえてみようかな」
ロドリックがユリアンのマフラーを勝手に巻き直してくる。ユリアンはゆっくりと立ち上がり、マフラーに鼻先を埋めた。
「飛んでいる蝶を捕まえられるのか?」
「できますよ。捕まえたことはないけど」
「その自信は何なんだ」
「やれます」
「なぜそんなに自信が……」
「軌道を読めば、さっとね。掴めます」
ユリアンは雪玉をギュッと握りしめて、砕いてみる。勢いよく腕を天へと振り上げて、雪を目一杯に空へと飛ばす。
煌めく雪の光が辺りに散らばって、鱗粉のようにゆっくりと落ちてきた。つられて空を見上げるロドリックの横顔にも、きっと鱗粉の雪が見えている。
きっと見える。ユリアンは幻の蝶を思い浮かべ、ふぅと白い息を吐く。
そして透明な蝶へと腕を伸ばし、
「こうやって」
とそっと両手で包んだ。
「包み込むんです」
ロドリックが眩しそうに目を細めて、微かに頷く。
ユリアンは蝶を手のひらの中に閉じ込める。
——これはもう、幻なんかじゃない。
「分かりました?」
そう言ってロドリックを見上げ、ユリアンは熱い息を吐く。
——ロドリックの背後には燦々と光を放つ太陽が構えている。
空は突き抜けたような高い空で、雲ひとつない青空だ。逆光になって表情がよく見えないけれど、ユリアンは笑いかけた。
「冬に、言ったじゃないですか。簡単に捕まえられるって」
「ああ」
涼やかな格好をしたロドリックがそっと近づき、彼の笑みが逆光を破って現れた。夏の風に吹かれてその黒髪がふんわりと浮く。蝶を捕まえるための箱を手にした彼は「ユリアンの言うとおりだ」と頷き、こちらに箱を差し出してきた。
ユリアンは得意げになって「でしょう?」と笑んでから、蝶を箱の中に入れる。宝石を細かく砕いたような不思議な鱗粉が手のひらに残ったが、しゃがみ込んで湖に手をつけると、あらかた落ちていく。
「貴方は僕を疑っていましたね。僕の運動神経では、蝶を捕まえられないって」
「そんなに身軽だと思わなかったんだ」
「考えを改めてくれたならいいんです」
ロドリックは笑って、「すまなかった」と素直に言った。その顔色は健康的で、目の下のクマも見えない。後ろでひとつに括った黒髪は冬の頃よりずっと艶めき、青い空が映っていた。
冬はあっという間に去って、森も春の生命の息吹きに覆われかと思えば、すぐに日差しが強まっていった。今ではすっかり夏の陽気で、肌にはじわっと汗が滲んでいる。
夏だ。この夏のうちに、ユリアンはファークラ地方のローエ伯爵領へ旅立つ。
ロドリックは、ここ一ヶ月公爵邸にとどまっている。バルシャでユリアンが誘拐された旨を聞き、すぐさま帰国したロドリックだが、すでにバルシャでの協定は結ばれていたこともあり、あれからずっと邸宅にいる。
そうして、バルシャへ向かう前のように共に夜を過ごすようにもなった。適当に話しながら、どちらかが先に眠り、朝は日が昇る少し前に目が覚める。
まるで普通の夫婦みたいな暮らしだ。ただでさえ夜も朝も二人でいるのに、時間を見つけてはロドリックはやってくる。
どこにいても、何をしていても会いにくる。
「ロドリック様も、ファークラ地方へ訪れたことがあるんですよね」
「あぁ。暖かい場所だ。ここよりもずっと」
「それは観光で? それともお仕事で?」
「どちらでもない。幼い頃に、父に連れられて向かったことがある」
ロドリックはここ最近、とても落ち着いていた。バルシャとの協定が締結したこともあるせいか、これまで張り詰めていた何かが解けて、安堵しているみたいだ。
「そうですか。その街を覚えていますか?」
「街は、どうだろうな。ただ海は覚えている」
そう語る横顔は穏やかだった。
「青く美しい海だった。今後はルーストランドの者たちも、港や各地へ気軽に旅行できるだろう」
「ロドリック様がバルシャでのお仕事を終えたおかげですね」
するとロドリックは、本当に嬉しそうに目を細めた。微かに歯を見せて笑うその表情は無邪気に思える。
そうして話しているうちに、不思議なことに雪が止んでいった。最近は目にすることのなかった青空が、雲の裂け目から徐々に現れてくる。
二人は久しぶりに庭を歩くことにした。陽の光に照らされて細かく煌めく一面の雪の海は、その眩しさに眩暈がするほどだった。
まだここに、生命の息吹は感じられない。
「ファークラ地方には特別な蝶がいるんですよ」
隣を歩くロドリックがこちらを見下ろす。ずっと、ユリアンを見下ろしている。
「昔読んだ物語にも出てきた海の蝶です。人魚たちの国からやってきた蝶と言われていて、今はファークラ地方にしか生息していない。海上を羽ばたいていることが多いんですって。意味はない、そういう性質らしいです」
「珍しい蝶か」
「はい。本当にいるのか怪しいくらい。でも、海の上を羽ばたく蝶は、特別な光を発していて、本当に綺麗らしいです」
「それは大層綺麗なんだろうな」
「そうですねぇ。ああ、でも、西の森の湖も綺麗ですよ」
ユリアンは素手で雪を掬い上げてみた。硬く握りしめて雪玉を作り、試しにロドリックの足にぶつけてみる。
ロドリックは微動だにせず、ユリアンを好きにさせている。文句すら言わずに「湖?」と首を傾げるだけするので、ユリアンはもう一つ雪玉を作って、今度はロドリックの腹にぶつけてみた。
「そうです。気にしたことありませんでしたか? 森の奥にある湖」
「存在は知っている。なぜ雪をぶつける?」
「なんとなくです。怒らないのかなぁって」
「俺が怒るまで続けてみたらいい」
「もう、いいです。やり返してもこないし」
「やり返すはずないだろう」
ロドリックはふっと白い息を吐きながら笑う。ユリアンはしゃがみ込んで、もう一度雪を掬い上げた。
「変な人」
「そうか」
「……湖の近くに花畑が広がっているからか、春になると蝶が飛んでます。あの蝶の鱗粉は魔法のように煌めいていて、櫛やブローチの装飾にも使われるらしいですよ。今度、捕まえてみようかな」
ロドリックがユリアンのマフラーを勝手に巻き直してくる。ユリアンはゆっくりと立ち上がり、マフラーに鼻先を埋めた。
「飛んでいる蝶を捕まえられるのか?」
「できますよ。捕まえたことはないけど」
「その自信は何なんだ」
「やれます」
「なぜそんなに自信が……」
「軌道を読めば、さっとね。掴めます」
ユリアンは雪玉をギュッと握りしめて、砕いてみる。勢いよく腕を天へと振り上げて、雪を目一杯に空へと飛ばす。
煌めく雪の光が辺りに散らばって、鱗粉のようにゆっくりと落ちてきた。つられて空を見上げるロドリックの横顔にも、きっと鱗粉の雪が見えている。
きっと見える。ユリアンは幻の蝶を思い浮かべ、ふぅと白い息を吐く。
そして透明な蝶へと腕を伸ばし、
「こうやって」
とそっと両手で包んだ。
「包み込むんです」
ロドリックが眩しそうに目を細めて、微かに頷く。
ユリアンは蝶を手のひらの中に閉じ込める。
——これはもう、幻なんかじゃない。
「分かりました?」
そう言ってロドリックを見上げ、ユリアンは熱い息を吐く。
——ロドリックの背後には燦々と光を放つ太陽が構えている。
空は突き抜けたような高い空で、雲ひとつない青空だ。逆光になって表情がよく見えないけれど、ユリアンは笑いかけた。
「冬に、言ったじゃないですか。簡単に捕まえられるって」
「ああ」
涼やかな格好をしたロドリックがそっと近づき、彼の笑みが逆光を破って現れた。夏の風に吹かれてその黒髪がふんわりと浮く。蝶を捕まえるための箱を手にした彼は「ユリアンの言うとおりだ」と頷き、こちらに箱を差し出してきた。
ユリアンは得意げになって「でしょう?」と笑んでから、蝶を箱の中に入れる。宝石を細かく砕いたような不思議な鱗粉が手のひらに残ったが、しゃがみ込んで湖に手をつけると、あらかた落ちていく。
「貴方は僕を疑っていましたね。僕の運動神経では、蝶を捕まえられないって」
「そんなに身軽だと思わなかったんだ」
「考えを改めてくれたならいいんです」
ロドリックは笑って、「すまなかった」と素直に言った。その顔色は健康的で、目の下のクマも見えない。後ろでひとつに括った黒髪は冬の頃よりずっと艶めき、青い空が映っていた。
冬はあっという間に去って、森も春の生命の息吹きに覆われかと思えば、すぐに日差しが強まっていった。今ではすっかり夏の陽気で、肌にはじわっと汗が滲んでいる。
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