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第一章 帝国脱出
『第十五話 脱出への戦い(Ⅳ)』
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ヘールスに勝利したダイマスを迎えていると、倒れたはずのヘールスが立ち上がった。
その姿はまるでアンデット系の魔物、ゾンビである。
「まだ俺は負けていない……」
「しつこいですよ。あなたは僕に負けたじゃないですか」
ダイマスは極めて冷静に返す。
その瞳は今まで見たことがないほど冷酷で、宰相だったころのダイマスを彷彿とさせた。
――我がままな皇帝に付き合うためには冷酷じゃないとやっていけないのだ。
しかし、ヘールスの怒りは収まるどころか激しさを増していく。
「うるさい! 俺は負けていないんだっ! 魔術師の野郎どもも立ち上がれっ!」
「アリア、危ない!」
ヘールスが騎士たちを叱咤しつつアリアに襲い掛かる。
魔術師が一人しかいなかった時点でどうして襲ってこなかったのだろう。
こっちとしては好都合だから良いのだが、どうにも釈然としないな。
ヘールスの怒涛の剣戟をアリアは土の壁を出して防ぐ。
「戦闘経験がほとんどない女が出した壁も貫けないんですか。よく団長してますね」
「クソッ! 何なのだこの連中は!」
激昂しているからか、段々と剣技が雑になってきているのが分かるな。
剣を大きく振って体勢を崩した一瞬の隙を見逃さず、ダイマスが剣の腹で殴打した。
ヘールスがその場に蹲って咳き込む。
「いい加減、諦めてください。僕たちとの実力の差を思い知ったでしょう?」
「クソッ……化け物集団め!」
恨みが籠もった視線を俺たちに向けた後、ヘールスは気絶した。
とどめを刺そうとしたイリナをデールさんさんが止める。
「この人は気絶させるだけに留めておいた方がいいね。能力がアンデットとは……」
「死んでも復活出来て、その間に誰かを倒せば完全に生き返るというレアスキルですか」
アリアが驚いたようにヘールスを凝視する。
さっきはゾンビみたいに復活してきたが、能力までアンデットなのか。
アンデット化して襲い掛かってきても面倒なので、気絶させたままにして門へ向かう。
すると意外なことに門は無人だった。
「門は開かれていますし誰もいないようです。このまま抜けきりましょう」
「待ってください。門の前から複数の強い気配を感じます。人数は三十ほどでしょうか」
早くも門へ向かおうとするデールさんを制止する。
べネック団長は苛ついたように眉をひそめると、斬撃を門に向けて放つ。
途端に二人の兵士が何もない空間から現れて地に伏した。
「これも何かの能力か? まったく……次から次へと特別な能力持ちが現れるな」
「透明化ですね。自分が触れたものを透明にする能力です」
リーデン帝国でこの能力を持っている人は一人しかいなかったはずだ。
Aランク冒険者、マッテン=エスラ―。
他パーティーの敵を透明化させて見失わせ、資材などを横取りする悪質な冒険者だ。
俺も一回だけ被害に遭ったことがある。
四日間もかけて探し出した金色のスライムを奪われた恨みを晴らす時だっ!
「どういうつもりだ、マッデン」
「お前たちを捕まえた時にギルドから出されるっていう報奨金を貰いたいのさ!」
姿は透明なので見えないが、いっそ清々しいまでの欲望に満ちている。
しかし、報奨金目当てで捕まえられてはたまったものではない。
「敵は三十二ですね。魔道具の結果……Aランク相当が九、Bランク相当が五か」
デールさんさんの分析の結果、ほぼ半数が上級冒険者と言われる人たちか。
ランクが高い人は、それに比例するように厄介な能力を所持している人が多い。
「とりあえず姿を晒してくれないと。グリード剣術の参、【円心参】」
「おぉう! まさかこんな簡単に透明化が解除されるとは思ってなかったぜ!」
瞠目したマッデンが驚きの声を上げる。
彼の前には皇帝の親衛隊が如く、多数の冒険者が集まっている。
彼らが来ている榛色に輝く鎧を見たアリアは、首を傾げてから両手を前に突き出した。
「精霊使いはいるのかしら……。精霊よ、私の求めに応じて炎を出せ。【火炎弾】」
「火の精霊を捕縛っ!」
敵の精霊使いがアリアの先手を防いだが、こちら側にとってはほぼ無傷といってもいい。
アリアは火の精霊に好かれておらず、今の精霊も能力で行使していただけ。
したがってアリアの攻撃自体はただの囮だ。
「まずは精霊使いを片付けるぞ。幸いにも今の攻撃で能力持ちが分かったからな」
「――っ!? しまった!」
指揮官のべネック団長が好戦的な笑みを浮かべて敵に突進していく。
よく見ると、体を光の粒が覆っているのが見えた。
あれは……能力を使っているのか?
べネック団長が能力を使っているところを見るのは初めてだが……あれは何だ?
俺が光の粒を凝視していると、剣を構えたイリナが近づいてきた。
「私は一番強そうな敵を受け持ちます。皆さんは精霊使いを倒してください」
「分かった。魔法が使えなきゃ俺はただの剣士なんだよな」
半ば自虐的に漏らす。
俺の力は魔法と剣が合体するからこそ為せる技で、どちらかが欠けたら成り立たない。
――最初に厄介な精霊使いをチャチャッと倒しますか。
「覚悟してもらうぞ。剣技、【水流斬】」
「僕たちは負けませんよ。剣技、【瞬陣の舞】」
水流斬はその名の通り、水属性の魔力を剣に通して使う技だ。
剣を水のように波立たせて斬るため、敵には剣のダメージと水魔法のダメージが入る。
精霊を使っていないので、精霊使いと対峙する時でも使えるのが利点か。
一方、瞬陣の舞は移動速度を上げる技だ。
相手に感知できない速度で駆け回って剣で斬りつけるため、手数で勝負できる。
俺とダイマスは顔を見合わせて同時に踊りかかった。
まったく……今日は何回戦っているんだか。
その姿はまるでアンデット系の魔物、ゾンビである。
「まだ俺は負けていない……」
「しつこいですよ。あなたは僕に負けたじゃないですか」
ダイマスは極めて冷静に返す。
その瞳は今まで見たことがないほど冷酷で、宰相だったころのダイマスを彷彿とさせた。
――我がままな皇帝に付き合うためには冷酷じゃないとやっていけないのだ。
しかし、ヘールスの怒りは収まるどころか激しさを増していく。
「うるさい! 俺は負けていないんだっ! 魔術師の野郎どもも立ち上がれっ!」
「アリア、危ない!」
ヘールスが騎士たちを叱咤しつつアリアに襲い掛かる。
魔術師が一人しかいなかった時点でどうして襲ってこなかったのだろう。
こっちとしては好都合だから良いのだが、どうにも釈然としないな。
ヘールスの怒涛の剣戟をアリアは土の壁を出して防ぐ。
「戦闘経験がほとんどない女が出した壁も貫けないんですか。よく団長してますね」
「クソッ! 何なのだこの連中は!」
激昂しているからか、段々と剣技が雑になってきているのが分かるな。
剣を大きく振って体勢を崩した一瞬の隙を見逃さず、ダイマスが剣の腹で殴打した。
ヘールスがその場に蹲って咳き込む。
「いい加減、諦めてください。僕たちとの実力の差を思い知ったでしょう?」
「クソッ……化け物集団め!」
恨みが籠もった視線を俺たちに向けた後、ヘールスは気絶した。
とどめを刺そうとしたイリナをデールさんさんが止める。
「この人は気絶させるだけに留めておいた方がいいね。能力がアンデットとは……」
「死んでも復活出来て、その間に誰かを倒せば完全に生き返るというレアスキルですか」
アリアが驚いたようにヘールスを凝視する。
さっきはゾンビみたいに復活してきたが、能力までアンデットなのか。
アンデット化して襲い掛かってきても面倒なので、気絶させたままにして門へ向かう。
すると意外なことに門は無人だった。
「門は開かれていますし誰もいないようです。このまま抜けきりましょう」
「待ってください。門の前から複数の強い気配を感じます。人数は三十ほどでしょうか」
早くも門へ向かおうとするデールさんを制止する。
べネック団長は苛ついたように眉をひそめると、斬撃を門に向けて放つ。
途端に二人の兵士が何もない空間から現れて地に伏した。
「これも何かの能力か? まったく……次から次へと特別な能力持ちが現れるな」
「透明化ですね。自分が触れたものを透明にする能力です」
リーデン帝国でこの能力を持っている人は一人しかいなかったはずだ。
Aランク冒険者、マッテン=エスラ―。
他パーティーの敵を透明化させて見失わせ、資材などを横取りする悪質な冒険者だ。
俺も一回だけ被害に遭ったことがある。
四日間もかけて探し出した金色のスライムを奪われた恨みを晴らす時だっ!
「どういうつもりだ、マッデン」
「お前たちを捕まえた時にギルドから出されるっていう報奨金を貰いたいのさ!」
姿は透明なので見えないが、いっそ清々しいまでの欲望に満ちている。
しかし、報奨金目当てで捕まえられてはたまったものではない。
「敵は三十二ですね。魔道具の結果……Aランク相当が九、Bランク相当が五か」
デールさんさんの分析の結果、ほぼ半数が上級冒険者と言われる人たちか。
ランクが高い人は、それに比例するように厄介な能力を所持している人が多い。
「とりあえず姿を晒してくれないと。グリード剣術の参、【円心参】」
「おぉう! まさかこんな簡単に透明化が解除されるとは思ってなかったぜ!」
瞠目したマッデンが驚きの声を上げる。
彼の前には皇帝の親衛隊が如く、多数の冒険者が集まっている。
彼らが来ている榛色に輝く鎧を見たアリアは、首を傾げてから両手を前に突き出した。
「精霊使いはいるのかしら……。精霊よ、私の求めに応じて炎を出せ。【火炎弾】」
「火の精霊を捕縛っ!」
敵の精霊使いがアリアの先手を防いだが、こちら側にとってはほぼ無傷といってもいい。
アリアは火の精霊に好かれておらず、今の精霊も能力で行使していただけ。
したがってアリアの攻撃自体はただの囮だ。
「まずは精霊使いを片付けるぞ。幸いにも今の攻撃で能力持ちが分かったからな」
「――っ!? しまった!」
指揮官のべネック団長が好戦的な笑みを浮かべて敵に突進していく。
よく見ると、体を光の粒が覆っているのが見えた。
あれは……能力を使っているのか?
べネック団長が能力を使っているところを見るのは初めてだが……あれは何だ?
俺が光の粒を凝視していると、剣を構えたイリナが近づいてきた。
「私は一番強そうな敵を受け持ちます。皆さんは精霊使いを倒してください」
「分かった。魔法が使えなきゃ俺はただの剣士なんだよな」
半ば自虐的に漏らす。
俺の力は魔法と剣が合体するからこそ為せる技で、どちらかが欠けたら成り立たない。
――最初に厄介な精霊使いをチャチャッと倒しますか。
「覚悟してもらうぞ。剣技、【水流斬】」
「僕たちは負けませんよ。剣技、【瞬陣の舞】」
水流斬はその名の通り、水属性の魔力を剣に通して使う技だ。
剣を水のように波立たせて斬るため、敵には剣のダメージと水魔法のダメージが入る。
精霊を使っていないので、精霊使いと対峙する時でも使えるのが利点か。
一方、瞬陣の舞は移動速度を上げる技だ。
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