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第二章 第三騎士団、始動
『第三十話 うっかり者のティッセ』
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ダイマスが眠そうな顔で部屋に入った後、俺たちは廊下で立ち話をしていた。
「それにしてもダイマスさん……寝るの早すぎません?」
「まだ夜になってから、そんなに時間経ってないよな」
俺とアリアが疑問を投げかける。
いくら皇帝が過保護だとしても、こんなに早く寝させるなんて正気とは思えない。
すると今まで黙っていたイリナがポツリと呟いた。
「ねえ、二人とも本当に皇帝が過保護だったとでも思っているの?」
今までで一番低い声。
怒っているようにも、憐れんでいるようにも聞こえる悲痛な声だった。
「現在の時刻は多分七時くらいね。二人の言うように明らかに早すぎるわ」
「うん。だから不思議だったんだよ」
「でもこう考えれば辻褄が合わない? ダイマスに夜の見張りをさせるためだって」
俺とアリアは固まった。
この世界では一日が二十四時間だよな。
確か人の寝る時間は七時間くらいだから……目が覚めるのは夜の二時!?
夜の見張りとしては十分な時間だ。
「……」
故郷の闇を垣間見た俺たちは無言で自然解散となった。
みんなと別れて自分の部屋に入った俺は思わず目を見張る。
王城の応接室にも劣らないほど広いリビングとダイニングキッチンが広がっていたのだ。
「うわ……すっごく広い。ギルドの仮眠室の何倍あるんだよ」
試しにソファーに座ってみると、程よくお尻を包んでくれる感触はまるで王城の品のようだ。
ギルドの応接室にあった硬いソファーとは比べるのもおこがましい。
次に向かったのは木目調で統一されたキッチンである。
俺は自炊もそこそこ出来るので、綺麗なキッチンには今後もお世話になりそうなんだよね。
ダイニングにある木製のテーブルも木の温かみが感じられて心がホッとするな。
さらに寝室とお風呂場もあるはず。
これからはお風呂に入るのにわざわざ金を払わなくてもいいし、柔らかいベッドで寝れる。
そう考えると妙な高揚感が湧いてくる。
俺が欲しいと思っていた夢の自室に年甲斐もなくはしゃいでしまった。
「すっげー! まさに夢の部屋だぜ!」
思いっきり叫んでしまってからハッと気づいた。
隣にはイリナがいるんだから、大声で歓喜を表現するのはマズいのでは?
これは……早々にやらかしたかもしれない。
恥ずかしさで真っ赤になっていく顔を意味もなく隠しながら、星空が映るベランダへ向かう。
しばらくボーっとしていると故郷にいる妹を思い出してしまった。
「ハルは元気かな……」
確か、今年から故郷の街の近くの魔法学院に通っているんだったか。
将来は宮廷魔術師を目指していたはずだ。
そういえば……今まではギルドマスターが稼ぎの一部をわざわざ実家に送ってくれてた。
しかしギルドマスターと対立している今は送ってくれる人などいるはずもない。
明日にでもべネック団長に相談してみよう。
そう思った俺は空腹を感じ、再度キッチンに向かって何か食料がないか確かめる。
「うん。見事に何もないね」
予想通りと言うべきか、冷蔵庫には水の一本も入っていなかった。
これは外に出るしかないな。
俺はため息交じりに寮を出て、食事が出来るお店が並ぶ一角に向かう。
「案内してもらっている時に確認しておいて良かったよ」
何か独り言が多くなっている気がするな。
苦笑を浮かべながら歩いていると、目の前を何かが横切って裏路地に消えていった。
あれは……何だ?
暗くてよく見えなかったが、気配察知の能力にはあり得ない結果が出ている。
『魔物:Aランク相当』
俺はリーデン帝国では遭遇するはずがなかった光景に頭を抱えるしかない。
Aランク相当の魔物というのは、Aランクの冒険者四人が死者なしで倒せる程度の強さだ。
したがって王都にいること自体がおかしいのである。
こうしている間にも魔物は遠ざかっていき、やがて気配察知の有効範囲から外れた。
「あのまま出て行ってくれればいいんだけど」
そうでなければ、魔物討伐を主な任務とする俺たち第三騎士団の出番だな。
腰に括りつけている剣の感触を確かめながら、手頃な定食屋さんに当たりをつけて入る。
「へい、いらっしゃい!」
「そうだな……オークのステーキを一つ頼む」
「分かりやした! 適当に空いている席に座ってお待ちください!」
気さくな店主に居心地の良さを感じながら座ったところで、店員さんが水を持って来た。
しかし、テーブルに置かれるはずだったコップは転がりながら床に落ちる。
ガラスが割れる甲高い音が店中に響いた。
「うわっ!?」
「申し訳ありません。すぐにタオルをお持ちします!」
頭を下げた店員を改めて見てみると、アリアと同じくらいの年をした少女だった。
透き通るようなエメラルドグリーンの髪に同じ色の瞳。
なかなかの美少女と言ってもいいだろう。
「お願いします。こちらこそコップを倒してしまってすみませんでした」
「えっ!?」
少女が驚いたような声を出したが、俺は無言で濡れたズボンを指さす。
それを見た少女は、何回もお辞儀をしながら店の奥に消えていった。
「お待たせしました。オークのステーキです。それと……お怪我はなかったですかい?」
「大丈夫です。むしろ店員を顎で使うようで申し訳ない」
「アイツはセーラという名前で俺の娘なんでさあ。遠慮なく使ってくれて構いませんよ」
店主はそう言って豪快に笑った。
やがて店の奥から、セーラがタオルを数枚ほど抱えながら小走りで寄ってきた。
「お待たせしてすみません! タオルでございます」
「ありがとう」
俺は受け取ったタオルで濡れたズボンを拭いていく。
あらかた乾いたところでオークのステーキを堪能していると、床を拭いていた彼女が呟く。
「本当にありがとうございました。おかげで叱られずに済みました……」
「次から気を付けなよー。それと一つだけ聞きたいことがあるんだ」
「何ですか? 答えられる範囲でお答えしますが」
「このお店で使っている通貨って何だ? 最近来たばっかで何も分からないんだ」
オークのステーキを食べている時に気づいてしまった。
俺が持っているお金は金貨五百枚だが、あくまでリーデン帝国での通貨である。
そして俺は換金などしていない。
したがって、セーラの答えによっては無銭飲食になってしまう危険性があった。
「なるほど。この国ではヘルシミ通貨というものを使っています」
「えっと……終わってない?」
実は知っていました。ジルですよね。
俺は青い顔で店主を見つつ、ポツリと呟くしかなかったのだった。
「それにしてもダイマスさん……寝るの早すぎません?」
「まだ夜になってから、そんなに時間経ってないよな」
俺とアリアが疑問を投げかける。
いくら皇帝が過保護だとしても、こんなに早く寝させるなんて正気とは思えない。
すると今まで黙っていたイリナがポツリと呟いた。
「ねえ、二人とも本当に皇帝が過保護だったとでも思っているの?」
今までで一番低い声。
怒っているようにも、憐れんでいるようにも聞こえる悲痛な声だった。
「現在の時刻は多分七時くらいね。二人の言うように明らかに早すぎるわ」
「うん。だから不思議だったんだよ」
「でもこう考えれば辻褄が合わない? ダイマスに夜の見張りをさせるためだって」
俺とアリアは固まった。
この世界では一日が二十四時間だよな。
確か人の寝る時間は七時間くらいだから……目が覚めるのは夜の二時!?
夜の見張りとしては十分な時間だ。
「……」
故郷の闇を垣間見た俺たちは無言で自然解散となった。
みんなと別れて自分の部屋に入った俺は思わず目を見張る。
王城の応接室にも劣らないほど広いリビングとダイニングキッチンが広がっていたのだ。
「うわ……すっごく広い。ギルドの仮眠室の何倍あるんだよ」
試しにソファーに座ってみると、程よくお尻を包んでくれる感触はまるで王城の品のようだ。
ギルドの応接室にあった硬いソファーとは比べるのもおこがましい。
次に向かったのは木目調で統一されたキッチンである。
俺は自炊もそこそこ出来るので、綺麗なキッチンには今後もお世話になりそうなんだよね。
ダイニングにある木製のテーブルも木の温かみが感じられて心がホッとするな。
さらに寝室とお風呂場もあるはず。
これからはお風呂に入るのにわざわざ金を払わなくてもいいし、柔らかいベッドで寝れる。
そう考えると妙な高揚感が湧いてくる。
俺が欲しいと思っていた夢の自室に年甲斐もなくはしゃいでしまった。
「すっげー! まさに夢の部屋だぜ!」
思いっきり叫んでしまってからハッと気づいた。
隣にはイリナがいるんだから、大声で歓喜を表現するのはマズいのでは?
これは……早々にやらかしたかもしれない。
恥ずかしさで真っ赤になっていく顔を意味もなく隠しながら、星空が映るベランダへ向かう。
しばらくボーっとしていると故郷にいる妹を思い出してしまった。
「ハルは元気かな……」
確か、今年から故郷の街の近くの魔法学院に通っているんだったか。
将来は宮廷魔術師を目指していたはずだ。
そういえば……今まではギルドマスターが稼ぎの一部をわざわざ実家に送ってくれてた。
しかしギルドマスターと対立している今は送ってくれる人などいるはずもない。
明日にでもべネック団長に相談してみよう。
そう思った俺は空腹を感じ、再度キッチンに向かって何か食料がないか確かめる。
「うん。見事に何もないね」
予想通りと言うべきか、冷蔵庫には水の一本も入っていなかった。
これは外に出るしかないな。
俺はため息交じりに寮を出て、食事が出来るお店が並ぶ一角に向かう。
「案内してもらっている時に確認しておいて良かったよ」
何か独り言が多くなっている気がするな。
苦笑を浮かべながら歩いていると、目の前を何かが横切って裏路地に消えていった。
あれは……何だ?
暗くてよく見えなかったが、気配察知の能力にはあり得ない結果が出ている。
『魔物:Aランク相当』
俺はリーデン帝国では遭遇するはずがなかった光景に頭を抱えるしかない。
Aランク相当の魔物というのは、Aランクの冒険者四人が死者なしで倒せる程度の強さだ。
したがって王都にいること自体がおかしいのである。
こうしている間にも魔物は遠ざかっていき、やがて気配察知の有効範囲から外れた。
「あのまま出て行ってくれればいいんだけど」
そうでなければ、魔物討伐を主な任務とする俺たち第三騎士団の出番だな。
腰に括りつけている剣の感触を確かめながら、手頃な定食屋さんに当たりをつけて入る。
「へい、いらっしゃい!」
「そうだな……オークのステーキを一つ頼む」
「分かりやした! 適当に空いている席に座ってお待ちください!」
気さくな店主に居心地の良さを感じながら座ったところで、店員さんが水を持って来た。
しかし、テーブルに置かれるはずだったコップは転がりながら床に落ちる。
ガラスが割れる甲高い音が店中に響いた。
「うわっ!?」
「申し訳ありません。すぐにタオルをお持ちします!」
頭を下げた店員を改めて見てみると、アリアと同じくらいの年をした少女だった。
透き通るようなエメラルドグリーンの髪に同じ色の瞳。
なかなかの美少女と言ってもいいだろう。
「お願いします。こちらこそコップを倒してしまってすみませんでした」
「えっ!?」
少女が驚いたような声を出したが、俺は無言で濡れたズボンを指さす。
それを見た少女は、何回もお辞儀をしながら店の奥に消えていった。
「お待たせしました。オークのステーキです。それと……お怪我はなかったですかい?」
「大丈夫です。むしろ店員を顎で使うようで申し訳ない」
「アイツはセーラという名前で俺の娘なんでさあ。遠慮なく使ってくれて構いませんよ」
店主はそう言って豪快に笑った。
やがて店の奥から、セーラがタオルを数枚ほど抱えながら小走りで寄ってきた。
「お待たせしてすみません! タオルでございます」
「ありがとう」
俺は受け取ったタオルで濡れたズボンを拭いていく。
あらかた乾いたところでオークのステーキを堪能していると、床を拭いていた彼女が呟く。
「本当にありがとうございました。おかげで叱られずに済みました……」
「次から気を付けなよー。それと一つだけ聞きたいことがあるんだ」
「何ですか? 答えられる範囲でお答えしますが」
「このお店で使っている通貨って何だ? 最近来たばっかで何も分からないんだ」
オークのステーキを食べている時に気づいてしまった。
俺が持っているお金は金貨五百枚だが、あくまでリーデン帝国での通貨である。
そして俺は換金などしていない。
したがって、セーラの答えによっては無銭飲食になってしまう危険性があった。
「なるほど。この国ではヘルシミ通貨というものを使っています」
「えっと……終わってない?」
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