異世界召喚〜転移前にスキルの検証させてもらえますか?三十年くらい〜

ばふぉりん

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魔剣の称号

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 振り向くと祠の扉が少し開いて・・・

「これは見てもいいってことかな?」

 そう解釈して両方の扉を開き、その中心の台座に立てかけてある弓を・・・

「・・・綺麗だ・・・」

 その弓はで、握りからの上下の長さが違う。その反り方も・・・そして弦の部分は見えなかった・・・少しウズウズし

「すまないが・・・一度だけでいいから見てもいいだろうか?」

 かなり不躾な頼みとは分かっていた。分かっていたが、その洗礼された美しさには抗えなかった・・・そして少しの間が開き、ダメだったかな・・・と思っていると、祠が光りだし、弓と台座を残して消え去り

「これはOKということでいいのかな?」

 昔?アルバイトで美術品の運搬に携わった時を思い出して、収納から白い美術品鑑定用の手袋を取り出し、装着した後に、無意識に手を合わせて黙祷していた。そして弓を手に取り・・・その刀身を・・・全体を・・・弦は無かったが左手で弓を構えるとスッと弦が現れたので右手でそれを摘み・・・

「空撃ちすると本人にも弓にもダメージが入るから・・・」

 そう・・・無意識の言葉に対して弓が気を利かせてくれたのか、やりではなく通常の矢が・・・そしてボクの右手には弓懸ゆがけがいつのまにか装着されていたので、内心でかなり嬉しくなり、収納から百m先に的としての午前中に狩ったビッグボアを出すと、引き絞った後は感覚で左手を上にあげようとするが、それを弓が拒絶するかのように・・・狙いはほぼ水平だった

「この角度で大丈夫なのか?」

 そう問いかけると、『大丈夫だよ?』と返されたような・・・勿論声(念話)は聞こえてないんだけどね?

「じゃぁ・・・行け!」

 右手で弦を離した瞬間、その射線を邪魔しないように左手を少しだけ後ろに・・・これで矢が弓との接触で軌道を惑わすことはないはず・・・弓が少し驚いたような・・・気がした・・・気がしただけだ・・・そして矢は放物線を描くことなく真っ直ぐにビッグボアに向かい・・・爆発した

「・・・なんで?」

 かなりの速度で飛んでいって当たったため、その衝突エネルギーやら何たらで・・・爆発したんだと思う・・・よね?

「・・・ありがとう!貴重な体験をさせてもらったよ」

 そう礼を述べてその反りのある刀身の様な弓の曇りや汚れを拭い去り、台座の立てかけると

「本当に貴重な体験をありがとうね!」

 大事な事なので二度言いました

「それじゃぁボクはこれで。山の向こうで仲間が待ってるから」

 そう言って立ち去ろうとするんだけど、祠が生成されず、台座のままだ・・・

「まさか・・・?」

 その瞬間弓から目も眩むような光りが・・・
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