通学路の秘密

南いおり

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茅野譲次

20××年11月3日18:02

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秘密を握り、問い詰めたが未だに京香の自殺の理由がわからないでいた。そんな時に家に誰かが訪れてきた。ドアを開けるとそこには、

「君は…」
「野上哲也です。」

そこで思い出した。この子は葬式の時に殴られていた子だった。ということはあの2人は…。

「話があってきました。」
「とりあえず、入って」

彼を家に入れた。リビングのソファに座ってもらい、お茶を出した。

「僕は京香さんと同じ、サッカー部で…僕は京香さんの自殺の理由を知っています」

時が止まった気がした。鳥肌が立ち、体全体が冷え切るような感覚。

「お前が殺したのか…」
「わかりません…ただあくまで推測ですけど、関わっているとは思います」
「どういうことだ」
「実は…
















「そんなことが…」
「それで来たんです。俺の幼なじみを助けてほしくて」
「わかった…」


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