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前世の業が深すぎる
4.前世を思い出したはいいものの
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ルリアナ=バナベルパラ男爵令嬢。
冴えない土地の冴えない末席令嬢。麦わら色のくすんだ金髪に、童顔と言われる原因の赤みが多く含まれたキャラメル色のつぶらな大きな瞳。それくらいしか特徴のない可もなく不可もない、中の中か、よく言えば中の上にギリギリ入れるくらいの普通の、平凡な娘。小柄の割には胸が大きい方かもしれない。
平々凡々と、貴族にしては貧しいながら家族仲も良く、とはいえ貧しいので弟の学費を稼ぐために姉が王宮での給金に引かれて出仕に出ることになった田舎令嬢。頭も別に良くないので女官なんてたいそうなものでもなくて下働きに近い侍女で採用されたばかり。王宮の門でよし!と深呼吸をしたところ、突然ものすごい衝撃と共に堀に落ちて気を失った。
ーーティティリア、いや、ルリアナは混乱する頭で生まれてからつい先ほどまでのことを振り返った。
ティティリアは美しい容姿を散々に利用され続けたので今世は目立たないのは万々歳である。
しかし、事ここに至って、女神様のミッションを思い出せば、こんな平凡極まりない女が何をどうして見知らぬ男を最速で押し倒し、性欲の呪いを解けるというのだと、救護室の寝台の上でのたうちまわった。
(ひぃいいい、無理!無理よ!女神様ぁああ!)
ティティリアの記憶がいきなりルリアナの記憶に重なり、ルリアナは混乱の極みであった。
ルリアナはモテない。野山を駆け回り食糧の足しにと山菜を採取し、自分で鳥も豚も捌き、牛を飼い慣らして乳を搾り、泥まみれで農作業をする。
元気な勤労はよいことである。
色白を通り越して青白く、その割に労働が多くて体を壊しがちなティティリアの数倍ましである。
あるが、そのおかげで肌は日に焼けて荒れ、髪はパサつき、手先はぼろぼろ。使用人たちとさほど変わらない。愛嬌はあると年老いた商人たちにそれは大層可愛がられていたが、近隣貴族の子息たちにはバカにされて笑われ、商人の子息たちには金がないと相手にもされなかった。
村の男の子たちとは仲がいいが流石に身分が違うし、妹のように可愛がられ、姉のように慕われていた。
つまり今世でも今まで異性との甘酸っぱい恋愛など皆無である。
まだティティリアの頃の方が、見知らぬ男からのセクハラを受けるほどにはモテていたと思うくらいだ。
(………ううん、でも、これは私のなりたかった私だわ)
自由で。元気で。優しい家族がいて。本当の笑顔の絶えない女の子。
女神様はティティリアの願いを叶えてくれたのだ。
(あ~~~でもでも!とんでもない呪いの人物を見つけ出してそういうことをしろと言われても!私じゃ無理無理~!!)
王宮でお金を貯める間に同じように出仕しているどこかの次男三男か、王宮に勤めることができるレベルの勤勉な平民の誰かが、奇特にも、自給自足で農作業もできる嫁として娶ってくれないか(もちろん持参金はなしで)という美味しい夢を、「ふは、ありえないありえない」と渇いた笑いをしながら、見ているレベルなのだ。
現実は父がどうにかこうにか探してきた男性と見合い結婚しかないだろうとも思っている。
そんなルリアナに、どこにいるかもわからない呪われた性欲を持った人を探し当て、体を重ねて呪いを解けと。
父が政略結婚を持ってくる相手がその人だったという奇跡おきないかな…と現実逃避したくなったが、しかしそれとて何年後なのだ。
それまで性欲に苛まれ、1日1回、アレを出さないととんでもないことになる人を放置するのも、思い出してしまった以上、ルリアナの(いやティティリアの)良心が耐えられない。
つまり、婚前に処女を捨てるしかないのだ。
お相手が平民とか、諸々こだわらない人だったら、運良く、運良く結婚できる相手かもしれない。
今までの16年の異性に意識されない期間を振り返ってルリアナはその可能性が極めて低いことに絶望した。
「あぁああ、無理、むりぃ……っ」
「気がついたのか?」
「ひぃえええ?!」
ガチャリと救護室のドアが開いた。
飛び上がったルリアナの視線の先にいたのは、背の高い男だった。20代前半くらいだろうか。
ルリアナの大声に顔を顰めているが、パッとみただけでも目を奪われるような整った容姿の人だった。
白っぽい灰色の短髪に、髪よりグレーの強いきりりとした眉。鼻梁は高く、軟弱さの欠片もないような彫りが深い精悍な顔立ち。形の整った薄い唇はぎゅっと結ばれており、くっきりとした二重の藍色の瞳は視線が鋭い。
なんだか怒られているように思え、ルリアナは身をすくめた。
ズカズカとルリアナが上半身を起こしたベッドの横までやってきた彼は、突然、その白灰色の頭をバッと勢いよく下げた。
「申し訳なかった!」
ビリビリビリとルリアナの鼓膜が痺れた。
そんなにも大声だったか?とも疑問に思ったが、キィンと耳の奥が痺れている。
「君にぶつかったのは俺の馬なんだ。いつもはおとなしいやつで俺の言うことをよく聞くんだが、今日は突然走り出して静止も聞かなくて…」
「あ、う、い、いえっ、大丈夫です。大丈夫ですから声をもう少し小さくしていただけると……」
「ああ、これだと女性にはうるさいのか。ろくに話したことがないもので……これくらいならいいか?」
そっと優しく囁くような声量にしてくれた。
この人はいい人だ!とルリアナは即座に好意を覚えた。
貴族らしい美しさをやたら鼻にかけてこちらを馬鹿にしてくる横柄な近隣貴族ドラ息子たちに比べ物にならないくらい美形なのに、なんていい人だ。
そしていい声である。低くてじんわりと染み入るような。耳の奥にずっと残ってくすぐったい。
「確認なのだが、怪我は…平気だろうか?」
「ひゃ、あ、はっ、はい!」
「……申し訳ない。いきなり押しかけて不安にさせているか。俺はセドリス=ミュンアドラ。第二騎士団に所属している。この度は大変な無礼をした。妙齢の女性に怪我をさせるなど、いかようにも償いをさせてくれ」
「きっ、きしさまぁああ?!」
ルリアナの前で片膝を付き、深々と騎士の礼を取るセドリスという男にルリアナは唖然とした。
騎士なんてこの世界でだって騎士学校と厳しい訓練を受けてようやくなれる貴族エリート職である。
それも第二騎士団なんて武に優れた王弟直属のエリート集団で、つい先日も国境の少数民族との数ヶ月にわたる小競り合いを鎮圧して遠征先から凱旋帰国すると何かの新聞で見た。
田舎なのでその情報が古すぎるのかもしれないけれど。
「そんな、騎士様が、わ、私のような田舎者に…っ」
「いや民を守る騎士が一般市民に怪我をさせるなど決してあってはならない」
「……はわ……」
きりりとなんのてらいもなくそう言い切るセドリスに、ぽーっと見惚れてしまう。
耳触りの良すぎる声が、ふわふわした気分にさえさせた。
ポカンと馬鹿みたいに見上げていると、何を勘違いしたのかぐっと凛々しい眉根が寄った。
「君が望むなら馬も処分させよう。確かに主人の言うことを聞かない馬は危険だ」
「そんな!そんなことは必要ありません!」
ルリアナは告げられた申し出にぎょっとする。
「ご愛馬なのでしょう?!騎士にとって馬は命を預けられる大切な相棒と聞いてます。私はちょっとびっくりして自分で堀に落ちただけで馬は直接ぶつかっておりません。きっとこれはいけないと直前で減速してくれたのです。そんな賢い馬を処分だなんてそんな悲しいことを言わないでください!」
「…………ありがとう。君の優しい心根に感謝する」
「ひょえ…っ!」
しみじみと、深く息を吐くように告げられた感謝の言葉に、またしても、びびびびっと背筋が震え、耳の奥が痺れた。
流石におかしいと気がついた。
いくらこの人がとんでもなく美声だとしても、一言一言に体が反応しすぎである。
「あの子は騎士の叙勲を受けた時から、仔馬の頃からずっと一緒なんだ。俺の言うことをよく聞くいい子で、本当にこんなことは初めてで…殺さなくて済むなら…本当に、よかった。寛大な許し、心から感謝する」
「っ」
しみじみと言われたその言葉に、ルリアナは真っ赤になった。
もちろんセドリスの真摯な感謝と彼の見惚れるような淡い微笑みにどきりとしたのもある。
しかしそれだけではなく、彼の声に本能が反応した。
つまりは……、下着が濡れたのである。
冴えない土地の冴えない末席令嬢。麦わら色のくすんだ金髪に、童顔と言われる原因の赤みが多く含まれたキャラメル色のつぶらな大きな瞳。それくらいしか特徴のない可もなく不可もない、中の中か、よく言えば中の上にギリギリ入れるくらいの普通の、平凡な娘。小柄の割には胸が大きい方かもしれない。
平々凡々と、貴族にしては貧しいながら家族仲も良く、とはいえ貧しいので弟の学費を稼ぐために姉が王宮での給金に引かれて出仕に出ることになった田舎令嬢。頭も別に良くないので女官なんてたいそうなものでもなくて下働きに近い侍女で採用されたばかり。王宮の門でよし!と深呼吸をしたところ、突然ものすごい衝撃と共に堀に落ちて気を失った。
ーーティティリア、いや、ルリアナは混乱する頭で生まれてからつい先ほどまでのことを振り返った。
ティティリアは美しい容姿を散々に利用され続けたので今世は目立たないのは万々歳である。
しかし、事ここに至って、女神様のミッションを思い出せば、こんな平凡極まりない女が何をどうして見知らぬ男を最速で押し倒し、性欲の呪いを解けるというのだと、救護室の寝台の上でのたうちまわった。
(ひぃいいい、無理!無理よ!女神様ぁああ!)
ティティリアの記憶がいきなりルリアナの記憶に重なり、ルリアナは混乱の極みであった。
ルリアナはモテない。野山を駆け回り食糧の足しにと山菜を採取し、自分で鳥も豚も捌き、牛を飼い慣らして乳を搾り、泥まみれで農作業をする。
元気な勤労はよいことである。
色白を通り越して青白く、その割に労働が多くて体を壊しがちなティティリアの数倍ましである。
あるが、そのおかげで肌は日に焼けて荒れ、髪はパサつき、手先はぼろぼろ。使用人たちとさほど変わらない。愛嬌はあると年老いた商人たちにそれは大層可愛がられていたが、近隣貴族の子息たちにはバカにされて笑われ、商人の子息たちには金がないと相手にもされなかった。
村の男の子たちとは仲がいいが流石に身分が違うし、妹のように可愛がられ、姉のように慕われていた。
つまり今世でも今まで異性との甘酸っぱい恋愛など皆無である。
まだティティリアの頃の方が、見知らぬ男からのセクハラを受けるほどにはモテていたと思うくらいだ。
(………ううん、でも、これは私のなりたかった私だわ)
自由で。元気で。優しい家族がいて。本当の笑顔の絶えない女の子。
女神様はティティリアの願いを叶えてくれたのだ。
(あ~~~でもでも!とんでもない呪いの人物を見つけ出してそういうことをしろと言われても!私じゃ無理無理~!!)
王宮でお金を貯める間に同じように出仕しているどこかの次男三男か、王宮に勤めることができるレベルの勤勉な平民の誰かが、奇特にも、自給自足で農作業もできる嫁として娶ってくれないか(もちろん持参金はなしで)という美味しい夢を、「ふは、ありえないありえない」と渇いた笑いをしながら、見ているレベルなのだ。
現実は父がどうにかこうにか探してきた男性と見合い結婚しかないだろうとも思っている。
そんなルリアナに、どこにいるかもわからない呪われた性欲を持った人を探し当て、体を重ねて呪いを解けと。
父が政略結婚を持ってくる相手がその人だったという奇跡おきないかな…と現実逃避したくなったが、しかしそれとて何年後なのだ。
それまで性欲に苛まれ、1日1回、アレを出さないととんでもないことになる人を放置するのも、思い出してしまった以上、ルリアナの(いやティティリアの)良心が耐えられない。
つまり、婚前に処女を捨てるしかないのだ。
お相手が平民とか、諸々こだわらない人だったら、運良く、運良く結婚できる相手かもしれない。
今までの16年の異性に意識されない期間を振り返ってルリアナはその可能性が極めて低いことに絶望した。
「あぁああ、無理、むりぃ……っ」
「気がついたのか?」
「ひぃえええ?!」
ガチャリと救護室のドアが開いた。
飛び上がったルリアナの視線の先にいたのは、背の高い男だった。20代前半くらいだろうか。
ルリアナの大声に顔を顰めているが、パッとみただけでも目を奪われるような整った容姿の人だった。
白っぽい灰色の短髪に、髪よりグレーの強いきりりとした眉。鼻梁は高く、軟弱さの欠片もないような彫りが深い精悍な顔立ち。形の整った薄い唇はぎゅっと結ばれており、くっきりとした二重の藍色の瞳は視線が鋭い。
なんだか怒られているように思え、ルリアナは身をすくめた。
ズカズカとルリアナが上半身を起こしたベッドの横までやってきた彼は、突然、その白灰色の頭をバッと勢いよく下げた。
「申し訳なかった!」
ビリビリビリとルリアナの鼓膜が痺れた。
そんなにも大声だったか?とも疑問に思ったが、キィンと耳の奥が痺れている。
「君にぶつかったのは俺の馬なんだ。いつもはおとなしいやつで俺の言うことをよく聞くんだが、今日は突然走り出して静止も聞かなくて…」
「あ、う、い、いえっ、大丈夫です。大丈夫ですから声をもう少し小さくしていただけると……」
「ああ、これだと女性にはうるさいのか。ろくに話したことがないもので……これくらいならいいか?」
そっと優しく囁くような声量にしてくれた。
この人はいい人だ!とルリアナは即座に好意を覚えた。
貴族らしい美しさをやたら鼻にかけてこちらを馬鹿にしてくる横柄な近隣貴族ドラ息子たちに比べ物にならないくらい美形なのに、なんていい人だ。
そしていい声である。低くてじんわりと染み入るような。耳の奥にずっと残ってくすぐったい。
「確認なのだが、怪我は…平気だろうか?」
「ひゃ、あ、はっ、はい!」
「……申し訳ない。いきなり押しかけて不安にさせているか。俺はセドリス=ミュンアドラ。第二騎士団に所属している。この度は大変な無礼をした。妙齢の女性に怪我をさせるなど、いかようにも償いをさせてくれ」
「きっ、きしさまぁああ?!」
ルリアナの前で片膝を付き、深々と騎士の礼を取るセドリスという男にルリアナは唖然とした。
騎士なんてこの世界でだって騎士学校と厳しい訓練を受けてようやくなれる貴族エリート職である。
それも第二騎士団なんて武に優れた王弟直属のエリート集団で、つい先日も国境の少数民族との数ヶ月にわたる小競り合いを鎮圧して遠征先から凱旋帰国すると何かの新聞で見た。
田舎なのでその情報が古すぎるのかもしれないけれど。
「そんな、騎士様が、わ、私のような田舎者に…っ」
「いや民を守る騎士が一般市民に怪我をさせるなど決してあってはならない」
「……はわ……」
きりりとなんのてらいもなくそう言い切るセドリスに、ぽーっと見惚れてしまう。
耳触りの良すぎる声が、ふわふわした気分にさえさせた。
ポカンと馬鹿みたいに見上げていると、何を勘違いしたのかぐっと凛々しい眉根が寄った。
「君が望むなら馬も処分させよう。確かに主人の言うことを聞かない馬は危険だ」
「そんな!そんなことは必要ありません!」
ルリアナは告げられた申し出にぎょっとする。
「ご愛馬なのでしょう?!騎士にとって馬は命を預けられる大切な相棒と聞いてます。私はちょっとびっくりして自分で堀に落ちただけで馬は直接ぶつかっておりません。きっとこれはいけないと直前で減速してくれたのです。そんな賢い馬を処分だなんてそんな悲しいことを言わないでください!」
「…………ありがとう。君の優しい心根に感謝する」
「ひょえ…っ!」
しみじみと、深く息を吐くように告げられた感謝の言葉に、またしても、びびびびっと背筋が震え、耳の奥が痺れた。
流石におかしいと気がついた。
いくらこの人がとんでもなく美声だとしても、一言一言に体が反応しすぎである。
「あの子は騎士の叙勲を受けた時から、仔馬の頃からずっと一緒なんだ。俺の言うことをよく聞くいい子で、本当にこんなことは初めてで…殺さなくて済むなら…本当に、よかった。寛大な許し、心から感謝する」
「っ」
しみじみと言われたその言葉に、ルリアナは真っ赤になった。
もちろんセドリスの真摯な感謝と彼の見惚れるような淡い微笑みにどきりとしたのもある。
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