39 / 40
第二章
第39話
しおりを挟む
「わ、私……少し、考えたんです」
「うん? 何をだ?」
ノアリスは胸の奥を探るように、そっと言葉を紡ぐ。
「……妾妃様のことをイリエントから聞いたとき、胸が痛くなりました。陛下が彼女たちのもとへ向かわれる姿を想像したら……遠くへ行ってしまうようで、嫌で……。もしかしてこれは、『好き』ということなのだろうと……」
恐る恐る視線を上げると、カイゼルはわずかに目を瞬かせ──すぐに柔らかな微笑みへと変わった。
「……そうか」
「それに……貴方様に『好き』と言っていただいた時、とても……嬉しかったのです。私にそんな資格はないとわかっていますが、もし許されるなら……そばにいたいと思って」
ノアリスは膝の上で自分の手をぎゅっと握る。
その上から、温かく大きな手が重なった。
「ノアリス」
低く穏やかな声。胸の鼓動が跳ね上がる。
「俺も、もしノアリスが誰かの元へ行くと想像したら……嫌で仕方がない。それは、好きだからだ。きっと同じ気持ちだ」
「……同じ……」
その一言が心に沁み、胸の奥に広がる温もりが不安を溶かしていく。
「余計なことは考えなくていい。俺もただ、そなたのそばにいたい」
ノアリスは頬を赤らめ、小さく笑みを浮かべた。
「そもそも、そなたは俺の妻としてルイゼンへ連れてきた。資格なら誰よりもある」
「っ!」
「もちろん、あの時はフェルカリアから救うためでもあった。……だが本当は──初めて会った時から惹かれていた」
「え……?」
「知れば知るほど、守りたいと思った。だから……この先もずっと、俺に守らせてはくれないか」
頬に触れる手。導かれるように目が合い、逸らせない。
ノアリスはまだ不安を抱えていたが、彼に導かれるように、そっと頷いた。
「……ありがとう」
「……私のほうこそ」
俯こうとしたとき、彼の指先が唇に触れる。
不意の感触に胸が跳ね、視線が泳いだ。
「ノアリス、キスをしてもいいだろうか」
「キ、キス……っ?」
「ああ。キスしたい」
頬が熱くなる。
恐れよりも、その言葉が嬉しかった。
「っ、き、キスは……どうすれば……」
「怖くないなら、目を閉じてみて」
ごくりと唾を飲み、ぎこちなく目を閉じる。
「こ、こう……ですか?」
「ああ。上手だ」
気配が近づく。顎をそっと上げられ──柔らかな唇が触れた。
触れただけの唇はすぐに離れる。
あまりに一瞬で、それなのに鼓動はこんなにも速い。
「ノアリス、大丈夫か?」
囁くように気遣ってくれる声に、胸が震えた。
「はい、とても……優しいもの、ですね」
「はは。そうだな」
視線を逸らそうとしても、顎を支えられ、逃げられない。
真剣に見つめる瞳が熱を帯び、体中に広がっていく。
「もう一度、いいか」
「っ……」
迷う気持ちより、期待のほうが大きくなっていた。
小さく頷くと、再び唇が重なる。今度は少し長く、温度が伝わってくる。
「……ふ……っ」
かすかな吐息が混ざる。
指先に力が入り、彼の服をつかんでしまった。
「可愛いな」
離れた瞬間、熱のこもった声が耳をくすぐる。
ノアリスは顔を真っ赤にして、どうにか視線を逸らしたのだった。
思わず口元をほころばせたカイゼルは、真っ赤に染まった可愛らしいその顔に目を奪われていた。
こんなにも、愛らしい存在があるのか。
ちらりと向けられた視線。目が合った途端、ノアリスは慌てて逸らす。
「……可愛い」
「っ……お、おやめください……」
「好きだ」
「……もう、恥ずかしいです……」
段々と小さくなっていく声。
その手をそっと取って、指先を撫でる。愛しい人を前に、ただ夢中でいられるひとときだった。
――はずなのに。
不意に扉を叩く音が響き、空気が破られる。
「ノアリス様、失礼します」
イリエントの落ち着いた声が差し込んだ。
直後、短い舌打ちが響き、ノアリスはびくりと肩を揺らす。
目の前の彼は明らかに不機嫌そうに顔をしかめ、渋々といった様子で「……入れ」と吐き捨てた。
重々しく扉が開かれる。
イリエントが姿を見せた。
「――ああ陛下、やはりここに居ましたね。ブラッドリーが帰還しましたよ」
「知っている」
カイゼルが短く答えると、彼は少し眉を上げた。
「あら、ご存じでしたか。……それは失礼」
軽く肩をすくめたかと思うと、彼はちらりとノアリスに視線を移す。
「ところで――ノアリス様。お顔がずいぶん真っ赤ですが……医者を呼びましょうか?」
からかいを含んだ声音に、ノアリスは「っ……!」と慌てて両手で顔を隠そうとする。
しかしその前に、カイゼルが腕を伸ばし、自分の肩へと彼の頭をぐいと押し付けた。
「必要ない。出ていけ」
「はいはい」
イリエントは呆れたようにため息を洩らす。
「少し休憩されたら、ちゃんと政務に戻ってきてくださいよ」
半ば皮肉めいた声音を残して、彼は扉を閉めた。
部屋には再び静寂が落ちる。
カイゼルはノアリスの髪に指を滑らせながら、意地の悪い笑みを浮かべた。
「……もう誰も見ていない」
「っ、お、お忙しいのでしょう……? そろそろ、お戻りに……。ここまで、運んでくださって、ありがとうございます」
「いいんだ。俺がこうしたかった」
チュッと額に唇が触れる。
ノアリスの胸の中にあたたかいものがポポポッと芽生えたのだった。
「うん? 何をだ?」
ノアリスは胸の奥を探るように、そっと言葉を紡ぐ。
「……妾妃様のことをイリエントから聞いたとき、胸が痛くなりました。陛下が彼女たちのもとへ向かわれる姿を想像したら……遠くへ行ってしまうようで、嫌で……。もしかしてこれは、『好き』ということなのだろうと……」
恐る恐る視線を上げると、カイゼルはわずかに目を瞬かせ──すぐに柔らかな微笑みへと変わった。
「……そうか」
「それに……貴方様に『好き』と言っていただいた時、とても……嬉しかったのです。私にそんな資格はないとわかっていますが、もし許されるなら……そばにいたいと思って」
ノアリスは膝の上で自分の手をぎゅっと握る。
その上から、温かく大きな手が重なった。
「ノアリス」
低く穏やかな声。胸の鼓動が跳ね上がる。
「俺も、もしノアリスが誰かの元へ行くと想像したら……嫌で仕方がない。それは、好きだからだ。きっと同じ気持ちだ」
「……同じ……」
その一言が心に沁み、胸の奥に広がる温もりが不安を溶かしていく。
「余計なことは考えなくていい。俺もただ、そなたのそばにいたい」
ノアリスは頬を赤らめ、小さく笑みを浮かべた。
「そもそも、そなたは俺の妻としてルイゼンへ連れてきた。資格なら誰よりもある」
「っ!」
「もちろん、あの時はフェルカリアから救うためでもあった。……だが本当は──初めて会った時から惹かれていた」
「え……?」
「知れば知るほど、守りたいと思った。だから……この先もずっと、俺に守らせてはくれないか」
頬に触れる手。導かれるように目が合い、逸らせない。
ノアリスはまだ不安を抱えていたが、彼に導かれるように、そっと頷いた。
「……ありがとう」
「……私のほうこそ」
俯こうとしたとき、彼の指先が唇に触れる。
不意の感触に胸が跳ね、視線が泳いだ。
「ノアリス、キスをしてもいいだろうか」
「キ、キス……っ?」
「ああ。キスしたい」
頬が熱くなる。
恐れよりも、その言葉が嬉しかった。
「っ、き、キスは……どうすれば……」
「怖くないなら、目を閉じてみて」
ごくりと唾を飲み、ぎこちなく目を閉じる。
「こ、こう……ですか?」
「ああ。上手だ」
気配が近づく。顎をそっと上げられ──柔らかな唇が触れた。
触れただけの唇はすぐに離れる。
あまりに一瞬で、それなのに鼓動はこんなにも速い。
「ノアリス、大丈夫か?」
囁くように気遣ってくれる声に、胸が震えた。
「はい、とても……優しいもの、ですね」
「はは。そうだな」
視線を逸らそうとしても、顎を支えられ、逃げられない。
真剣に見つめる瞳が熱を帯び、体中に広がっていく。
「もう一度、いいか」
「っ……」
迷う気持ちより、期待のほうが大きくなっていた。
小さく頷くと、再び唇が重なる。今度は少し長く、温度が伝わってくる。
「……ふ……っ」
かすかな吐息が混ざる。
指先に力が入り、彼の服をつかんでしまった。
「可愛いな」
離れた瞬間、熱のこもった声が耳をくすぐる。
ノアリスは顔を真っ赤にして、どうにか視線を逸らしたのだった。
思わず口元をほころばせたカイゼルは、真っ赤に染まった可愛らしいその顔に目を奪われていた。
こんなにも、愛らしい存在があるのか。
ちらりと向けられた視線。目が合った途端、ノアリスは慌てて逸らす。
「……可愛い」
「っ……お、おやめください……」
「好きだ」
「……もう、恥ずかしいです……」
段々と小さくなっていく声。
その手をそっと取って、指先を撫でる。愛しい人を前に、ただ夢中でいられるひとときだった。
――はずなのに。
不意に扉を叩く音が響き、空気が破られる。
「ノアリス様、失礼します」
イリエントの落ち着いた声が差し込んだ。
直後、短い舌打ちが響き、ノアリスはびくりと肩を揺らす。
目の前の彼は明らかに不機嫌そうに顔をしかめ、渋々といった様子で「……入れ」と吐き捨てた。
重々しく扉が開かれる。
イリエントが姿を見せた。
「――ああ陛下、やはりここに居ましたね。ブラッドリーが帰還しましたよ」
「知っている」
カイゼルが短く答えると、彼は少し眉を上げた。
「あら、ご存じでしたか。……それは失礼」
軽く肩をすくめたかと思うと、彼はちらりとノアリスに視線を移す。
「ところで――ノアリス様。お顔がずいぶん真っ赤ですが……医者を呼びましょうか?」
からかいを含んだ声音に、ノアリスは「っ……!」と慌てて両手で顔を隠そうとする。
しかしその前に、カイゼルが腕を伸ばし、自分の肩へと彼の頭をぐいと押し付けた。
「必要ない。出ていけ」
「はいはい」
イリエントは呆れたようにため息を洩らす。
「少し休憩されたら、ちゃんと政務に戻ってきてくださいよ」
半ば皮肉めいた声音を残して、彼は扉を閉めた。
部屋には再び静寂が落ちる。
カイゼルはノアリスの髪に指を滑らせながら、意地の悪い笑みを浮かべた。
「……もう誰も見ていない」
「っ、お、お忙しいのでしょう……? そろそろ、お戻りに……。ここまで、運んでくださって、ありがとうございます」
「いいんだ。俺がこうしたかった」
チュッと額に唇が触れる。
ノアリスの胸の中にあたたかいものがポポポッと芽生えたのだった。
44
あなたにおすすめの小説
借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる
水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。
「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」
過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。
ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。
孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。
冷酷なアルファ(氷の将軍)に嫁いだオメガ、実はめちゃくちゃ愛されていた。
水凪しおん
BL
これは、愛を知らなかった二人が、本当の愛を見つけるまでの物語。
国のための「生贄」として、敵国の将軍に嫁いだオメガの王子、ユアン。
彼を待っていたのは、「氷の将軍」と恐れられるアルファ、クロヴィスとの心ない日々だった。
世継ぎを産むための「道具」として扱われ、絶望に暮れるユアン。
しかし、冷たい仮面の下に隠された、不器用な優しさと孤独な瞳。
孤独な夜にかけられた一枚の外套が、凍てついた心を少しずつ溶かし始める。
これは、政略結婚という偽りから始まった、運命の恋。
帝国に渦巻く陰謀に立ち向かう中で、二人は互いを守り、支え合う「共犯者」となる。
偽りの夫婦が、唯一無二の「番」になるまでの軌跡を、どうぞ見届けてください。
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
隠れオメガの整備士は自由になりたい。なのに暴走する最強騎士を身体を張って止めたら、運命の番だとバレて過保護な専属契約を結ばされました
水凪しおん
BL
※オメガバース設定。激しい戦闘描写や、執着攻めによるマーキング描写、軽度の性的な接触の描写がありますので、15歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
汚染された惑星を浄化する生体兵器『機装(ギア)』。
その搭乗者は優れた能力を持つ『アルファ』に限られ、彼らの精神を安定させる鎮静剤として『オメガ』が存在する世界。
整備士のエリアンは、オメガであることを隠し、ベータと偽って軍の最前線で働いていた。
オメガは道具のように扱われるこの社会で、自由を守るための必死の嘘だった。
だがある日、軍最強のエリートパイロット・クレイドの機装が暴走する事故に遭遇する。
死を覚悟して止めに入ったエリアンだったが、暴走する機体はなぜか彼にだけ反応し、沈静化した。
それは、隠していたオメガのフェロモンが、クレイドと強烈な『共鳴』を起こした瞬間だった。
「見つけた。俺の対になる存在を」
正体がバレたと戦慄するエリアンに対し、冷徹なはずのクレイドが向けたのは、処罰ではなく執着に満ちた熱い視線で……?
孤独なエリート騎士×身分を隠した健気な整備士。
星の命運と本能が交錯する、近未来SFオメガバース!
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる