13 / 25
雪城白雪の誕生日2
しおりを挟む
四月三十日、午前七時九分。枕元の電子音で目が覚め、半分まだ覚醒しない頭と手探りで携帯を手にする。メールでなく。着信。発信者は海の向こうの島国に居る友人。
「……もしもし」
「こんばんは、白雪ちゃん。寝てたでしょ?」
「……悪い……?」
「そんな不機嫌な声出さないでよ~。そろそろ起きなきゃいけない時間じゃないの?」
そう言われるとその通りなのであってぐうの音のも出ない。
「そっち……今、何時……?」
「夕方の七時。仕事ももうすぐ終わりだよ」
「君も大変……」
「まあね。でも楽しい事の方が多いから何とかやっていけてる。で、白雪ちゃんはどうなの? ライヴの方は? 背は伸びた?」
「それは言わない約束。……楽しくやってる。棗達も元気だし」
「そっか、今度は英国にも遊び来なよ」
「その予定……桃華、ありがと……」
「えへへ、なんで今電話したか、解ってるみたいだね」
「当たり前。何年一緒に居たと思ってる」
「うん! 二十歳のお誕生日、おめでとう。白雪ちゃん」
「うん。今日からお酒も解禁」
「白雪ちゃんはもう飲んでるじゃん……あ、もう切らないと。じゃ、頑張ってね!」
「……うん、桃華も」
「「Good-Bye」」
切れた携帯電話をしばらく見つめていたが、手櫛で髪を纏めながらのっそりと起き上がる。顔を洗いに、洗面所へ。午前七時三十四分。メール一件着。
『おはよう、雪城。元気か? 今日は例の場所でいいんだろ?少し遅れるかもしれないけど、絶対行くから。待ってて。二十歳のお誕生日、おめでとう。蒼崎聡俊』
携帯片手ににやにやと嬉しそうにしている、その顔が鏡に映っているのに気づき。誰も居ないとはいえ慌てて表情を変える。ジョギング用の服に着替えると、軽く走りに行くために家を出た。今日の講義は、午後から。だから午前中は自主トレに当てようと思っていた。走りこみも終わり、今度は学校用の服に着替えて家を出た。電車に乗っている途中で、ポケットの中の携帯が振動する。またメールが来たらしい。午前十時四十六分、メール一件着。
『おーっす、雪城。そっち晴れてんのか? 沖縄はマジあっちい。お前、今日誕生日だったな。一番に二十歳か。何か、羨ましいぞ。今日は行けねぇけど、夏休みにはゼッテー行くかんな。おめでとさん』
再び、ゆるみそうな頬を引き締める。差出人は、ちゃんと解っている。今は南の果ての島にいる友人。何より覚えていてくれたのが、嬉しかった。駅に着き、学校までの道のりをまったり歩く。日差しは暖かく、春の空は何処までも澄んで、青い。再び、携帯に着信。午前十一時四分、着信一件。
「もしもし」
耳に聞こえる、優しい声。
「……スピカ」
「おはよう」
「おはよ。学校は?」
「今、空き時間よ。白雪ちゃんは今日は午後からだったわよね?」
「うん、よく覚えている」
くすくす笑う声が、耳にくすぐったい。
「昨日、電話で話したじゃない」
「そうだっけ?」
「お誕生日、おめでとう」
「……ありがとう」
「どういたしまして。今、何処に?」
「学校に向かって歩いている」
「そうなの。お邪魔じゃなくてよかったわ」
「君が邪魔なわけない」
「ふふ、ありがとう。それでは、今夜また会いしましょう」
「うん、待っているから。楽器、忘れないで」
「はい。ちゃんと持ってきてあるわ」
「じゃ、勉強、頑張って」
「白雪ちゃんもね」
「それは耳に痛い」
「ふふ。じゃあね」
「うん」
ポケットに携帯を入れると、ちょうど学校前。そのまま、講義室ではなく屋外ステージへと向かう。荷物をベンチに乗せ、かるくアップをしているところに。
「ユッキー!」
聞きなれた声。顔を上げると遠くから走ってくるのが見える。
「おはよ、棗。君、授業中のはずじゃ」
息を切らすこともなく、棗もベンチに荷物を置く。
「起きたらさっきだったのさ」
嬉しそうに言う腐れ縁の肩を軽く叩きながら軽い小言を投げる。
「少しは真面目にやって。今回ばかりは私しかいないし、教えるのも限界があるのに」
そう言われた方も、素直に返事をしている。これからは、ひばりも、スピカも蒼崎も。誰も居ない。全ての成績の面倒は見てやれないのだ。暢気そうな棗の背中を見て、流石の白雪も軽くため息をつく。それから、二人で練習している途中で、ベンチの荷物の中からくぐもった電子音。
「……あ、やば。棗、ちょっとタイム!」
「りょーかーい」
荷物の山の中から、携帯を慌てて拾い上げる。着信一件。午前十一時二十一分。
「おはよう、白雪ちゃん」
「春朝、おはよ、どうした?」
「急用じゃないよ。今、駅についたんだけど。君、何処に居るの?」
「どこって、学校」
「成る程。で、電話に出ているってことは、講義中じゃないわけだね」
「当たり。駅って? 朝野駅?」
「違うよ」
そういって、春朝の口にする駅の名を聞いて開いた口が塞がらなかった。それは先程、自分が降りてきた駅だったから。
「って……君、何時の電車に乗ってきた……?」
「何時って、八時過ぎだけど?」
「私、てっきり夕方にでもくるのかと思ってた……」
「せっかく里帰りするんだしさ。そんなゆっくり行ったら勿体無いでしょ」
「それもそうかも。私、午前中は講義ないから今屋外ステージにいる」
「よし、じゃぁ、今から向うよ。じゃ、あたね」
電話を切った後しばらく携帯を見つめていたら、棗に声をかけられる。振り向いて、意地悪げに口端を上げてやった。
「ユッキー! まだ~?」
「……棗。今日の君は、春朝に怒られる」
「へ? ひばりん?」
「もう着いたって。こっち。今から来る、ここに」
その言葉をきいて。棗の顔から血の気が引く音が聞こえたような気がした。
「……ゆ、ユッキー……僕、今日は講義午後からってことで…」
「さて、どうしよう」
「ミスド二日分奢るよ!」
「……伍日」
「分かったって!」
大学生になっても。やはり従兄に怒られるのが怖いらしい。自分の出す条件もすんなりのんでいる。ベンチを離れようとした時。再び携帯に着信。今日はよく電話がなると思いつつ。着信相手をみて、少し、驚いたが電話に出る。着信一件。午前十一時二十八分。
「……よぉ」
「……初嵐。どうした、珍しい」
「別に。今日のことを確認しようと思ってな」
「……来られるわけ……? 忙しいんじゃない?」
「……約束だからな」
「……覚えてた?」
「俺は、約束を破るのも破られるのも嫌いなんだよ」
胸の中が熱くなる。まさか、コイツまで来るとは、思っても居なかった。
「ありがと……」
「……誕生日おめでとう」
「うん……ありがと……バンドあるからそれだけ忘れないで!」
「分ってるっつの。じゃ、六時に学校で」
「うん。待ってるから」
携帯を片手に、空を仰ぐ。青く澄んだ空は、手を伸ばしても届かない。でも、今なら届くような気がした。二十歳の誕生日には、みんなで会おうと約束し、それぞれへの道を進んだ。あれから、二年。一番乗りの、今日。みんなが覚えてくれていたのが、何よりのプレゼントなのだ。その幸せをかみしめる。そして、一生忘れないと、心でそっと誓う。地球の何処に居ても、自分達はずっと親友で戦友。痛みも、苦しみも、喜びもともに分ち合ったあの懐かしい日々をそっと思い起こしながら、白雪は誰もが等しく見上げられる空に、軽く手をあげた。
「……もしもし」
「こんばんは、白雪ちゃん。寝てたでしょ?」
「……悪い……?」
「そんな不機嫌な声出さないでよ~。そろそろ起きなきゃいけない時間じゃないの?」
そう言われるとその通りなのであってぐうの音のも出ない。
「そっち……今、何時……?」
「夕方の七時。仕事ももうすぐ終わりだよ」
「君も大変……」
「まあね。でも楽しい事の方が多いから何とかやっていけてる。で、白雪ちゃんはどうなの? ライヴの方は? 背は伸びた?」
「それは言わない約束。……楽しくやってる。棗達も元気だし」
「そっか、今度は英国にも遊び来なよ」
「その予定……桃華、ありがと……」
「えへへ、なんで今電話したか、解ってるみたいだね」
「当たり前。何年一緒に居たと思ってる」
「うん! 二十歳のお誕生日、おめでとう。白雪ちゃん」
「うん。今日からお酒も解禁」
「白雪ちゃんはもう飲んでるじゃん……あ、もう切らないと。じゃ、頑張ってね!」
「……うん、桃華も」
「「Good-Bye」」
切れた携帯電話をしばらく見つめていたが、手櫛で髪を纏めながらのっそりと起き上がる。顔を洗いに、洗面所へ。午前七時三十四分。メール一件着。
『おはよう、雪城。元気か? 今日は例の場所でいいんだろ?少し遅れるかもしれないけど、絶対行くから。待ってて。二十歳のお誕生日、おめでとう。蒼崎聡俊』
携帯片手ににやにやと嬉しそうにしている、その顔が鏡に映っているのに気づき。誰も居ないとはいえ慌てて表情を変える。ジョギング用の服に着替えると、軽く走りに行くために家を出た。今日の講義は、午後から。だから午前中は自主トレに当てようと思っていた。走りこみも終わり、今度は学校用の服に着替えて家を出た。電車に乗っている途中で、ポケットの中の携帯が振動する。またメールが来たらしい。午前十時四十六分、メール一件着。
『おーっす、雪城。そっち晴れてんのか? 沖縄はマジあっちい。お前、今日誕生日だったな。一番に二十歳か。何か、羨ましいぞ。今日は行けねぇけど、夏休みにはゼッテー行くかんな。おめでとさん』
再び、ゆるみそうな頬を引き締める。差出人は、ちゃんと解っている。今は南の果ての島にいる友人。何より覚えていてくれたのが、嬉しかった。駅に着き、学校までの道のりをまったり歩く。日差しは暖かく、春の空は何処までも澄んで、青い。再び、携帯に着信。午前十一時四分、着信一件。
「もしもし」
耳に聞こえる、優しい声。
「……スピカ」
「おはよう」
「おはよ。学校は?」
「今、空き時間よ。白雪ちゃんは今日は午後からだったわよね?」
「うん、よく覚えている」
くすくす笑う声が、耳にくすぐったい。
「昨日、電話で話したじゃない」
「そうだっけ?」
「お誕生日、おめでとう」
「……ありがとう」
「どういたしまして。今、何処に?」
「学校に向かって歩いている」
「そうなの。お邪魔じゃなくてよかったわ」
「君が邪魔なわけない」
「ふふ、ありがとう。それでは、今夜また会いしましょう」
「うん、待っているから。楽器、忘れないで」
「はい。ちゃんと持ってきてあるわ」
「じゃ、勉強、頑張って」
「白雪ちゃんもね」
「それは耳に痛い」
「ふふ。じゃあね」
「うん」
ポケットに携帯を入れると、ちょうど学校前。そのまま、講義室ではなく屋外ステージへと向かう。荷物をベンチに乗せ、かるくアップをしているところに。
「ユッキー!」
聞きなれた声。顔を上げると遠くから走ってくるのが見える。
「おはよ、棗。君、授業中のはずじゃ」
息を切らすこともなく、棗もベンチに荷物を置く。
「起きたらさっきだったのさ」
嬉しそうに言う腐れ縁の肩を軽く叩きながら軽い小言を投げる。
「少しは真面目にやって。今回ばかりは私しかいないし、教えるのも限界があるのに」
そう言われた方も、素直に返事をしている。これからは、ひばりも、スピカも蒼崎も。誰も居ない。全ての成績の面倒は見てやれないのだ。暢気そうな棗の背中を見て、流石の白雪も軽くため息をつく。それから、二人で練習している途中で、ベンチの荷物の中からくぐもった電子音。
「……あ、やば。棗、ちょっとタイム!」
「りょーかーい」
荷物の山の中から、携帯を慌てて拾い上げる。着信一件。午前十一時二十一分。
「おはよう、白雪ちゃん」
「春朝、おはよ、どうした?」
「急用じゃないよ。今、駅についたんだけど。君、何処に居るの?」
「どこって、学校」
「成る程。で、電話に出ているってことは、講義中じゃないわけだね」
「当たり。駅って? 朝野駅?」
「違うよ」
そういって、春朝の口にする駅の名を聞いて開いた口が塞がらなかった。それは先程、自分が降りてきた駅だったから。
「って……君、何時の電車に乗ってきた……?」
「何時って、八時過ぎだけど?」
「私、てっきり夕方にでもくるのかと思ってた……」
「せっかく里帰りするんだしさ。そんなゆっくり行ったら勿体無いでしょ」
「それもそうかも。私、午前中は講義ないから今屋外ステージにいる」
「よし、じゃぁ、今から向うよ。じゃ、あたね」
電話を切った後しばらく携帯を見つめていたら、棗に声をかけられる。振り向いて、意地悪げに口端を上げてやった。
「ユッキー! まだ~?」
「……棗。今日の君は、春朝に怒られる」
「へ? ひばりん?」
「もう着いたって。こっち。今から来る、ここに」
その言葉をきいて。棗の顔から血の気が引く音が聞こえたような気がした。
「……ゆ、ユッキー……僕、今日は講義午後からってことで…」
「さて、どうしよう」
「ミスド二日分奢るよ!」
「……伍日」
「分かったって!」
大学生になっても。やはり従兄に怒られるのが怖いらしい。自分の出す条件もすんなりのんでいる。ベンチを離れようとした時。再び携帯に着信。今日はよく電話がなると思いつつ。着信相手をみて、少し、驚いたが電話に出る。着信一件。午前十一時二十八分。
「……よぉ」
「……初嵐。どうした、珍しい」
「別に。今日のことを確認しようと思ってな」
「……来られるわけ……? 忙しいんじゃない?」
「……約束だからな」
「……覚えてた?」
「俺は、約束を破るのも破られるのも嫌いなんだよ」
胸の中が熱くなる。まさか、コイツまで来るとは、思っても居なかった。
「ありがと……」
「……誕生日おめでとう」
「うん……ありがと……バンドあるからそれだけ忘れないで!」
「分ってるっつの。じゃ、六時に学校で」
「うん。待ってるから」
携帯を片手に、空を仰ぐ。青く澄んだ空は、手を伸ばしても届かない。でも、今なら届くような気がした。二十歳の誕生日には、みんなで会おうと約束し、それぞれへの道を進んだ。あれから、二年。一番乗りの、今日。みんなが覚えてくれていたのが、何よりのプレゼントなのだ。その幸せをかみしめる。そして、一生忘れないと、心でそっと誓う。地球の何処に居ても、自分達はずっと親友で戦友。痛みも、苦しみも、喜びもともに分ち合ったあの懐かしい日々をそっと思い起こしながら、白雪は誰もが等しく見上げられる空に、軽く手をあげた。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる