アニマル怪談(10/26更新)

狂言巡

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 アカンアカン!
 愛鳥の言葉に皆は首を傾げる。「教えた覚えはないぞ」と思案する彼らはまだ気づかない。部屋から出てこない一家の末娘の首に、天井の隅から降りてきたリボンが巻き付いている事なんて。





 朝四時。隣家から聞こえる祈祷という名の奇声は聞こえず、明らかに泣いている声がした。一人暮らしだったはずだ、まさか誘拐? 通報を受けた警官が家に入ると、悲鳴が上がる。おかしな鳥が死んでいたらしい。





 害鳥の羽で作ったペンが購入者の許からあっという間に紛失した。ニュースにもなり、個々で自慢した者も少なくなかったので盗られたかと皆思ったが、ペンは製作者の躰に全て突き刺さった形で発見された。





 海外の言葉を流暢に話せるようになったが、代わりに慣れ親しんだ国の言葉を話せなくなる人が増えた。その人達はそうなってしまう前、目の前を白い鳥が横切るのを目撃していたという。 





 酒を持ち寄って夜明けまで飲んで騒ぐ奴らが居なくなって、代わりに鳥が集い出した。不思議な事に鳴かないし糞まみれにしない。うまかったな、あいつら。そんな囁きが聞こえるので、皆近づかない。
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