1 / 2
鳥
しおりを挟む
アカンアカン!
愛鳥の言葉に皆は首を傾げる。「教えた覚えはないぞ」と思案する彼らはまだ気づかない。部屋から出てこない一家の末娘の首に、天井の隅から降りてきたリボンが巻き付いている事なんて。
朝四時。隣家から聞こえる祈祷という名の奇声は聞こえず、明らかに泣いている声がした。一人暮らしだったはずだ、まさか誘拐? 通報を受けた警官が家に入ると、悲鳴が上がる。おかしな鳥が死んでいたらしい。
害鳥の羽で作ったペンが購入者の許からあっという間に紛失した。ニュースにもなり、個々で自慢した者も少なくなかったので盗られたかと皆思ったが、ペンは製作者の躰に全て突き刺さった形で発見された。
海外の言葉を流暢に話せるようになったが、代わりに慣れ親しんだ国の言葉を話せなくなる人が増えた。その人達はそうなってしまう前、目の前を白い鳥が横切るのを目撃していたという。
酒を持ち寄って夜明けまで飲んで騒ぐ奴らが居なくなって、代わりに鳥が集い出した。不思議な事に鳴かないし糞まみれにしない。うまかったな、あいつら。そんな囁きが聞こえるので、皆近づかない。
愛鳥の言葉に皆は首を傾げる。「教えた覚えはないぞ」と思案する彼らはまだ気づかない。部屋から出てこない一家の末娘の首に、天井の隅から降りてきたリボンが巻き付いている事なんて。
朝四時。隣家から聞こえる祈祷という名の奇声は聞こえず、明らかに泣いている声がした。一人暮らしだったはずだ、まさか誘拐? 通報を受けた警官が家に入ると、悲鳴が上がる。おかしな鳥が死んでいたらしい。
害鳥の羽で作ったペンが購入者の許からあっという間に紛失した。ニュースにもなり、個々で自慢した者も少なくなかったので盗られたかと皆思ったが、ペンは製作者の躰に全て突き刺さった形で発見された。
海外の言葉を流暢に話せるようになったが、代わりに慣れ親しんだ国の言葉を話せなくなる人が増えた。その人達はそうなってしまう前、目の前を白い鳥が横切るのを目撃していたという。
酒を持ち寄って夜明けまで飲んで騒ぐ奴らが居なくなって、代わりに鳥が集い出した。不思議な事に鳴かないし糞まみれにしない。うまかったな、あいつら。そんな囁きが聞こえるので、皆近づかない。
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
妹の初恋は私の婚約者
あんど もあ
ファンタジー
卒業パーティーで、第一王子から婚約破棄を宣言されたカミーユ。王子が選んだのは、カミーユの妹ジョフロアだった。だが、ジョフロアには王子との婚約が許されない秘密があった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる