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【番外編】飛鷹君の恋人
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引っ越し当時に持ち込まれた先輩の私服は全部襟付きで、制服やジャージの時のように、首元の一番上のボタンまで閉じて着ていた。あらゆる意味でストイックな本人を象徴するように、固く閉じられたボタンは外すのが結構大変で、焦って引き千切ってしまった事も何回かあった。基本怒られて時には泣かれた。それはそれで、まあ飛鷹としては良かった。
けれど最近はラフな服を好む飛鷹の影響もあってか、Tシャツなどを着る事も多くなり、今日もボートネックのカットソーにカーデガンという恰好だ。横に長くて前後に浅い舟底形の襟から見える肌が、滲んだように赤い。こんなものを他の雄に見せてやる義理はないので飛鷹は外出着にしないよう、どう説得するべきか悩んでいる。
けれど最近はラフな服を好む飛鷹の影響もあってか、Tシャツなどを着る事も多くなり、今日もボートネックのカットソーにカーデガンという恰好だ。横に長くて前後に浅い舟底形の襟から見える肌が、滲んだように赤い。こんなものを他の雄に見せてやる義理はないので飛鷹は外出着にしないよう、どう説得するべきか悩んでいる。
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