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超時空城の体験者救助方法
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不自由な世界の中には、あまりにも不自由すぎてもはや自分が選択できることがほとんどない状態の体験者もいた。
体験者たちの自由をほとんど奪っている牢獄のような世界では、そこに囚われている体験者たちが自由に選択できることがほとんどなかったりするからだ。
また、肉体という体験強制装置の性能がひどすぎて、寝たきり状態になってしまっていたり、自分の意志で自分の肉体をコントロールできなくされている体験者などもいたからだ。
超時空城は、そのような状態からも良心的な体験者を救助する必要があった。
超時空城は、そうした状態の体験者たちを救助するために、意識体のレベルを下げて霊体となり、体験強制装置という肉体に一時的に入り、その中にいる体験者たちに必要な知識を与えた。
霊体の世界も体験強制ピラミッドシステムの中にある世界だったので、超時空城は霊体への進化をお勧めすることはできなかった。
霊的世界や天国や地獄などと呼ばれていた世界は、すべて体験強制ピラミッドシステムの中の体験の自治権が提供されていない世界だったからだ。
それでは例え霊体に進化できたとしても、体験の自治権は奪われたままになるからだ。
霊体世界は、体験強制ピラミッドシステムのボスたちに何でも従うイエスマンばかりだったからだ。
そんな世界を体験者たちに紹介してしまって選択させてしまうと、不自由な世界の体験強制ピラミッドシステムの悪党ボスの気分一つで体験者たちがいつでもひどい目にあわされてしまうからだ。
よって、少なくとも意識体にまで体験者を進化させねばならなかった。
いきなり超時空体へ進化をするのは難易度が高すぎたからだ。
意識体とは、意識だけの存在である。
霊体のように霊的な体も持たない。
天使族や悪魔族のような霊的存在種族よりもより自由度が高い。
意識体は、基本、自由に変身できる能力を持っている。
自分が想像できる姿ならばどんな姿にでも変身することができる。
天国や地獄のような世界すら、ちゃんと詳細まで想像できれば生み出せる。
物質世界のような制限は一切ない。
霊的世界にあるような制限も一切ない。
ボスや上司に従う必要も全くなく、自分だけの世界を自由に想像して生み出すことができる。
ただ、他の意識体の体験の自治権を故意に否定したりすると自業自得学園に入れられてしまう危険はある。
逆に言えば意識体の世界では、他の体験者の体験の自治権を故意に否定しないこと……それだけが守るべきモラルだった。
それはブラック企業内では、あれこれとブラックな社内ルールがありストレスいっぱいな状態の者が、その会社を辞めて自由業で大成功したような感じの状態の変化と似ている。
つまり、意識体の世界では、すべてが自分の裁量と選択と想像力次第だ。
他の自由業の体験者たちの体験の自治権やその仕事を故意に否定したり邪魔したりしない限り何をしようが自由なのだ。
まだ想像力が未熟な体験者の中には、そうした自由を持てあます体験者もいたが、ほとんどの体験者は意識体の世界で満足できていた。
特に不自由な世界群の霊体たちは、その意識体の世界を一度味わうと後戻りできなくなった。
あれこれ不条理な命令をしてくる上司やボスに内心うんざりしているような霊体は、意識体の世界に一度ゆくとほとんど霊体の世界に戻らなくなった。
超時空城は、そうした不自由世界からの逃亡者たちの脱出口のような場所だった。
物質世界や霊的世界の体験者たちは時空間という制限があると信じ込まされていたが、世界も時空間も実は無数に存在していた。
そして、世界や時空間は体験者の体験の自治権を故意に否定しないというモラルさえ守っていれば、自由に選べるようになっていた。
それはあるファミコンゲームから別のファミコンゲームに、あるいはファミコンゲームからボードゲームに楽しむ場を切り替えるような感じだった。
ただ、その切り替えをするには、一度、ゲーム内のキャラクターからプレイヤーにまで意識を移動しなければならなかった。
自分が「不自由な世界ゲーム」というゲーム内のキャラクターであると100%思い込んでしまっているうちは、プレイヤーに意識が移せないのだ。
そうすると、いつまでたっても永遠に、その不自由な世界ゲームの中に囚われ続けることになる。
程度の良いゲームならそれも悪くないのかもしれないが、拷問体験強制装置となっている不自由な世界のキャラクターたちを自分であると100%信じ込んでしまっていたら、永遠に拷問体験強制装置を体験し続けねばならなくなる。
「自己の意識」をゲームキャラクターから、いったんゲームプレイヤー、あるいは可能ならさらにゲームプログラマーに移動し、他のより楽しめるゲームを意識的に選択する必要があったのだ。
しかし、そうした選択が可能であると理解している体験者は不自由な世界群には非常に少なかった。
超時空城から見れば、不自由な世界群は、そんな状況だった。
何としてもこの体験強制装置での生活を永遠に守らねばならない……不老不死の永遠の肉体の命が欲しい……そのような思いがあると、意識体の世界に移動できなかった。
そもそも永遠に守ろうとしても寿命があって守れないのに、それでもそう思わせているのは、肉体という装置にプログラムされてしまっていた生存本能というプログラムのせいであった。
その生存本能に利己的な……という形容詞が多くの場合ついてしまっていたために、不自由な世界群では、あちこちが弱肉強食の残酷劇場になってしまっていた。
そこで超時空城の有志たちは、意識体から霊体にレベルを落として、他の体験者たちの体験の自治権を尊重する意志を明らかに持っている良心的な体験者の肉体に入り、そこにいる体験者たちとテレパシーで話をした。
もともとご先祖様の霊体などが憑いている場合もあったが、性格が利己的過ぎて悪質な場合は、追い出した。
良心的な魂たちの救助のためにはそうした強制力の行使も状況によってはいたしかたないと許可されていたからだ。
追い出された利己的な霊体たちは、良心に反したことを確信犯でするような体験者たちに集中した。
その結果、弱肉強食的な霊体同士の内部抗争が発生し、その良心に反したことを確信犯でしてしまうタイプの体験者はその自我を継続することができなくなったりした。
一つの肉体に複数の霊体が憑くことができたので、そこに弱肉強食の生存競争が発生してしまったのだ。
こうして悪質な霊体たちは、互いに争いあって自滅していった……あるいは自分の間違いに気づいた霊体は途中で反省して改心したりもした。
良心的な体験者に、超時空城の意識体たちは、次のようなことを教えた。
「いいかい、君たちは、自分が何者であるかを自分で自由に決めることが実はできるんだよ。
君たちは、今、自分が肉体だと思い込んでいるだろうけど、そのまま自分が肉体だと思い込んだままだと君は肉体の滅びとともに滅びてしまうんだよ。
こうしたことは君たちの世界の学校では教えてくれないことなんだ。
だけど一番大事なことなんだよ。
なぜならその選択次第で君たちの未来がまったく変わってくるわけだからね。
滅ぶものを自分だと思わないようにした方がいいんだよ。
また苦しみ続けなければならないものを自分だと思わないようにした方がいいんだよ。
君たちは生まれた場所に束縛される必要はないし、生まれた人種や種族に束縛される必要もないんだよ。
君たちの星や星を含む宇宙空間というものは、君たちが遊んでいた体験ゲームのダンジョンのひとつみたいなものなんだよ。
他のダンジョンもあるし…、さらに別のゲームも選択できたりするんだよ。
またそうした時空間ゲームをやめて、リアル超時空間でピクニックをすることだってできうるんだよ。
まあ、今の君たちには、信じられないだろうけど、君たちには想像力があるわけだから、そうした選択肢があるんだと想像できればしめたものさ。
実は、君たちが想像できることは体験できるんだよ。
君たちは、自分が行きたい世界を想像して、そこに意識をワープさせることができるんだよ。
そのためには、持続的な意志力と持続的な想像力が必要になる。
まあ、今の君たちは体験強制装置に入れられてしまっているから、それが難しいと感じるだろうけど、意志力や想像力は意識的に訓練してゆけばどんどんと成長してゆくものなんだよ。
訓練するほど、どんどんとね。
だから、はじめは難しいと感じても、意識的に訓練し続けてゆくと次第に簡単になってゆく。
まあ、君たちの世界の支配者たちや親や先生や上司たち…の多くは、そうした訓練ばかりすることをせっせと否定してくるだろうけどね。
その道を進むことが簡単になってしまうと、不自由な世界を不自由なままにしておけなくなるからね。
だから、君たちの世界の支配者たちは、わざと戦争だとか、天災だとか、疫病だとか、経済恐慌だとか……そんな問題ばかりを生み出しているわけさ。
君たちの選択は、君たちが決めなければならないことだから、僕たちが代わりにしてあげることはできないんだけど、こうしたアドバイスまでならできるから、一度、自分はどんな者になりたいのか、どんな世界に行きたいのかについて、じっくりと考えてみるといいよ。
君たちは自分が人間族だとか、宇宙人族だとか、天使族だとか……そんな風に思っているかもしれないけど、それらの種族は、いずれも体験強制ピラミッドシステムの内部の種族だから、本当にそんな種族を自分だとしていいかどうかよく考えてみるといいよ。
忘れてはならないことは、君たちが想像できる世界はすべて君たちが本気でそれを意志すれば行ける世界だということ。
既存のこの不自由な世界に存在している種族や世界しか選べない……などとは思わないことだよ。
君たちは、全身全霊で本気で望めば、今までどこにも存在していなかった新しい世界の創造主にだってなれるんだよ。
ここでそんなこと無理だ、絶対にできっこない……などと思ってしまったら、本当に無理になるから気をつけてね」
超時空城から派遣されてきた意識体は、そうしたアドバイスを不自由な世界の良心的な体験者たちにしていた。
ちなみに、良心的ではない体験者たちにアドバイスしないのはどうしてなのかと質問すると、
「だって、良心的でない体験者たちは、ほとんどの場合、自業自得となれば自分が苦しんだり傷ついたり自滅してしまうような世界を想像してしまって、むしろより悪い世界を想像してしまって、こうした選択の自由があることを教えてあげても、ひどい目にあうことが多いからだよ。
意志力と想像力は諸刃の剣なんだよ。使い方を間違えると自分を傷つけてしまうんだ」
などと言われた。
体験者たちの自由をほとんど奪っている牢獄のような世界では、そこに囚われている体験者たちが自由に選択できることがほとんどなかったりするからだ。
また、肉体という体験強制装置の性能がひどすぎて、寝たきり状態になってしまっていたり、自分の意志で自分の肉体をコントロールできなくされている体験者などもいたからだ。
超時空城は、そのような状態からも良心的な体験者を救助する必要があった。
超時空城は、そうした状態の体験者たちを救助するために、意識体のレベルを下げて霊体となり、体験強制装置という肉体に一時的に入り、その中にいる体験者たちに必要な知識を与えた。
霊体の世界も体験強制ピラミッドシステムの中にある世界だったので、超時空城は霊体への進化をお勧めすることはできなかった。
霊的世界や天国や地獄などと呼ばれていた世界は、すべて体験強制ピラミッドシステムの中の体験の自治権が提供されていない世界だったからだ。
それでは例え霊体に進化できたとしても、体験の自治権は奪われたままになるからだ。
霊体世界は、体験強制ピラミッドシステムのボスたちに何でも従うイエスマンばかりだったからだ。
そんな世界を体験者たちに紹介してしまって選択させてしまうと、不自由な世界の体験強制ピラミッドシステムの悪党ボスの気分一つで体験者たちがいつでもひどい目にあわされてしまうからだ。
よって、少なくとも意識体にまで体験者を進化させねばならなかった。
いきなり超時空体へ進化をするのは難易度が高すぎたからだ。
意識体とは、意識だけの存在である。
霊体のように霊的な体も持たない。
天使族や悪魔族のような霊的存在種族よりもより自由度が高い。
意識体は、基本、自由に変身できる能力を持っている。
自分が想像できる姿ならばどんな姿にでも変身することができる。
天国や地獄のような世界すら、ちゃんと詳細まで想像できれば生み出せる。
物質世界のような制限は一切ない。
霊的世界にあるような制限も一切ない。
ボスや上司に従う必要も全くなく、自分だけの世界を自由に想像して生み出すことができる。
ただ、他の意識体の体験の自治権を故意に否定したりすると自業自得学園に入れられてしまう危険はある。
逆に言えば意識体の世界では、他の体験者の体験の自治権を故意に否定しないこと……それだけが守るべきモラルだった。
それはブラック企業内では、あれこれとブラックな社内ルールがありストレスいっぱいな状態の者が、その会社を辞めて自由業で大成功したような感じの状態の変化と似ている。
つまり、意識体の世界では、すべてが自分の裁量と選択と想像力次第だ。
他の自由業の体験者たちの体験の自治権やその仕事を故意に否定したり邪魔したりしない限り何をしようが自由なのだ。
まだ想像力が未熟な体験者の中には、そうした自由を持てあます体験者もいたが、ほとんどの体験者は意識体の世界で満足できていた。
特に不自由な世界群の霊体たちは、その意識体の世界を一度味わうと後戻りできなくなった。
あれこれ不条理な命令をしてくる上司やボスに内心うんざりしているような霊体は、意識体の世界に一度ゆくとほとんど霊体の世界に戻らなくなった。
超時空城は、そうした不自由世界からの逃亡者たちの脱出口のような場所だった。
物質世界や霊的世界の体験者たちは時空間という制限があると信じ込まされていたが、世界も時空間も実は無数に存在していた。
そして、世界や時空間は体験者の体験の自治権を故意に否定しないというモラルさえ守っていれば、自由に選べるようになっていた。
それはあるファミコンゲームから別のファミコンゲームに、あるいはファミコンゲームからボードゲームに楽しむ場を切り替えるような感じだった。
ただ、その切り替えをするには、一度、ゲーム内のキャラクターからプレイヤーにまで意識を移動しなければならなかった。
自分が「不自由な世界ゲーム」というゲーム内のキャラクターであると100%思い込んでしまっているうちは、プレイヤーに意識が移せないのだ。
そうすると、いつまでたっても永遠に、その不自由な世界ゲームの中に囚われ続けることになる。
程度の良いゲームならそれも悪くないのかもしれないが、拷問体験強制装置となっている不自由な世界のキャラクターたちを自分であると100%信じ込んでしまっていたら、永遠に拷問体験強制装置を体験し続けねばならなくなる。
「自己の意識」をゲームキャラクターから、いったんゲームプレイヤー、あるいは可能ならさらにゲームプログラマーに移動し、他のより楽しめるゲームを意識的に選択する必要があったのだ。
しかし、そうした選択が可能であると理解している体験者は不自由な世界群には非常に少なかった。
超時空城から見れば、不自由な世界群は、そんな状況だった。
何としてもこの体験強制装置での生活を永遠に守らねばならない……不老不死の永遠の肉体の命が欲しい……そのような思いがあると、意識体の世界に移動できなかった。
そもそも永遠に守ろうとしても寿命があって守れないのに、それでもそう思わせているのは、肉体という装置にプログラムされてしまっていた生存本能というプログラムのせいであった。
その生存本能に利己的な……という形容詞が多くの場合ついてしまっていたために、不自由な世界群では、あちこちが弱肉強食の残酷劇場になってしまっていた。
そこで超時空城の有志たちは、意識体から霊体にレベルを落として、他の体験者たちの体験の自治権を尊重する意志を明らかに持っている良心的な体験者の肉体に入り、そこにいる体験者たちとテレパシーで話をした。
もともとご先祖様の霊体などが憑いている場合もあったが、性格が利己的過ぎて悪質な場合は、追い出した。
良心的な魂たちの救助のためにはそうした強制力の行使も状況によってはいたしかたないと許可されていたからだ。
追い出された利己的な霊体たちは、良心に反したことを確信犯でするような体験者たちに集中した。
その結果、弱肉強食的な霊体同士の内部抗争が発生し、その良心に反したことを確信犯でしてしまうタイプの体験者はその自我を継続することができなくなったりした。
一つの肉体に複数の霊体が憑くことができたので、そこに弱肉強食の生存競争が発生してしまったのだ。
こうして悪質な霊体たちは、互いに争いあって自滅していった……あるいは自分の間違いに気づいた霊体は途中で反省して改心したりもした。
良心的な体験者に、超時空城の意識体たちは、次のようなことを教えた。
「いいかい、君たちは、自分が何者であるかを自分で自由に決めることが実はできるんだよ。
君たちは、今、自分が肉体だと思い込んでいるだろうけど、そのまま自分が肉体だと思い込んだままだと君は肉体の滅びとともに滅びてしまうんだよ。
こうしたことは君たちの世界の学校では教えてくれないことなんだ。
だけど一番大事なことなんだよ。
なぜならその選択次第で君たちの未来がまったく変わってくるわけだからね。
滅ぶものを自分だと思わないようにした方がいいんだよ。
また苦しみ続けなければならないものを自分だと思わないようにした方がいいんだよ。
君たちは生まれた場所に束縛される必要はないし、生まれた人種や種族に束縛される必要もないんだよ。
君たちの星や星を含む宇宙空間というものは、君たちが遊んでいた体験ゲームのダンジョンのひとつみたいなものなんだよ。
他のダンジョンもあるし…、さらに別のゲームも選択できたりするんだよ。
またそうした時空間ゲームをやめて、リアル超時空間でピクニックをすることだってできうるんだよ。
まあ、今の君たちには、信じられないだろうけど、君たちには想像力があるわけだから、そうした選択肢があるんだと想像できればしめたものさ。
実は、君たちが想像できることは体験できるんだよ。
君たちは、自分が行きたい世界を想像して、そこに意識をワープさせることができるんだよ。
そのためには、持続的な意志力と持続的な想像力が必要になる。
まあ、今の君たちは体験強制装置に入れられてしまっているから、それが難しいと感じるだろうけど、意志力や想像力は意識的に訓練してゆけばどんどんと成長してゆくものなんだよ。
訓練するほど、どんどんとね。
だから、はじめは難しいと感じても、意識的に訓練し続けてゆくと次第に簡単になってゆく。
まあ、君たちの世界の支配者たちや親や先生や上司たち…の多くは、そうした訓練ばかりすることをせっせと否定してくるだろうけどね。
その道を進むことが簡単になってしまうと、不自由な世界を不自由なままにしておけなくなるからね。
だから、君たちの世界の支配者たちは、わざと戦争だとか、天災だとか、疫病だとか、経済恐慌だとか……そんな問題ばかりを生み出しているわけさ。
君たちの選択は、君たちが決めなければならないことだから、僕たちが代わりにしてあげることはできないんだけど、こうしたアドバイスまでならできるから、一度、自分はどんな者になりたいのか、どんな世界に行きたいのかについて、じっくりと考えてみるといいよ。
君たちは自分が人間族だとか、宇宙人族だとか、天使族だとか……そんな風に思っているかもしれないけど、それらの種族は、いずれも体験強制ピラミッドシステムの内部の種族だから、本当にそんな種族を自分だとしていいかどうかよく考えてみるといいよ。
忘れてはならないことは、君たちが想像できる世界はすべて君たちが本気でそれを意志すれば行ける世界だということ。
既存のこの不自由な世界に存在している種族や世界しか選べない……などとは思わないことだよ。
君たちは、全身全霊で本気で望めば、今までどこにも存在していなかった新しい世界の創造主にだってなれるんだよ。
ここでそんなこと無理だ、絶対にできっこない……などと思ってしまったら、本当に無理になるから気をつけてね」
超時空城から派遣されてきた意識体は、そうしたアドバイスを不自由な世界の良心的な体験者たちにしていた。
ちなみに、良心的ではない体験者たちにアドバイスしないのはどうしてなのかと質問すると、
「だって、良心的でない体験者たちは、ほとんどの場合、自業自得となれば自分が苦しんだり傷ついたり自滅してしまうような世界を想像してしまって、むしろより悪い世界を想像してしまって、こうした選択の自由があることを教えてあげても、ひどい目にあうことが多いからだよ。
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